一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

個人的にバソンブーム

2016年05月16日 | 日常
先月、モーリス・アラールのCD購入の件を書きましたが、話には続きがあって
届いたCDに付いている帯を見たら、そこには「ポール・オンニュの芸術」の文字。
「えっそんなのも出てるの?」というわけで、いそいそと購入。

「ポール・オンニュの芸術」。ジャケット写真がいいよなあ

ヴィヴァルディの「夜」、モーツァルト、ウェーバーの協奏曲と、
コレットのファゴット四重奏曲「フェニックス」が収録されています。
これまたいい演奏で、個人的に新発見がいろいろありました。
アラールとの解釈の違いも面白い
コレットの「フェニックス」は、秋吉台セミナーでもよく出てくる曲ですが、
バソン4本+チェンバロでやると、また違った魅力がありますね

今にして思えば、恩師岩崎隆司先生が貸してくれたカセットテープに入っていて、
中学生の時に魅了され、ダビングしたテープが擦り切れるまで何度も聞いた、
オンニュ演奏のテレマンのソナタ。
「この録音は僕の宝物なんだよ~」と言いながら貸してくれた、
パリ・バロック・アンサンブルのLPレコード。
オンニュは録音も割と多くて、僕も他にもいくつか持っていますが、
こうしてみると、彼の演奏は結構聞いているんだな

「パリ・バロック・アンサンブルの精華1&2」。今はCDですが
素晴らしい演奏です

アラールのCDの解説書によると、パリ・オペラ座管にオンニュが在籍していた時、
アラールとウブラード(ウーブラドゥ。ウブラードは英語読みか?)も居たそうで、
錚々たるメンバーだったんですね。
ウブラードの教則本は、繰り返し何度もやったなあ


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