僕のリード削りで欠かせないダイヤルインジケーター。
リードの厚さを測る道具です。
アメリカに行ってから、その重要性に気づいて使うようになりました。
僕が東京にいた時は、周りで使ってた人はいなかったと思います。現物を見た覚えがありません。
「ダイヤルインジケーターてどうなんだろうね?」と話題に上がっても「まあ外人さんは不器用だからさあ。日本人は器用だからいらないでしょ」って会話をした覚えがあります。
渡米してすぐ、コロラドのアスペン音楽祭で、元ニューヨーク・フィル ファゴット奏者にしてリード作りの名人、
ハロルド・ゴルツァー先生に師事する事が出来ました。
リードの話になったら先生は開口一番「で、君のリードの根元の部分は、いつも何ミリで削っているの?」と尋ねられました。
それまで自分のリードを測る機会なんてなかった僕は
先生も「自分のリードが何ミリか知らなくて削っているの」と目を白黒。
ちょっと恥ずかしい思いをしました。「原始人のようなやつが来た。」と思われたに違いない(笑)。
その後ニューヨークで、ニューヨーク・フィルのレナード・ヒンデル先生のレッスンでは、自然素材で天候の影響を受けやすいリードを、いつも均質に作る事がいかに大切かを教わりました。
あるパッセージが上手く吹けない時に、吹き方が悪いのか、リードが悪いのか、その原因を探そうにも、作る度にリードのバランスがバラバラで安定していないと、結局何が原因なのか見つけ出せません。
リードはニューヨークで作った物を日本に持ち帰っただけで、湿度の変化から厚さが厚くなったりします。
その時に膨れた分を、いつも通りの厚さまで削ってやれば、いつもの通りの反応をするようになります。
「外人さんは不器用だから~。」っていうのは一面正しいんですが、その分インジケーターを使う事で、「あなたリードの先端どれ位なの?自分は〇ミリなんだけど。」とか、レッスンの時でも「君のリードはこの部分が〇ミリで、全体のバランスからみたら随分厚いから、この音域の音程が高いんだよね。」なんて会話をいつもしています。
僕も、もうこれを使うようになって長いのですが、例えばリードの根元削りだしの部分の厚さが0.05ミリも違ったら、抵抗感や吹奏感はかなり違うんですよ。全体のバランスにも大きく影響してきます。
バランスの良いリード作りの為には欠かせない道具です。
ダイヤルインジケーターは、ゲージ一周で1ミリです。
ゲージ部分はさすがの日本製
リードの厚さを測る道具です。
アメリカに行ってから、その重要性に気づいて使うようになりました。
僕が東京にいた時は、周りで使ってた人はいなかったと思います。現物を見た覚えがありません。
「ダイヤルインジケーターてどうなんだろうね?」と話題に上がっても「まあ外人さんは不器用だからさあ。日本人は器用だからいらないでしょ」って会話をした覚えがあります。
渡米してすぐ、コロラドのアスペン音楽祭で、元ニューヨーク・フィル ファゴット奏者にしてリード作りの名人、
ハロルド・ゴルツァー先生に師事する事が出来ました。
リードの話になったら先生は開口一番「で、君のリードの根元の部分は、いつも何ミリで削っているの?」と尋ねられました。
それまで自分のリードを測る機会なんてなかった僕は
先生も「自分のリードが何ミリか知らなくて削っているの」と目を白黒。
ちょっと恥ずかしい思いをしました。「原始人のようなやつが来た。」と思われたに違いない(笑)。
その後ニューヨークで、ニューヨーク・フィルのレナード・ヒンデル先生のレッスンでは、自然素材で天候の影響を受けやすいリードを、いつも均質に作る事がいかに大切かを教わりました。
あるパッセージが上手く吹けない時に、吹き方が悪いのか、リードが悪いのか、その原因を探そうにも、作る度にリードのバランスがバラバラで安定していないと、結局何が原因なのか見つけ出せません。
リードはニューヨークで作った物を日本に持ち帰っただけで、湿度の変化から厚さが厚くなったりします。
その時に膨れた分を、いつも通りの厚さまで削ってやれば、いつもの通りの反応をするようになります。
「外人さんは不器用だから~。」っていうのは一面正しいんですが、その分インジケーターを使う事で、「あなたリードの先端どれ位なの?自分は〇ミリなんだけど。」とか、レッスンの時でも「君のリードはこの部分が〇ミリで、全体のバランスからみたら随分厚いから、この音域の音程が高いんだよね。」なんて会話をいつもしています。
僕も、もうこれを使うようになって長いのですが、例えばリードの根元削りだしの部分の厚さが0.05ミリも違ったら、抵抗感や吹奏感はかなり違うんですよ。全体のバランスにも大きく影響してきます。
バランスの良いリード作りの為には欠かせない道具です。
ダイヤルインジケーターは、ゲージ一周で1ミリです。
ゲージ部分はさすがの日本製
参考にしているリード(DフィルK先生)の肝の部分の厚さがほぼ一緒だったのでやはりリードメーカーは違うなぁと。
そこで質問ですが、ブレイクアウトの際には少しマージン取って厚めでやめますか?
ある程度追い込んで、膨らんだ部分を微調整みたいな感じですか?
おおっ素晴らしい
そういう反応を待っておりましたよ
いろいろ計っていくと、今までブラックボックスで謎だと思っていた事がだんだん分かってきますよ
昔は荒削り段階では少し完成サイズより厚くしていましたが、最近は最初から完成サイズめがけて削っています。
完成サイズに削っても、何度も吹いたり、ワイヤーを締め直したりするうちに、背骨を中心に張力がかかる部分はどうせ膨らんで厚くなってきてしまうので、最後にもう一度修正しなければなりませんが、ここまでくると、あまり大きい変化を与えたくないので
試行錯誤してみます。次ぎお会いしたときは、いろいろ教えてくださいね。
僕もみなさんのリードを見てフィードバックする事多いんですよ
こちらこそ勉強させて下さいね