一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

ヒラリー・ハーン来日せず

2024年12月15日 | 日常
「世界一のヴァイオリニストの一人、ヒラリー・ハーンが来日
 しかも大分に来るそれは聴きに行くしかあるまい
 すぐ隣の県立美術館ではおあつらえ向きに『ダリ展』もやってるし、
 この日はリード作りは止めて展覧会と演奏会三昧だな

その予定で進めてたら先々週になって、
「ヒラリー・ハーン来日中止」の報が入る。
体調不良でドクターストップがかかったらしい
チケット払い戻しもしてもらえるけど、
まあせっかくの機会だし行ってみるか
という訳で朝から出発。

実は大分初上陸
大分駅は大きくて新しいなあ。
駅前も整備されてて広々。
下関負けとるやん

大きな商店街を通って県立美術館に到着。
日曜だったこともあってか来場者が多い。

ダリはニューヨークで活動してた時はどこに住んでたのかな?
近代美術館で彼の作品はいろいろ見たけど
ダリと記念撮影。

そしてドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団を、
すぐ隣のiichiko総合文化センターで聴く。
最近は美術館やホール等の文化施設は、
近くに併設して賑わいを創り出してるね。

ヒラリー・ハーンの代役、マリア・ドゥエニャスは、
ベートーヴェンのコンチェルトを好演

久しぶりにドイツのオケを生で聴いたな
最近はこんな感じなのね~いろいろと。
勉強になりました

終演後、再び大きな商店街を通ってホールから大分駅へ。
居酒屋がたくさんあって、どこもお客さんがいっぱい
下関負けとるやん
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年末行事の前に

2024年12月05日 | 日常
午後からY高ファゴットパートのレッスンへ
こっちは下関よりもうちょっと寒いなあ。

合奏コン全国大会を終えて3年生達は無事引退。
そして残った2人は更に成長していていい感じ
やっぱり本番越えるとレベルアップするね

これからもっと上達する為の練習材料をいろいろ渡し、
今抱えてる曲の難所克服の裏技もいろいろ伝授

年末に向けてまた忙しくなるから、
今のうちにしっかりさらって上手くなろうね
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インデアミューレ氏を聴く

2024年11月24日 | 日常
世界の管楽器界のビッグネームの一人、
オーボエのトーマス・インデアミューレ氏が下関に来るなんて、
これは聴きに行くしかないでしょ
・・・という訳で、生涯学習プラザに聴きに行ってきました。
「トーマス・インデアミューレ オーボエアンサンブルコンサート」
興味深い演奏の数々で、いろいろと勉強になりました。

その昔、恩師中川良平先生に、
「近藤!ファゴットの演奏や録音ばっかり聴いてても上手くはならないんだよ。
 自分と同じ楽器だと『どんなリードかな?』とか『今の指使いは?』とか、
 余計なことがいろいろ気になって、その人の『音楽』や『歌』を聴いてない。
 だからなるべく他の楽器の上手い演奏をたくさん聴いた方が良いんだよ」と言われました。

確かにリードや指も大切だけど、それは音楽の本質的なところではないよね。
それ以来いろんな楽器の、出来れば生演奏を聴いて、ヒントを得るように心がけています。
頭の中にいろんな材料があると、自分が演奏する時にもイメージが膨らむよね。
なのに「自分と同じ楽器の人か、吹奏楽なら聴きに行くけど~」って言う人の多いこと

まあ都会ならともかく下関みたいな地方都市だと、
なかなか「これ」っていうコンサートも少ないんですけどね
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ブレスビルダー新旧交代

2024年06月05日 | 日常
レッスンの時に使ってるブレスビルダー。
僕のレッスンを受けた事がある人達は全員持ってるはず。
吹いてるかな?

見ての通り百均のしょうゆ差しで作る訳だけど、
数年前から百均の店頭には二種類のしょうゆ差しが並ぶようになり、
今までの形の物は店頭在庫限りで生産終了。
最近は新しい形の物にほぼ切り替わっていますね。

この際なので代用出来る容器はないかといろいろ買って試作。

でもちょっと径が大きかったりすると、
中で息が舞ってピンポン球が上手く上がらず意外と繊細。
難しいもんだな

新しい形のしょうゆ差しはサイズが少し小さくなったけど、
径は同じなのでやっぱりしょうゆ差しで作る事に決定。
何人かに試してもらったけど、吹き心地は変わらないみたい。
左が新しい物で右が今までの物

数日前に丁度テレビで百均の話をやってたけど、
値段を維持する為に商品サイズが小さくなってるらしい。
世の中は変化しているなあ
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クラシック・カフェ

2024年03月04日 | 日常
NHKのらじるらじるで、
FMの「クラシック・カフェ」を聞きながら、
リードの作業をするのが最近のお気に入り。
クラシックを聞きながらだと集中出来て仕事が捗る

