南端パンティー連呼島

テレビマンの南島エッセイ

x1114 明日は華

2025-02-14 13:25:03 | 日記

 
そして、人生の大海原、舵の取り方次第で、己の未来形は思いのまま。
しかし人々は、先輩の歩んだ人生、位置づけを参考として人生航路を航海。
人それぞれ、目指す分野や人生に、夜空に輝く星の如く、目標とする先人が居る事でしょう。
何時までも、人生航路の人生灯台として、目標にされる立派な人間になろうではないか。
群れ星の中、ひときわ輝く星になろうではないか。
80年前、遥か南の小島で動き出したこの鼓動。
嘘のような魔法の箱物語を求めた60年間。
常に夢一杯、幸せ一杯の人生を送る事が出来ました。
ひかる少年の求めた魔法の箱、単なるテレビにとどまらず、素晴らしい幸せの宝箱だったのです。
今の少年なら、月に別荘を建て、どでかい花火を打ち上げ眺めてやる、といった壮大な夢を持てば、結果は50年後に出る事でしょう。
昭和30年代、時代の求める流れも加味したかと思いますが、若者達が未曾有の勢いで都会へ集中して行きました。
当時、若者達のロマンを駆り立てる要因は、何んだったのか、と考えると、あのクラーク博士の「大志を抱け!」メッセージに行き当たります。
豊かな時代になったからとて、燃えたぎる若者の情熱は不変。
ひかるは幸いにも、少年の夢を思い通り実現出来ました。
自分なりに学び得た多くの教訓から、今こそ若き力を奮い立たせる、令和の語録が必要ではないかと、あえて遥か南の小島より熱きメッセージを送ります。

人生の 喜怒哀楽に ロマンあり!
若者よ! 思い残すな 明日は華。
貴方には 誰にも盗られない 知恵がある。
貴方には 誰にも止められない 鼓動がある。
これしかない!
己の人生ドラマ ロマンを持て!
そして、
 命を張れ!
 命を張れ!

 


x1113 幸せの鼓動

2025-02-14 13:22:01 | 日記


一人一人平等に与えられた、この莫大な鼓動エネルギーと、尽きる事のない知財を最大限に引き出し、己の目標を真剣に求める、情熱的な生き方。
脳いっぱいに詰め込まれた、溢れ出んばかりの人生のアルバムで、老後を楽しみ、周りに幸せエネルギーを放射出来る生き方。
振り返った時、後悔は ない!
これしか なかった! と言い切れる人生。
これこそ、幸せの鼓動、と言えるのではないだろうか。
そして、油面の海が、雄叫びをあげ、暴れ狂う海に変化するが如く、我々の人生においても、厳しく辛い時期もあり。
決して、平穏無事で終りません。
夢が大きければ大きい程、理想が高ければ高い程、苦労は付き物。
高く険しい登山、直線登山では、息切れ必定。
いろは坂登山になるかと思いますが、夢が大き過ぎ、理想が高過ぎ、いろは坂人生もやむなし。
考え方、目標さえしっかりしていれば、決して、到達不可能という事は、ありません。
平和な飽食時代、食うに事欠く話や街頭テレビの話など、時代錯誤もはなはだしい、と言われるかも知れませんが、たった50年前の話。
人は皆、懸命に仕事を覚え、結婚。子供が出来てからは、育児や教育問題等に追われ、
人生にターボが付いたのではないかと思われる加速。
これから社会人となる人達は、いま一度考えてみる必要があるのではないだろうか。
過疎の島から上京、二十歳で夢を語り貫き通した親友と二人。
青春時代の楽しい思い出を肴に飲み干す、夢涙汗の味わい酒。
一人でも多くの若者達が、夢を貫き、夢涙汗酒、飲み乾せん事を願っています。
アリ家族 明日を夢見て 蓄える!
カラスとて無い知恵絞り 生きて行く!
人の道 無駄にはすまい この知財!
人の道 無駄にはすまい この鼓動!


