1/俺sec

我撮る 故に我在り

高速連写で花道を:故に我あり

2018-03-24 08:18:23 | 撮影<遠征>


見出し写真はJR化後の翌年に初めて札幌まで行った時で、上野幌を通過する臨時の札幌行き北斗。
隣の711系は千歳線上り普通列車で特急おおぞらか何かの通過待ちだった気がします。
よくよく見ると架線柱もパっと見は新しく、いかにも電化から間もない感じで新鮮です。

この頃は横着しまくりで、駅から徒歩で撮影地まで歩くなんて事は全くしなかった。
この時も事前確認で上野幌から徒歩数分で撮影地(当ブログのカバー写真)があると文献で読んだだけで、
実際は数分で耳が痛くなり、指が動かなくなる気温に怖気づき、日も暮れそうだし、やめとくか・・・・
とまぁ、頑張らないで済む理由(言い訳ではない)をこの時は探していたような。
あれから三十年、吹雪の中で二時間も油を売るバカになりました









勘のいい人はもう察してると思いますが、私のHETブルー(苗穂色)は飽きれ返るほど嘘っぽいです。


2016.4.26 EOS-1DX EF300mmF2.8L IS2 USM EXTENDER*EF1.4Mk3

基本的にはピクチャースタイルは忠実設定で色の濃さはプラス2でRAW撮影、撮影時の記憶を辿ってDPPで現像します。
「記憶を辿って」というところが重要なのであって、撮影後に楽しみが控えているのはデジタルカメラの特権ですから。

実車通りの色と記憶を辿った色の、まぁこんなもんだろという折半具合を見て現像しています。
真央ちゃん風に言うと「ハーフハーフ」って奴ですかね






この遠征の本命は夕方に札幌に着く13Dで、一向に変わる恐れのない空にたかが駅撮りで血沸き肉踊っておりましたな。


2016.4.26 EOS-1DX EF300mmF2.8L IS2 USM EXTENDER*EF1.4Mk3

露出は問題無かったですが、影の位置がみるみる変わりハイデッカーグリーン車に影が掛かる事を危惧し、
エクステンダーを外して300㎜で勝負しようと思ったんですが、結局は迫力重視で420㎜で狙いました。

まぁでも見事にグリーン車の辺りに影が落ちてしまい、優美な姿があまり分からなくなったのは残念。
しかし夕方で色温度が変わると苗穂色もそれに合わせて紫っぽい色調に変化して、つくづく不思議な色です。






唯一のN183て事で笑止千万おこがましくも薄曇りの苗穂アングルにも関わらず2016年ベストショット。


2016.11.7 kiss-x7i EF300mmF2.8L IS2 USM

APS-Cなのにサンニッパだから煩わしい架線柱やストラクチャーもボケボケに描写してくれました。
ドン曇りにならずに軽く陰陽が判別できる程度には晴れてくれたんでまともな絵になったというのもあるし。

苗穂駅に最も近いお立ち台よりもかなり正面ドカン気味で狙え、且つS字カーブも強調できるので、
以後の遠征ではたかが苗穂アングルなどという考えはなくなり、私の定番撮影地となりました。






ん~・・・・徒歩で行けるアウトカーブの撮影地なので、やっぱりどうしても足を運んじゃうんですよねぇ。


2016.11.7 kiss-x7i EF300mmF2.8L IS2 USM EXTENDER*EF1.4Mk3

この日は昼頃まで回復傾向が期待できない天気予報で、北広島で下車したけど最後まで迷った日でした。
帰りの便は夜なので時間もあるし、せっかくだから行ってみんべ~かという事でえっちらほっちら。

結局はISO400に上げざるを得ず、とても12時過ぎの写真には見えませんが行って損したとも思ってません。
しかし過去の遠征の中で、天気の所為で二日間ともに最も結果が出なかった内容となりました







明けて2017年、思い出せばこの遠征を最後に北広島界隈から撤収を宣言したんでした


2017.1.27 kiss-x7i EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

まぁ結局は先日の遠征でもお分かりの通り、ラストを拝むべくノコノコと戻る破目になるのですが、
編成の判別がつく程度の雪煙、快晴ではないものの陰陽が付き、ピントも来て解像していので最後の北広島と宣言したわけ。

この12号は函館発の3号として札幌まで走破した後、折り返しでまた函館に戻る列車なのですが、
折り返し時間が定時でもあまり余裕が無く、氷結した氷柱や雪がそのままの状態で来るので撮り甲斐がありました。






