「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

クラッシュ(新映画日記転用)

2006年03月03日 | 映画・舞台
ミリオンダラー・ベイビーの脚本を手がけた
ポール・ハギスが初監督した作品だそうです。
頭の回転の遅い私には、大勢の人間が出てくる話だし
最初ドンドン切り替わる場面、早い台詞回し。
ついていけない部分もありましたが
たくさんの人種が住むアメリカで、肌の色が違う人間同士が
織り成す出来事。悲しくてやりきれなくなりました。


日本でも差別はあるわけですが、アメリカの場合
まず黒人差別があって、黄色人種に対する差別もある
白人の中でも南米人に対する蔑視。複雑なんですね。


アラブ人と間違えられて、「弾は売らない!」と
鉄砲を取り扱う店主と口論になるペルシャ人の雑貨屋の主人。
恋人に「メキシコ女」と呼ばれて
「親はプエルトリコとエルサルバドルの出身だ」と答える女性。


なぜ同じ人間として、分かり合えないんだろう。
なぜ傷つけ合ってしまうんだろう。
人種差別ゆえに、親子の関係までチグハグになってしまうなんて。
肌の色ってそんなに大きな問題なのか・・・
たとえば黒人で、エリートクラスの仕事をしていれば
同じ人種の人間に逆恨みされる。
ステイタスを持っていてさえも、白人からの差別は消えるものではない。


多くの方が、感想で「少女の透明なマント」の
ことを挙げておられましたが、あ~これか~!と思いました。
する~っとさりげなく登場してきたので
気づくのにちょっと時間がかかりましたが。


雪が舞い落ちるロスアンゼルス=天使の街。
「今日は雪になりそうだな」のセリフに
日本人とも共通した感性がアメリカの人にもあるのだなと。
雪が人々の憎しみもすべて消し去ってくれればいいのに。
天使が見守る街がロスならば・・そんなことを思いました。


サンドラ・ブロック出てたんですね~。
見るまで知りませんでした(汗)いつものサンドラとは
違った役でしたが、良かったですよ。疑心暗鬼でいら立つ気持ちを
自分でもどうしていいかわからないのが伝わってきました。
刑事役のドン・チードルも良かったな~。
来週「ホテル・ルワンダ」を見る予定なんですが
そちらにも出てるんですよね?楽しみになってきました。

それと・・・銃を扱う店ではあんなものが置いてあるんですね?


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6 コメント

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よかった!! (kino)
2006-03-05 01:55:17
多くの方が 絶賛されてましたが、観るまで想像つかなくて。

こういう群像劇は大好きです。

緻密な脚本、構成、編集・・・映画としてもストーリーも

素晴らしいと思いました。



私はブレンダン・フレイザーが楽しみで。(実は好き)

検事役までやるようになったか。うんうん。

サンドラも、いつもの明るくて気のいいお姉ちゃん役とは

一線を画す役でよかったし。

ドン・チードル、テレンス・ハワード、ああー みんなよかった!

アカデミー賞獲ったらいいのにな。

TBさせていただきました!



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評判高いですよね~! (のら)
2006-03-05 21:12:41
私は群像劇の場合、好きか嫌いかで

大きく分かれちゃうんですが、

この作品は好きでしたね~。



最後、なんか気づくと涙が出ちゃってました。



どの演者もとても良かったと思います。

ブレンダン・ブレイザーがお好きなんですか~。

さすがkinoさんですね~。



アカデミーどれだけ獲れるでしょうか?

楽しみですよね!
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やりましたねっ♪ (紫の上)
2006-03-08 22:55:21
こんばんは。

「作品賞」とは驚きましたよねっ!

「ブロックバック・マウンテン」が有力視されていたので・・。

でも、私は、あのお堅いアカデミー賞会員が、どうかな?とは思っていたけど・・。

「クラッシュ」は見始めは、どうなるのだろう?と思ってみていたけど、見終わって、いやぁ~、素晴らしい作品だと思えました。

出演者たちも、それぞれが、持ち場をしっかり固めていたけど、特に脚本の良さが光ったと感じていました。

で、アカデミー作品賞を取った時は驚いたけど、よく考えれば、

今のアメリカの世相を切り取っているし、納得。



この、脚本家のポール・ハギスさんは、クリント・イーストウッドが監督の、日本の硫黄島を舞台にした、日米の視点から描いた「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」の脚本も担当しているそうです。

どんな作品になるのか?今から楽しみにしています♪
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そのようですね~! (のら)
2006-03-08 23:29:31
確かに「ブロークバックマウンテン」は内容が内容だけに・・

中国では上映禁止になっちゃったんじゃなかったですっけ?

アン・リー監督作品なのにな~。

(SAYURIも中国では従軍慰安婦を連想させるって

ことで上映されなくなったんですよね・・)



クラッシュは後になればなるほど、じわじわ来て

とてもいい作品でしたね。



あれだけ大勢の人物が出てきて

混乱せず、どの人の気持ちも汲み取れた。

すごいことですよね~!



ハギスさんはイーストウッド監督と懇意にしてるんですかね。

こちら(新作)も楽しみですね~。ありがとうございます。

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こんばんは (紫の上)
2006-03-09 22:42:27
「ブロークバック・マウンテン」は中国では上映禁止になったんですか?

まぁ~、中国は都合の悪い情報はいつも厳しく取り締まっているからね。

でも、アン・リー監督は台湾出身みたいですよ。で、台湾では大々的に歓びを表しています。

政府も何か表彰するみたいです!!



「SAYURI」はそうそう慰安婦を連想させるとかで、上映禁止になりましたねっ。

それから、本音は、中国女優が、日本人の芸者を演じているのが、気に入らないらしいですよっ。

あちらは、反日思想が強いから(^^;



「父親たちの星条旗」は最近、リース・ウイザースプーンの影に隠れた感じの、ライアン・フリップが主演だそうです。彼にも頑張って欲しいです!
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ヤフーのニュースで (のら)
2006-03-10 09:43:50
そう見たように思うんですよ。

同性愛っていうのがまずいんでしょうか?

でもそんなこと言ったら「覇王別姫」だって

そうだったんだしなぁ・・・



あ~台湾出身の監督ですか・・

本国出身だったらまた対応が変わったかも

しれませんね。ありがとうございます。



まぁ中国側からしたらそうでしょうね。

日本人役を中国人がするっていうのは

嫌悪する人もい多いだろうな~。

しかし「SAYURI」での着物の着こなし方は

いろんなブログを読んでいても

評判が悪かったですね・・・



そうなんですか、よくご存知ですね~。

旦那様の方にもスポットライトが当たるといいですよね!
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