一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

甘美なるフォルテピアノの響き

2014年02月24日 | コンサート
昨日は「仲道郁代with 響ホール室内合奏団~甘美なるフォルテピアノの響き~」を聴きに、
八幡の響ホールへ行きました。
八幡駅前。正面にそびえる皿倉山には

そして会場の響ホール。恥ずかしながら初めて行きました

サントリーホールのように、ステージ後ろ側にも客席があるタイプのホールです。
その名の通り、良い響きでした。
昨日は満席でしたよ

今回はモーツァルト時代のフォルテピアノと、現代のグランドピアノを2台並べて、
仲道さんの解説と共に、モーツァルトの「トルコ行進曲付き」のソナタを、曲の途中で楽器を変わって弾き比べたりしながら演奏を聴きました。
良い試みのコンサートでした。面白かったです

楽器が変わると、それぞれの楽器の個性や性能差から、歌い方や音楽の作り方が変わってきます。
僕も3年前に、初めてチェンバロの伴奏で、テレマンのファゴットソナタを演奏する機会がありましたが、初めて合わせた時の自分のスタイルは現代オーケストラ的発想で、チェンバロと演奏するには不似合いなのに気付いて、本番までにいろいろ練り直したのを思い出しました。

演奏会終了間際に仲道さんが「終演後のお楽しみという事で、プログラムの後ろにシールが貼ってある方は、私と記念撮影して頂けるそうなので、終わりましたら係りの方に名乗り出て下さい。」とアナウンス。
ん?それってこれの事?ええっ

シールが貼ってあったプログラムは10冊だけ。確率70分の1だったそうです。
というわけで、うれし恥ずかし仲道さんとツーショット

実は東京で学生の時、新日フィルにエキストラでよくのっていて、その時に仲道さんとご一緒した事が何度かあったんですが、今回は人も多かったので、その話は心の奥に秘めて
でもその頃と印象が全く変わってらっしゃらない、小柄で可憐な方でした。
写真は別に変な遠近法がついてるわけじゃありません



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