春の遠征はキハ261-1000の青いスーパー北斗が主旨でしたが、勿論看過できるわけもなく抜かりなく撮ります。


2017.3.8 EOS-1DX EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

フルサイズなのでちゃんとボケますが迫力では換算で500㎜近いAPS-C&サンニッパに負けるかもしれません。
跨線橋はいい味出していますが架線柱はやっぱり鬱陶しく、これを嫌ってサイド気味に狙う第一お立ち台を避けています。

しかし8両を予測して待っていたら、所定の7両で来ちゃったので尻つぼみ気味の絵になり個人的にはイマイチでした。
正面ドカン気味で撮って先頭から最後部までイモ虫ちっくな写真が好きなのでどうしても大砲主義は脱皮できそうにありません。







進入のシーンをよく誌面で見るな~とハイエナ精神で撮った物で、上手く7両が収まりました。


2017.3.8 EOS-1DX EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

基本的に移動手段が公共機関なので常紋峠や根室本線の海沿い等のハードコアな所は無理。
こうゆう駅撮りでも疎かにせず、ポイントごちゃごちゃや最後尾をクネっと曲げたりして動きを出しています。








折り返しの12号を植苗で狙ったのは、もちろん前年のマンダーラの仇を討ちたかったから。


2017.1.27 kiss-x7i EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

測距点の的を貫通扉のドアノブに目掛けたので若干構図が右に寄ってしまいましたが、まぁまぁいい感じ。
架線柱と上りホームの処理に躊躇い、どうしても望遠端の400㎜が最も具合が良かったのですがイモ虫過ぎました
まぁでも、前年の虚しいマンダーラ写真の惨劇を回避できただけでも、この植苗に一区切りつける事ができたのです。







爽やかな季節、そう!ゴキ●リとは無縁の地で無縁の季節に行ってきました。


2017.6.7 EOS-1DX EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

いつも走りの写真ばかりでこうゆう伸びやかな写真は撮った事がなかったので、色気付いて撮ってみました。
右側がカツいのでもう少しワイド側に振ってもよかったし、新千歳である事を意識し過ぎたのかANA機のラダーが露骨過ぎかな。

余談ですが被写体とセパレートしたこうゆう写真ではピクチャースタイル「忠実設定」は青と緑がくすんでしまいます。
なので、この写真は「風景」のコントラストを弱めてあげると、苗穂色やANA機の青が色潰れせずに綺麗に発色しました。







永遠の北斗の為に、刻みそこねた光景を永遠に刻む為に、泣いても笑っても夕焼け北斗の最後の季節でした。


2017.6.6 EOS-1DX EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

自画自賛?いやいや、私のスキルじゃないしひと肌脱いで指差し喚呼してくれた乗務員のお陰もあるけどこれは決まった!
この時は定刻30分遅れだったのですが、JR北海道の運転情報には遅延情報など告知されておらず、待てど暮らせど姿形は見えず。

もう10分経ったら陽が逆側に回り込んじゃうなって時にやっと真打ち登場!みたいなオーラと共にS字カーブに現れたのです。
この時ご一緒した地元同業者によると、遅れても30分までならJR北海道は情報として告知しないのだとか







いわゆる屋根順光って奴で走りの写真としては好ましくないのだが、露出オーバー気味に撮ったら一応見れるレベルに。


2017.6.7 EOS-1DX EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

先頭車が中間組み込まれたバージョンの増結8両編成、こうゆう「非・完璧」編成、そして前日の夕焼け北斗。
1DXのラスト遠征を飾るべく連日好結果を残せたので、私はこの場所で万感の想いと共に立ち尽くしていました。







最後はディーゼルカーらしく架線の無いところで撮るべ~と、北広島を蹴ってでもこの撮影地に賭けておりました。


2018.3.7 EOS-1DX EF100-400mmF4.5-5.6L IS2 USM

この時の悶絶しそうなマンダーラ加減は先日の通りで、直線区間に入ると背後の太陽を確認する余裕もあまり無く、
ファインダーの中の見た目と体内露出計を駆使するしかないわけで、もうこんなハラハラどきどき撮影はこりごり。

民家も無いし歩いてくる地元民も居らず、プレビュー画像を見て空に吠える事は今後の撮影であるでしょうか。
2018年3月7日、室蘭本線・有珠~長和間、私なりの感動の所在地にて。







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