”気ままな…ホルン道楽”

ピアノ木管五重奏の初合わせ




ほぼ2年前に、fgメンバーさん伝手で、アンサンブル(ベートーヴェンのゼプテット)の練習のトレーナーとしてお世話になり、その後数回ご指導いただき、親近感も出てきましたが、もともとはプロの指揮者&ピアニストでもいらっしゃいます。

その御方が(fgさん経由で)、トレーナーもいいけど、ピアノでアンサンブルを一緒に遊びませんか?
と、お誘いがあったと聞き、まさにこれは夢のような話と、飛び上がるほどびっくりしました。なにせ小澤征爾のアシスタントも務めていたという凄い方です。
是非、是非と、仲間を集めて準備を進めることにしたのでした。

選曲については、私が20代の頃に、いつかはやりたいと譜面を買っておいた「モーツァルト/ピアノ木管五重奏(Mozart /Quintet in E flat major for Piano and Wind, K.452)」を木管仲間に提案して、ピアニストの了解も得られました。(さらっと書きましたが、こんな難曲をご多忙な指揮者&ピアニストが引き受けてくれるのか、不安でドキドキしてました。)

日程の調整や練習場の手配はfgさんが担当してくれたのでが…ここで提案がありまして、つまりいきなり当日初合わせでは心配と、4ヵ月前に木管だけで事前に予習合わせておこうとなりました。
しかしまぁ、どうせならと音楽仲間にピアノ代奏をお願いしようとなりまして、、
快くオケのコンミスがピアノ代奏を引き受けてくださいました。
そんなわけで、モーツァルトは、準備万端といった感じだったのです。

ところが、ピアノ代奏予習合わせ後の懇親会の席で、私が同じ編成でベートーヴェンの五重奏もあることを紹介したら、どうせならそれもやろうとなってしまいました。メンバーは乗り気満々。

それから、しばらくして…
ピアニストにfgさんが打診してOKと嬉しいご返事をいただき、それではと、私の方で譜面の手配となったのでした。
オーボエ、クラリネット、ファゴット及びホルン(私)用にはパート譜とポケットスコアを用意しました。

そして各自の譜読み期間も加味して、いよいよようやくと。。
先日、正規メンバー初合わせとなったのでした。

「ベートーヴェン/ピアノ木管五重奏(Beethoven/ Quintet in E flat major for Piano and Wind,Op.16)」
こちらは、まさにぶっつけの初合わせだったのでした。

前置きが長くなってしまいましたが、当日の午後のひととき、ほんと素敵でした。
別世界にいるようでした。

和やかな雰囲気の中でも適度な緊張、音を共有して気持ちが通じ合うって、なかなか両方向にはいかないもので、ちょっと油断したり、別なことに気をとられてしまうと現世界な引き戻されてしまいます。…が、すぐにまた音の世界に入っていけます。言葉のいらない音楽の世界は心地よいですね。

モーツァルトを先にやってからベートーヴェンの順でしたが、お互いの呼吸もさらに合いやすく、ベートーヴェンは初合わせでもすんなり通りました。

ただ面白いのはここからです。
どう掘り下げて音楽を作るかで、そのあたりはいい勉強になりました。ピアニストは(トレーナー的な立場ではなく)プレイヤーとして一緒に遊びましょうとのスタンスですが、それでも音楽作りをどんどん提案してくれます。ピアノで示してもくれてリード抜群です。

現時点では本番を想定してはいませんので、まさに今を楽しんでいるわけで、音を共有して一体感を味わっているって至極の時です。

モーツァルトとベートーヴェンの…
この作曲家ふたりの弾きわけ、表現の違いを感じることもできました。(できたかどうかはまた別の話ですけど、意識することはできました。)

今回は、ウインナーホルン(B♭管)で吹きましたが、音色のイメージもフィットしていたと思います。
しゃぶしゃぶ懇親会の後、
またやりましょう!
と言ってメンバーたちと解散しました。
嬉しいお言葉ありがとうございます。

いい仲間に恵まれて幸せです。


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