函館のソウルフードと言えばステピなんだそうです。
てっきり私はイクラだの鮭だのホタテだのてんこ盛りの海鮮丼が函館の十八番だと信じて疑いませんでしたが、
私の友人曰く、ステーキがバターピラフの上に乗っているステピも函館の象徴なんだそう。
まぁ、行く前に少し下調べしたのでどうゆう物か把握したつもりだったんですけども
百聞は一見にしかずとも言いますし、函館で一番美味いと評判の店に出撃しました。
でも結論を先に言うと、ステピは食べてもこの店はこれっきりかもしれません
店内のムードはありますよ。
なんか、ウェスタン調とでも言うんですかね。
一階のカウンター席と中二階、半地下の席がありましてね。
一名ですか?って聞くのでそうですと答えたら中二階の席に案内されまして。
静かに階段を上がると壁沿いのテーブル席に陣取った4組のカップルが、
フロアの真ん中ら辺にある幾つかのテーブル席を囲む光景が展開されていたわけ。
壁際の席は間接照明で優しく照らしているのに対し、
中央の数席はスポットライトが上からばっちり照らすという・・・・
そんな席に独りでポツンと座れと言うのか?
何たる屈辱、何という侘しさ
オレたちひょうきん族のラブユー貧乏じゃないんだぞ!?
まぁいい。
品目さえ美味ければ。
ステーキはチキンとポークとビーフがあり、私は最もポピュラーなビーフを頼みました。
ピラフの量も100gの小盛、200gの並盛、300gの中盛、400gの大盛(特盛だったかな?)とあって
腹は減っていたけど万が一を想定(大した味じゃなかった場合w)して並盛にしときました。
結論
これって調理じゃなくて単にレンジでチンしただけ系の食感で裏切られました。
少なくともこのお店の場合、1300円もお金取る程の味じゃないです。
はっきり言って、半値の650円でも高いかなというレベルでした。
僕はビールも頼んだから2000円弱でしたけど、この金額でこの味は損しました。
まず、冷えているのはビールだけで充分なのにピラフまで冷えていたりして
肉は柔らかいけどソース共々冷えているので脂分が固まっていたし付け合わせのレタスはクタクタ
こんな状態ならコーンも冷たいのが正しいのか温かいのが邪道なのか、この店の正解が分からない
余談で、私の他にも初見の客が後から入店、ビーフステピを注文しましたが
不満点も私と同じだったのか、出された品を淡々と食べて10分で帰っちゃいました
函館のステピと言えばここ!!と言われるほどの有名店らしいですけども。
有名イコール美味いってわけじゃない事がよーく分かりました。
後日、函館出身の知人に聞いたらステピには鉄板焼きタイプが存在するようです。
今度そいつに会うのでちょっくらクレーム付けてみますね
そんな店をそそくさと後にして、宝来町駅で函館市電を待ちます。
確かに寒いっちゃ寒いんですけど、函館は風情があっていい街です。
欲望と理性の絶妙なバランスで成り立つ札幌のハラハラする雰囲気とは違って
生活感がそこらかしこに漂っていて引っ越してもすぐ馴染めそうな空気感がいい。
しかしこの外気で十数分間隔の電車を待つのは堪えますなぁ((((;゜Д゜))))
だからあれほど・・・・
電車は釣り掛けドライブでした。
軌道内に雪が積もっているのでほのかに柔らかいBGMに変化したりして、
乗客も少な目という事も手伝ってウトウトし始めるには時間が掛かりませんでした。
部屋に帰ってとっとと寝るとします