センター見学会の続きです。
保護犬舎の個室
保護直後の犬や、探していた飼主さんからの連絡が
ありお迎え待ちの犬。
さらに小さい個室は主に小型犬がいました。
センターでは、「コイヌ」とよんでいました。
赤ちゃんなのかな?と思ったら小型犬の意味。
前回の7日間の大部屋保護犬舎から最終日に
行く場所、処分室。
操作室ここから入ります。
操作する機械。
近くに寄ってみましょう。
上から二段目の左がガスを注入するボタンなのかな。
処分起動って書いてある。
機械の上に、手順のながれが図解してありました。
全ては、機械の操作のみで行われます。
次の扉をはいると、処分機があります。
前から見てみます。
今は使用してはいません。
処分機を見せてくれる施設は大変めずらしいとのこと。
なぜ、窓がついているの?
ガス注入後にも息絶えなかった犬がたまにいるそうです。
ここから出して確実に殺します。
ガスは、二酸化炭素(炭酸ガス)ですから、
職員さんが窓をあけても人に害があるわけではないそうです。
処分機の前にある看板。
7日間を過ごすことなく死んだ犬は、
ビニール袋にいれて冷凍室で焼却まで保管したそうです。
ここは、焼却炉の跡。
すでに撤去されています。
現在は物置になっています。
でも、この黒いススは当時の償却の跡。
ガス室で処分された犬は、機械的に持ち上げられ
焼却炉の上に移動して、底が開きに炉の中に落とされて焼却されます。
繰り返しますが、ここの保護センターでは現在使用されていません。
犬のみの数字です。
今年度の(平成28年度)センターでの
保護犬数 迷い犬捕獲 379匹
飼主による放棄 95匹
飼主によるお迎え 181匹
センター残留頭数 293匹
迷い犬捕獲 平成17年 964匹 (100.0%として)
平成26年 420匹 ( 43.6% )
飼主持込み 平成17年 459匹 (100.0%として)
平成26年 88匹 ( 19.2% )
保護センターでは、第3金曜日に犬猫の譲渡会を開催しています。
譲渡対象の犬に赴任去勢手術をして
終生飼育を条件に譲渡しています。
行けばすぐにもらえる訳ではありません。
数度の面談などを経てになります。
なお、川崎・横浜市、藤沢市、相模原市、横須賀市の方は
ここでの譲渡はできません。
(それぞれの自治体に施設があるからです。)
見学をまわり終えた後、アニプロさんとの質疑応答など
ありまして見学会終了。
ここで最後を迎えた動物達の慰霊碑に
お参りしてきました。
お線香をあげるパパさん。
参加者の他のみなさんも手をあわせていました。
大きな粒の雪がふってきました。
保護センターは老朽化がはげしく建て替えの計画があります。
これからは、動物を生かす施設に生まれ変わるそうです。
(予算ではなく、県民からの寄付のようなのですが。)
アニプロさんのお話は、どこまで書いていいものかわからなくて、
このブログでは全部はしょってしまいました。
興味深い現場の話でした。
ぐいぐい引き込まれました。
次回また、保護センターの見学会が開催されるようです。
聞いた話だけでなく実際にふれてみたい、と思われた方は
参加してみるとよいかと思います。
アニプロさんとみる動物保護センター
次回3月29日です。