一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

硬さ測るよー

2024年11月21日 | リード
ジョイントリサイタルも無事終わったし、
イタリアから届いていたケーンの硬さを測ろう
今回の出来はどうかな?

200枚以上あるから時間も掛かるので、
朝から黙々と計り続ける

やっと全部測り終えた。
もうお昼過ぎだよ

結果は硬過ぎ2枚、硬め71枚、柔らかめ136枚、柔らか過ぎ19枚。
僕はいつもこのメーカーの柔らかめのケーンを使ってるんだけど、
ここのケーンは去年1年間、全体的に硬めの方に大きく振れてたので、
やむなくシェーパーを変えたりして対応したんだけど、
今回は硬めと柔らかめの割合が1年振りに逆転していつもくらいの感じに。

去年は硬過ぎのケーンはあったけど、
柔らか過ぎのケーンなんてほとんど出てこなかったもんね
農作物だから天候に左右されるのは仕方ないけど、
なるべく安定して欲しいところ
左から硬→軟。

まあ対処する内にケーンが硬めでもバランス取って作れるようになったので、
その分使えるケーンの範囲も増えたし良しとしよう
あとは材質が良いといいなあ
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「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」終了!

2024年11月17日 | コンサート
昨日は「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」でした。
風のホールで今年3度目の本番

サン=サーンスをリハ中の松川さんと橋口先生

見慣れたホールもこうやって見るとかっこいいねえ

開演
先ずはサン=サーンスのクラリネットソナタ。

そしてサン=サーンスのファゴットソナタ。

ストラヴィンスキーは照明を落としてムード満点

そしてグリンカの悲愴トリオ

無事終演

1曲毎に作曲家や曲についての話をしながら進めましたが、
お客さん達も話にとても食いついてくれて、
終始温かい拍手に包まれたコンサートでした
御来場の皆さん、ありがとうございました

今回初めて開催してみた「Performing Arts Series」。
来年はまた何をやるかお楽しみに
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明日はジョイントリサイタル!

2024年11月15日 | コンサート
明日は「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」本番
という訳で、今日は3人でリハ二日目

少し前の天気予報では土日が雨になってたけど、
前倒しになって今日が雨らしいので、
リードは重いけどまあ今日のところは我慢だ

それぞれのソロ曲もトリオも、
昨日今日で随分いい仕上がり
明日は頑張ります

では皆さん会場でお会いしましょうね
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着々と準備&リハ

2024年11月14日 | コンサート
いよいよあさっては「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」
印刷が仕上がったプログラムが今朝到着。

そして松川さんと橋口先生も到着し、
3人揃ってリハ開始
グリンカはやればやるほどいい曲だなあ。

そしてそれぞれのサン=サーンスのソナタも合わせる。
サン=サーンスのソナタ2曲続けてっていうのは良いねえ

3人で合わせるとやっと本番間近の実感が沸いてきた。
楽しい本番になりそう。
明日もう1度合わせて土曜日が本番
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ケーンが到着!

2024年11月12日 | リード
先日注文したケーンがイタリアから下関に今朝到着

近年の天候のせいか、
最近ケーンの質があまり良くないような?

まあまあの色味だけど今年の出来はどうかな?

ガウジドケーン200枚と今回はオマケが9枚。

硬さを測って削り始めるのは、
ジョイントリサイタル後のお楽しみ
でも全部使えればいいけど、
そうはいかないんだよねえ。
いいケーンだと良いなあ
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そして合わせ2回目

2024年11月08日 | コンサート
橋口先生とジョイントリサイタル2回目の合わせ。
先生前回よりまた更に弾けるようになってるなあ

僕も前回やってみてアイディアが浮かんできたので、
いろいろと盛り込んでみる

しかし久しぶりとはいえ、
サン=サーンスの第2楽章は、
こんなにエキサイティングな曲だったか

今朝、本番前の散髪に行ったばかりなので、
前髪が無くなりました
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久しぶりにM高へ

2024年11月06日 | レッスン
M高にてファゴットYさんのレッスン。
新しい楽器にもだいぶ慣れた様子

前に渡したリードはもう吹きにくくなってて、
調整して持ち直したけどこれはもう練習用だなあ。
新品を渡して吹いてもらったら、
それだけで音色や音程が良くなった

リードは生もの。
良いリードほど長持ちしないからなあ
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いよいよリハ開始

2024年11月04日 | コンサート
気がつけば16日のジョイントリサイタルまであと少し
橋口先生「そろそろ合わせましょう
僕「そうですね
という訳で午後から初合わせ。

初!といってもサン=サーンスとラヴェルは、
今まで先生と何度か演奏してるので、
先ずはいろいろ思い出すところから
「あれ?ここ前は苦労したけど、今日は普通に出来るやん
みたいな発見もあったりしてなかなか楽しい。
橋口先生も随分弾けててすごいなあ

