あとの演者は菊池麻衣子・池田成志・星野真里・七瀬なつみ
結構広いホールだったんですが、どの役者さんも発声がよく聞き取りやすくて助かりました。
七瀬なつみの「不良少女と呼ばれて」の笙子顔負けのつっぱりファッション
(私の隣の席の人は「積み木くずし」といっていた。それも言い得てるな~)
も見れて爆笑。加えて池田のワル男ファッション(氣志團の衣装とも言える)にも笑った!
「いいとも」で吟さんが「堺君が主役」と言っていたけど主役に見えなかったよ。
この作品誰が主役とかないように見えた。ほぼ均等に見せ場もあったので。
池田&七瀬のコントセンスにややほかの面々が押されてたかな。
吟さんはさすがベテランなのだけど、つい「渡鬼」の役を連想してしまうのよね。
(ここからネタバレになるので、今からご覧になるという方はご注意)
タイトルから連想するのとは話の内容は違っていて、お父さん(前田吟)は脳血栓で倒れて
植物人間に。手厚く介護するのが子供たちより年の若い訪問看護師のサオリ(星野真里)
星野さんは「さんま御殿」で無口なのがウソのようでした。台詞があるからね(^^ゞ
サオリは父を「マサキさん」と呼び、話しかける。聞こえると信じて。
彼に必要とされることで生きがいを見出せたのだという。
久しぶりにうちに戻ってきた子供達(七瀬・菊地・堺)は父の今の状況を認めたくなかった。
そして父の遺書を見つけ、家を建て直したのは、子供達と再び一緒に暮らしたかったのだと分かる。
全国放送か定かじゃないけど、「トヨタホーム」のCMで
父親(寺田農)が娘(筒井真理子)に電話して「家を建て直すぞ。一緒に住まないか?」ってのが
ありますが、思い出しましたね~。マサキの「子供は大きくなれば一人で生きていける 無償の愛なんて言いながら親はある年齢になると見かえりを求めるんだ。子供を育てたのは親の勝手なのにな。
オレが必要としてるのに子供達は必要としてない。裏切られた気がしたんだ」という言葉は
父も母も今はない私には突き刺さるものでした。
普段は自分のことで手一杯。だけど親には元気でいて欲しい。それだけで安心なんだ。
身勝手だけど池田扮する薮の台詞が、子供側の本音でしょう。
マサキさんの世話をすることで心がやすらぐ という天使のようなサオリだけれど
やはり現実はそんな甘いもんじゃなかったってのが最後のほうで分かります。
何かをすれば代償を求めるのが人間か・・
マサキは家族をかえりみなかったから自分がこんな病気になってしまったと後悔していたが
私の父の世代=マサキ世代(ちょうど今の60代~)の男性は家族を養うためにひたすら働いた。
家族と過ごす時間を割いてまでも。それが大黒柱としての務めだと固く信じていたのだと思う。
不器用かもしれないけれど愛情の示し方だったのだろうな。
前半で笑わせて後半ほろりとさせて。「誰かに必要とされないと人は生きていけない」
という台詞がちょっと多かった気もしたけれどうまくまとまってたかな。
ただ2月に見た「なにわバタフライ」があまりにも名作名演だったんで
しばらくあの芝居を超えるものは出てこないかも。
結構広いホールだったんですが、どの役者さんも発声がよく聞き取りやすくて助かりました。
七瀬なつみの「不良少女と呼ばれて」の笙子顔負けのつっぱりファッション
(私の隣の席の人は「積み木くずし」といっていた。それも言い得てるな~)
も見れて爆笑。加えて池田のワル男ファッション(氣志團の衣装とも言える)にも笑った!
「いいとも」で吟さんが「堺君が主役」と言っていたけど主役に見えなかったよ。
この作品誰が主役とかないように見えた。ほぼ均等に見せ場もあったので。
池田&七瀬のコントセンスにややほかの面々が押されてたかな。
吟さんはさすがベテランなのだけど、つい「渡鬼」の役を連想してしまうのよね。
(ここからネタバレになるので、今からご覧になるという方はご注意)
タイトルから連想するのとは話の内容は違っていて、お父さん(前田吟)は脳血栓で倒れて
植物人間に。手厚く介護するのが子供たちより年の若い訪問看護師のサオリ(星野真里)
星野さんは「さんま御殿」で無口なのがウソのようでした。台詞があるからね(^^ゞ
サオリは父を「マサキさん」と呼び、話しかける。聞こえると信じて。
彼に必要とされることで生きがいを見出せたのだという。
久しぶりにうちに戻ってきた子供達(七瀬・菊地・堺)は父の今の状況を認めたくなかった。
そして父の遺書を見つけ、家を建て直したのは、子供達と再び一緒に暮らしたかったのだと分かる。
全国放送か定かじゃないけど、「トヨタホーム」のCMで
父親(寺田農)が娘(筒井真理子)に電話して「家を建て直すぞ。一緒に住まないか?」ってのが
ありますが、思い出しましたね~。マサキの「子供は大きくなれば一人で生きていける 無償の愛なんて言いながら親はある年齢になると見かえりを求めるんだ。子供を育てたのは親の勝手なのにな。
オレが必要としてるのに子供達は必要としてない。裏切られた気がしたんだ」という言葉は
父も母も今はない私には突き刺さるものでした。
普段は自分のことで手一杯。だけど親には元気でいて欲しい。それだけで安心なんだ。
身勝手だけど池田扮する薮の台詞が、子供側の本音でしょう。
マサキさんの世話をすることで心がやすらぐ という天使のようなサオリだけれど
やはり現実はそんな甘いもんじゃなかったってのが最後のほうで分かります。
何かをすれば代償を求めるのが人間か・・
マサキは家族をかえりみなかったから自分がこんな病気になってしまったと後悔していたが
私の父の世代=マサキ世代(ちょうど今の60代~)の男性は家族を養うためにひたすら働いた。
家族と過ごす時間を割いてまでも。それが大黒柱としての務めだと固く信じていたのだと思う。
不器用かもしれないけれど愛情の示し方だったのだろうな。
前半で笑わせて後半ほろりとさせて。「誰かに必要とされないと人は生きていけない」
という台詞がちょっと多かった気もしたけれどうまくまとまってたかな。
ただ2月に見た「なにわバタフライ」があまりにも名作名演だったんで
しばらくあの芝居を超えるものは出てこないかも。