little sweet

うちの犬チワワのクリスティーナと元盲導犬の三太、そしてワンダフルドックスの預かり犬との日々。

「神奈川県動物保護センターを見学しよう」に参加しました。その2.

2017-02-20 | 日記

センター見学会の続きです。


保護犬舎の個室

保護直後の犬や、探していた飼主さんからの連絡が
ありお迎え待ちの犬。




さらに小さい個室は主に小型犬がいました。
センターでは、「コイヌ」とよんでいました。
赤ちゃんなのかな?と思ったら小型犬の意味。




前回の7日間の大部屋保護犬舎から最終日に
行く場所、処分室。

操作室ここから入ります。



操作する機械。



近くに寄ってみましょう。



上から二段目の左がガスを注入するボタンなのかな。
処分起動って書いてある。





機械の上に、手順のながれが図解してありました。



全ては、機械の操作のみで行われます。




次の扉をはいると、処分機があります。




前から見てみます。



今は使用してはいません。

処分機を見せてくれる施設は大変めずらしいとのこと。


なぜ、窓がついているの?
ガス注入後にも息絶えなかった犬がたまにいるそうです。
ここから出して確実に殺します。




ガスは、二酸化炭素(炭酸ガス)ですから、
職員さんが窓をあけても人に害があるわけではないそうです。


処分機の前にある看板。



7日間を過ごすことなく死んだ犬は、
ビニール袋にいれて冷凍室で焼却まで保管したそうです。


ここは、焼却炉の跡。
すでに撤去されています。
現在は物置になっています。

でも、この黒いススは当時の償却の跡。



ガス室で処分された犬は、機械的に持ち上げられ
焼却炉の上に移動して、底が開きに炉の中に落とされて焼却されます。


繰り返しますが、ここの保護センターでは現在使用されていません。






犬のみの数字です。

今年度の(平成28年度)センターでの

保護犬数 迷い犬捕獲    379匹
     飼主による放棄   95匹
     飼主によるお迎え 181匹

センター残留頭数        293匹




迷い犬捕獲 平成17年 964匹  (100.0%として)
      平成26年 420匹   ( 43.6%  )


飼主持込み 平成17年 459匹 (100.0%として)
      平成26年  88匹  ( 19.2%  )



保護センターでは、第3金曜日に犬猫の譲渡会を開催しています。
譲渡対象の犬に赴任去勢手術をして
終生飼育を条件に譲渡しています。
行けばすぐにもらえる訳ではありません。
数度の面談などを経てになります。

なお、川崎・横浜市、藤沢市、相模原市、横須賀市の方は
ここでの譲渡はできません。
(それぞれの自治体に施設があるからです。)




見学をまわり終えた後、アニプロさんとの質疑応答など
ありまして見学会終了。


ここで最後を迎えた動物達の慰霊碑に
お参りしてきました。



お線香をあげるパパさん。
参加者の他のみなさんも手をあわせていました。




大きな粒の雪がふってきました。




保護センターは老朽化がはげしく建て替えの計画があります。
これからは、動物を生かす施設に生まれ変わるそうです。
(予算ではなく、県民からの寄付のようなのですが。)




アニプロさんのお話は、どこまで書いていいものかわからなくて、
このブログでは全部はしょってしまいました。
興味深い現場の話でした。
ぐいぐい引き込まれました。

次回また、保護センターの見学会が開催されるようです。
聞いた話だけでなく実際にふれてみたい、と思われた方は
参加してみるとよいかと思います。


アニプロさんとみる動物保護センター
次回3月29日です。





「神奈川県動物保護センターを見学しよう」に参加しました。

2017-02-16 | 日記

アニマルプロテクションで参加を募集していました、神奈川県
動物保護センターの見学会に参加しました。


私は神奈川県に住んでいます。
自分の県の保護センターに行ったことがありません。


最近は、神奈川県の殺処分ゼロが大きく報道されています。
新聞やネットの情報は目にしますが、
現場は、本当は、どうなんだろうと思っていました。




どっかいくの?いってらっしゃい。




見学会は、アニプロの代表のお話からはじまり
そのあと施設見学です。


手術室。今は倉庫。




ネコの部屋。
元解剖室なので、照明がそれっぽい。





ネコの多頭飼育崩壊は、今年度は3回。






ネコ部屋から外にでると、
訓練犬舎。

ここには、以前は殺処分後の焼却のエントツが
あったそうです。
もう使わないから取り壊して今は何もありません。



こちらは、譲渡対象の犬やデモ犬(オスワリとか披露する)が
います。



職員さん達が、家庭犬として渡せるように
散歩や人慣れなどを教えて譲渡対象になっている犬です。




健康チェックや不妊去勢手術後に譲渡会へ出ます。
第3金曜日に行われます。



リード、けっこう使いこんでますね。
これ現役なのかな?



案内してくれた職員の方が、お話がうまくて
きさくに質問にも答えてくれます。



移動して、保護犬舎へ。
譲渡対象になる前、飼主さんのお迎えを待つ子達。






ここは、以前は壁が一日ごとに横に
動いて、7日目にガス室におくられる部屋。

今は壁が動くことはなく、
部屋割も「気の合う同士」、だそうです。



殺処分はゼロでも、保護センターに犬や猫がいない、というわけでは
ありません。

常時60匹程度はいるそうです。

神奈川県では、生まれながらの野良犬というのはほぼいないそうです。
たとえ山の中の捕獲でも、元は飼い犬。
迷い込んだか、山におきざりにされたか。

首輪をしているこもしていないこもいます。




次回へ続きます。