サン=サーンスの遺作の2曲、
クラリネットソナタとファゴットソナタが一度に聴けますよ
「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」
チケットまだありまーす
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チラシのQRコードからご予約を
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ヴィヴァルディのファゴット協奏曲

2024年11月02日 | 動画
先月、防府弦楽合奏団の皆さんと一緒に演奏した、
ヴィヴァルディの「ファゴット協奏曲 イ短調 RV498」 です

ヴィヴァルディはファゴット協奏曲を37曲も書いていますが、
これらを生演奏で聴ける機会はなかなかなくて、
この曲も僕自身、昔から録音で聴き馴染んだ曲だったけど、
目の前でこの曲が鳴った初回リハはとても感激しました

毎回のリハがとても楽しく、いい経験でした
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サンデー下関11月2日号

2024年10月31日 | コンサート
昨日我が家に届いた「サンデー下関11月2日号」に、
11月16日の「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」が紹介されました
サンデー下関さん、掲載ありがとうございます

気づけば明日からもう11月~。
そろそろエンジン掛けなければ
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今回もペア10組、計20名様にご招待券をプレゼント
応募して当ててね
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東京からおかえり~

2024年10月30日 | レッスン
東京で活躍しているファゴット奏者の河野友紀さんが、
今週末の「ふるさと音楽会」の為に今朝帰郷
「少しレッスンしていただきたいなと~」と、
その足で下関にやって来ました

お題は今度のコンサートで演奏するウェーバーのコンチェルト。
彼女の悩みや考えを聞きながらいろいろアイディアを出したら、
意図がハッキリ伝わるいい演奏にどんどん変わってきた。
基礎があるから吸収も応用も早いなあ。
素晴らしい

「モヤモヤが晴れてスッキリしました!」と言ってもらえて良かった。
本番頑張ってね

河野さんプロデュースの「ふるさと音楽会」は、
11月3日(日)不二輸送機ホールにて14時開演です。
「あつまれ!低音好き!!」
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カンビーニの協奏的三重奏曲

2024年10月28日 | 動画
先月の「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートVol.8」より、
カンビーニの「協奏的三重奏曲作品45第2番ト短調」です。

イタリアの作曲家、カンビーニはオペラや交響曲も書いていますが、
現在演奏されるのは主に室内楽の分野です。
僕も彼の木管五重奏曲をやった事がありますがトリオは初めて演奏しました

本来はフルート、オーボエ、ファゴットの為に書かれた曲ですが、
今回はオーボエパートをヴァイオリンで演奏しています

フルート:石飛祥一 ヴァイオリン:志村寿一 ファゴット:近藤聡彦
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ドビュッシーのピアノ三重奏曲

2024年10月25日 | 動画
先月の「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートVol.8」から、
動画をYouTubeにアップしたのでご紹介。
ドビュッシーのピアノ三重奏曲ト長調です

楽譜が行方不明で長らく幻の曲だったけど、
1982年に発見されてから知られるようになった名曲
今回も例によってチェロパートをファゴットで演奏しました。
全4楽章で20分くらいあり、吹きっぱなしなので結構大変でしたが、
なんとか頑張りましたよ
ヴァイオリン:志村寿一 ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:山根陽一

これを書いた時のドビュッシーはなんと18歳
彼の後の印象派スタイルとは違って、まだロマン派の香りが濃厚。
いい曲なのでとてもやり甲斐がありました
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こっちも全国大会へ

2024年10月22日 | レッスン
雨の中、Y高ファゴットパートのレッスンへ

こちらも週末が全国大会
今日はこの雨だから、
古いリードの調整は最低限にしとこうか

「先生〜2人で吹くところの音程が合わなくて〜
只でさえ今日の天気じゃリードが鳴らないけど、
一ヶ月も吹いたリードだと、
もう張力もバランスもだいぶ変わってるから、
なんとか音程取ろうと頑張って、
変化したリードに合わせて吹いてると、
益々音程も音色も揃わないという悪循環
リードは生ものだからなあ

とりあえず渡した新品で吹いてもらうと、
先ずそれだけで音程も音色もパッと揃った
アンブシュアでの微調整は最小限にしないと。
本番までうまくリード温存してね

ところで「写真撮るよ」と言ったらまたこのポーズ。
C中ファゴットパートの子達もこれだったけどなんか流行ってるの?
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全国大会へ

2024年10月18日 | レッスン
昨日も今日も朝からせっせとカンナ掛け
削り出しの部分とかを丁寧に削ろうと思うと、
カンナ掛けって結構神経使うよなあ
そして一気に組み上げる

なんとか昼までに終わらせて、
午後はHN高ファゴットパートのレッスンへ

3年生Kさんは来週の全国大会で引退。
彼女ももう引退とは
2年生からファゴットを始めたとは思えないほど上手くなっただけに、
これからも機会を見つけて吹いて欲しいな。
1年生T君は会う度に成長しててうれしい限り。
「好きこそものの上手なれ」だね。
この調子でどんどん上手くなって

2人とも全国大会楽しんでおいでね
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