酔っ払い伝説

「昨日久しぶりに飲みに行ったんですけど…」と朝からけだるそうな前の席のねーちゃん。
久しぶりという単語に若干の違和感を覚えるが、この人の場合3日空けると「久しぶり」になる可能性もある。
「飲んでる時に何も食べなかったんで、夜中に空腹になって、今朝気がついたら、スーパーのお弁当と別売りのから揚げのケースが流しに放置されてました。すっごい後悔してるんですけど…」

相変わらず突っ込みたいところ満載だよ。
胸焼けをしているから後悔してるのか？ということではなく、胸焼けは全くしていないそうです。ヨカッタね。

じゃ、弁当を買った覚えはあるのか？
「それはあります。あんまりお腹が減ってたから、誰もいないのを確認して、マンションの階段でから揚げ開けてました」
そうですか…。
「もっと不思議なのは、友達に電話をかけたんですけど、その発信履歴がないんですよっ。」
向こうからかかってきたんじゃないのか？
「それはないです、こっちからかけて、3回コールして留守電になるのはいつものことでー、その後その人と話した覚えもあるんです。でも、もしかしたら、出なかったことに腹を立てて、発信履歴削除した可能性はあるんですよね～」
最悪だ、コイツ。
「でも、誰かとは話をしているんですけど、それが知らない電話番号で、しかもTV電話で話してるんですよ」
あられもない姿を見られていたのかもしれない。

しばらくして、
「やっぱり削除してたみたいです、友達さっきから電話してきているんですけど」
出ないのか？
「いやー、怒ってますねー、この鳴り方は」
って鳴り方は同じじゃないんだろうか？
「いやな女ですよねー、自分で電話しといて出ないんですからねー」

次回は何をやらかしてくれるのかがひっじょぉ～に楽しみです。