ニューヨークだとクラシック専門のラジオ局があって、
24時間クラシックをやってるので、よく流しっぱなしにしてた

今までいろんな曲に出会ったけど、
まだまだ知らない曲があるよなあ。
もっと知りたいなあ
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中川先生を偲ぶ

2023年12月26日 | 日常
先日、僕の人生に大きな影響を与えた恩師の一人、
中川良平先生がお亡くなりになりました。

大学3年時の最初の出会いを、
まだ昨日の事のように覚えています。
いろいろと衝撃的でした(笑)。
「出来の悪い子ほどかわいい」ってことでしょうが、
先生にはよく面倒見てもらって、かわいがってくれました。
先生に出会わなかったら、
アメリカに行くこともなかっただろうし、
今頃ファゴットを吹いてなかったかもしれません。

写真は92年のアスペン音楽祭にて。
向かって右が中川先生、左が元ニューヨーク・フィル副首席奏者で、
「リードの名人」と言われた恩師ハロルド・ゴルツァー先生。
ゴルツァー先生も04年に亡くなっていますが、
僕の中ではお二人共このイメージのままです。

アメリカで長年演奏活動をされた先生は、
いつも「世界ではこうなんだよ。」という話をして下さり、
それまで狭い世界しか知らなかった僕の目を、
海外へ向けてくれました。
毎回のレッスンの刺激的なこと!
先生の教えを受けることが出来て本当に良かった。
先生との思い出もいっぱいです。
これは90年アスペン音楽祭の時。

相変わらず不肖の弟子ではありますが、
これからも先生に習った事を大切に伝えていこうと思います。
先生、ありがとうございました。
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アギーラさんと対面

2023年10月15日 | 日常
今日は今アメリカで最も注目されている作曲家の一人、
ミゲル・デル・アギーラさん(Miguel del Aguila)にお会いしました。

コロナ禍直前の2019年リサイタルで、
彼の作曲したファゴットとピアノの為の「サンセット・ソング」を演奏した時に、
SNSを通じて「あなたの曲を下関で演奏します。」と知らせたらとても喜んでくれて、
彼自身のSNSで「日本の下関で自分の曲が演奏されます」と何度も告知していました。
その数ヶ月後に世界はコロナ禍に突入。

そしてだいぶ収まってきた今年。
4月に突然彼から「日本に行くから会おう!」と連絡をもらい、
驚き喜びつつも彼の旅程に合わせて東京で会おうと思ってたら、
福岡にも来ると言うので、博多で会う事になりました。
という訳で一緒に朝食を食べに(笑)早朝から新幹線で博多へ

右がアギーラさん。左は同行者のロウさん。
二人共とても穏和で知的な方々でした。
日本は初めてだけどとても気に入ったそうです。
YouTubeにアップした今年の僕のリサイタル動画も見てくれていて恐縮

こんな機会はめったに無いので、
「ファゴットの曲をもっとたくさん書いて下さい」と、
しっかりお願いしておきました
彼自身ファゴットやオーボエは好きな楽器で、
「日本風のを書いてみようかな?」と言ってました。

三人で朝食を食べながら2時間くらいいろんな話をして、
面白い話もたくさん聞けてとても充実した楽しい時間でした。

持参した「サンセット・ソング」の楽譜にサインをもらいました
これは近いうちに再演しないとなあ

これによるとお土産に持って行った獺祭も喜んでくれたようですね(笑)
「最近下関弁しかしゃべってないけど、久々の英語大丈夫かなあ?
と思ってたけど、まあ何とかなりました
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オペラ座のオーケストラ

2023年08月22日 | 日常
中学生の時、恩師の岩崎隆司先生が貸してくれたファゴットのLPレコード。
そのジャケットに使われていて「この絵かっこいい」と刷り込まれてしまったのが、
ドガの名作「オペラ座のオーケストラ」。

ドガの有名な「踊り子」の一連はニューヨーク近代美術館で見たけど、
これはフランスのオルセー美術館にあって、まだ見たことなくて。
僕がアメリカ暮らししてた間に何度か日本に来てたらしい。
ポストカードは持ってるんだけど、もっと大きい複製画が欲しいなあ
・・・と思ってネットで探して良さそうなのを見つけたのはもう随分前。

リサイタルだのなんだのに押されて、忘れたり思い出したりしてたけど、
「Shimonoseki Bassoon Days」が終わったところでまたその気になったので、
また忙しくなって忘れる前に注文

来た来た

おおっ

これこれ
キャンパス生地に印刷してラップを掛けた「ギャラリーラップ仕上げ」というらしい。
紙じゃなくキャンパスに印刷してあるからリアルな感じ。

このまま飾っても良いんだけど、
どうせならちゃんとした額に入れたくなる。
それにラップが光るからか、
細かいディティールが潰れてる?