  1112 伝説

2025-02-14 01:13:40 | 日記


2百年前の伝説ですが、この島のある男が、くり舟で遭難し遥か南方の無人島へ漂着。
半年後、夢に出てきた神様のお告げを頼りに海へ出ると、黄色いサメが、又間へ入り込み、背ビレに捕まると、そのまま北上。
一昼夜かけ、元の島にたどりついた、という伝説があります。
法事も済ませた後での男の帰還に、島中大騒ぎで、話は広まり、男は琉球王朝へ呼び出され、詳細を報告。
多良間真牛(たらまもーしー)の伝説として、日本の伝説沖縄編に、しっかり位置づけされており、素晴らしい掛け軸と、当時の状況を克明に記述した古文書が今に残されています。
ジュゴンに助けられた伝説は、北欧諸島にあるとのことですが、サメに助けられた伝説は、どこにもないとのことで、国内外より、民話伝説等の研究者が、調査にくる貴重な物語です。
何を隠そう、この話は、わがひかる家に代々伝わる伝説で、掛け軸に使われた色や図柄などの調査結果から、描写の技法は、琉球王朝の絵に源流があり、色は当時の八重山地区では出せない、島では作れない、紛れもなく琉球王朝より、贈られた物だとの事。
琉球王朝の風は、南の島のひかる家にまでささやかに訪れ、わが家は、由緒ある家柄でした。
そしてひかるは、サメに助けられた伝説、五代目の子孫。
末代まで、サメを傷つけてはいけない!
食してはいけない!という家訓があり、サメを神様として崇め、供物を絶やしたことがありません。
なにげなく仲間と酒を酌み交わし、注ぎつ注がれ、フカのヒレ酒だと言われ、急いで戻しましたが、後の祭り。
翌日は、飲み過ぎたのか祟りなのか、1日中頭痛がしていました。
ご先祖様に陳謝! 陳謝!
(多良間真牛の伝説は、平成5年2月26日付け中日新聞、3月29日付け東京新聞に、日本版ロビンソン、クルーソー物語として、大きな紙面で、取り上げられました)

 


 1110 夢こよみ

2025-02-14 01:07:51 | 日記


子供の頃、日めくり暦でしたがこの暦、不思議と夢が詰っていた事を思い出します。
誕生日や夏休み迄あと何枚かと、1枚1枚めくる楽しみ。
夏休みが日1日と過ぎ、宿題の重みがヒタヒタと乗しかかり焦る日々。
年末には、ほんのチョッピリと薄くなった暦をめくり、お年玉までもういくつ寝ると、とウキウキ。
そして一年間の反省。
元旦には、分厚く真新しいページをめくり、新学年や今年1年間の夢を見る。
昔の子供達は暦をめくり、知らず知らず日1日を重ねる意味。
夢が積み重ねられていたのです。
日めくり暦、今の若者達にもぜひ利用し、常に夢を膨らませ続けて欲しいものです。
そして、夢を追い求め、40年が過ぎた今、人間は、パンのみに生きるものではない事が、本心から理解できるようになりました。
貧しくても、夢のある人生、自分の考えた通りに生きられる人生が最高の人生で、夢のない、老いを待つばかりの人生は、最大の苦痛なのです。
夢を展開し、これが自分の歩んで来た道だ! ドラマだ! とはっきり言える生き方。
そして、老後の人生を楽しめる生き方こそが、大事ではないだろうか。
最近20代後半の独身女性と話す機会があり、数年間も交際続行中の恋人がいるにもかかわらず、どうしても結婚に踏み切れない、との事。
訳を聞くと、これと言った欠点もなく、嫌いと言う訳ではない。
しかし、夢が無い。
会う度に、仕事の不満や世の不平を聞かされ、この男の不平不満に、生涯付き合わされるのかと思うとうんざり。
どうしても付いて行く気分になれないとの事。

 


 1109 己の主役ドラマ

2025-02-14 01:04:47 | 日記


そして、少年の求めた魔法の箱は、当時の状況下、あまりにも大きな夢でした。
好奇心旺盛なひかる少年は、諦める事なく、心に秘めて上京するにも、三千円の家賃さえ遅れがち。
オーバーが買えない、初めての冬、「沖縄だってね~、死んだ亭主のオーバーだから、着な、家賃は出世払いでいいよ!」と励まし、慰めてくれた大家のおばちゃん。
オーバーを着た時、湯気が出る程、ぽかぽか暖かかったのは、忘れられません。
トラックの助手時代、寮費は心配するな、と声をかけてくれた社長。
卒業時、「決して悪いようにはしない、我が社に留まれ!」、と言われましたが、どうしても、テレビの世界を求めたいと、丁重に断りました。
苦しい中で初めて鼓動に触れ、自分にとっては、夢を追い続けるしかない!
たとえ、苦しみが続こうとも、進むしかない、と言い聞かせ、自らの手で、全国へ映画を放送した時、思わず流れ出た、歓喜の涙は、生涯忘れられません。
そして、人は誰でも、夢を見ます。
夢があるから、喜びがあるんです。
初詣の人出に、大勢の人達が幸せを願い、夢を追い求めている姿が見られますが、神に祈るだけで、夢は実現しません。
幸せにも、なれません。
では、幸せとは、何んだろうか。
やはり40年を通した中から、夢を、己のドラマ、ロマンとして展開した人生を体験する事が、幸せの一番大事な要素ではないだろうか。
小さな夢でも、それを追い求め、努力するからこそ、汗や涙に価値があり、己のドラマとして、展開す事が、幸せの出発点で、体験をした結果として、幸せが感じられるのではないだろうか。
まぐれや奇跡を当てにしているような人生では、あまりにも心細い話でしょう。