やっぱり額に入れたいわー
というわけで、またまたネットで同じサイズの額縁を注文。

これなら良いんじゃない?
早速入れてみよう。

おーこの方が断然良い
壁に掛けよう。

部屋の雰囲気変わるなあ
僕のリード机から見上げるとこんな感じ。
いいねえ~気に入った

角度のせいで斜めに傾いてるように見えるけど、
正面から見るとちゃんと真っ直ぐ

ファゴットのレッスン室っぽくなった笑。
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こちらも定演間近

2023年03月16日 | 日常
午後からHN高へ
こちらも定演前で慌ただしい様子。

Hさんのリードがだいぶへたばってて、
再調整してもなかなか復活しない。
よくさらってるなあ

そしてK中のIさんも二回めのレッスン。
前回よりだいぶブレスビルダーが吹けるようになってる
この調子でどんどん息が使えるようになろうね。

Iさんが吹くのを隣で見守るHさんの眼差しが優しくて、
目線を外して見せたいぐらい笑。
まあ後輩みたいなもんだよね
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年の瀬だけど

2022年12月31日 | 日常
今日も朝からリードを削って、
いつも通りの1日でした

今年はウィズコロナということで、
コンサートがだんだん復活してきてうれしかった。
だけどイベント関係はまだなかなか難しかったな

来年はコロナに気兼ね無く、
もっと音楽活動が出来る世の中になって欲しいものです

皆さん今年もお世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください
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先端の手削りは大変

2022年12月30日 | 日常
航空自衛隊北部航空音楽隊ファゴットのFさんが帰省してきて、
「メイキングマシーンお借りしたいです
彼女がうちに来るのは久しぶりだなあ。

出てくる出てくる10本入りリードケース。
持ってきたブランク70本
時々交代しながらどんどん削りつつ、
自衛隊音楽隊の興味深い話をいろいろ聞かせてもらいました。

そしてお土産は・・・

ブルーインパルス メルヴェイユ(クッキー)
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「思い出の映画音楽コンサート」佐賀公演終了!

2022年11月20日 | 日常
今日は「思い出の映画音楽コンサート」佐賀公演でした。
これですこれ
クリックすると大きくなります。
新下関から博多までは新幹線で30分弱
鉄道ファンじゃないけど500系こだまはカッコいいよなあ。
朝からテンション上がるわ

長崎は何度か行った事があるけど佐賀に行くのは初めて
佐賀市文化会館はいいホールでしたよ

今回も映画ファンの方々が多かったみたいで、
いつものクラシックのお客さんとは違うムードを感じました。
映像付きだと見てて楽しいでしょうね。

前回の北九州公演同様にスクリーンで名場面を上映しながら演奏。
今回も我々の真後ろなので、またスクリーンは見られず

今回のファゴットパートは僕と重松真央君の二人。
お疲れさまでした

これはほんとに良い企画だなあ。
下関でもやって~
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音階練習書いてみた

2022年01月13日 | 日常
ここ数年、初心者を教えて感じてるんだけど、
ファゴットは C管楽器なのに、吹奏楽では移調楽器にあわせて、
最初に教え込まれるのは C durじゃなく B durの音階らしくて、
初心者の子達は楽譜が何調であろうと、自動的にシやミに♭を付けたり、
「ドを吹いてごらん。」って言うとシ♭を吹く子も
で、どうもそれが初期の上達を妨げてる気がするので、
対策として初心者用の音階練習を書いてみました

最近のレッスンで試したら使えそう
レッスンがまだちょっと先になりそうな学校には今日発送。

C durも B durと同じくらい大事にして欲しいよなあ
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JDRホームページリニューアル

2021年09月20日 | 日常
この夏、日本ダブルリードがホームページをリニューアル。
「全国各地の講師の先生方の紹介ページも新しくするので、
 プロフィールの追加や変更などありましたら知らせて下さい
・・・と連絡をもらったのは夏の初め

夏のドタバタがようやく落ち着いたので、
やっと文面を見直して、追加&修正してもらいました

今回はトップページのメニューから、
レッスン講師の検索欄に直接行けるようになっていますね。
画面撮りで恐縮ながらこんな感じ。

写真も変更
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春の準備

2021年03月12日 | 日常
もうすぐ新入生ダブルリードが増える時期なので、
ブレスビルダー用のしょうゆ差しを仕入れてきました。

昨年はコロナで学校が止まって、新学期開始が遅れたせいか、
多くの学校で、新入部員が例年より若干少なめで、
入部希望者が減ると、ダブルリードの人員は更に減るという悪循環
昨年下関では、中1ファゴットは数人誕生したけど、
高1ファゴットは結局0人なので、
今年は全員中2と高3という布陣。
さあ、どうなるかな
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