歌舞伎と落語を見に行ってきました！

4月23日市川海老蔵の歌舞伎公演「雷神不動北山櫻」へ。
休憩も入れてだけど全部で四時間ありましたよ～途中暑かった！

不動明王を演じるということで地元・犬山成田山の
不動明王が一階入り口に祀られてました。
歌舞伎は一等席はたこうございますから(笑)三等の二階の席
取りましたが、意外と見やすそうでほっ！

しかし掛け声をかける人って練習するんですかね。
「成田屋！」の声をきくたび思いました。
海老蔵さんは今回一人５役だったんですが
おとぼけ者で無類の女性好きの安倍清行(安倍晴明の先祖)や
正義の血たぎる早雲の皇子、高僧・鳴神上人など演じられました。
凛々しい役はイメージぴったりなんだけど、安倍清行は
おっとりした役どころなので、ギャップあって面白かったですね～

言葉が難しい所もありましたが、コミカルな言い回しで笑わせられる所
も多々あり。鳴神上人は仏道に進みながら女色によろめくなど
意外とシモ？な場面もありましたよ。上人のおつきの坊主たちが
モンスターエンジンのコント「暇をもてあました」「神々の遊び」
と似た間と言い方で話すところもあったし、「通し狂言」の副題ついてる通り。

大見得を切る場面では花道脇の席の人がうらやましかったですね～
あれは目の前で見たいっす！！

もっと年齢層高いかと思いましたが、海老蔵主演のためか若い人も。
こういうお芝居いつか着物でも着て出かけたいもんですが・・
無理かな！？（笑）

このお芝居は初演がなんと270年前だそうです。由緒ある舞台なんですね。
後半は、赤いはしごも効果的に使われて、華やかでしたよ。
一瞬出初め式か？なんてアクションもあり。ハラハラドキドキでした！

次の日は、立川志の輔独演会「志の輔らくご」行って来ました。
前座は、志のぽんさんとメンソーレさんが登場。
志の輔さんは最初疲れた様子で大丈夫かなと実は思いましたが、
時間が経つにつれてのテンションの上げ方が素晴らしい！
８年ぶりに見に行ったマーライオンの話も面白かったし
(風水で方角が悪いから移動してたとのこと)
７年ぶりにご開帳の信州善光寺の話など、
無宗教だけど信心はあるという志の輔さんらしい話題。
おばあちゃんが信心深かったそうですが、志の輔さんの郷里は富山
仏壇が立派なことでも有名？なるほどーという感じでした。

一席目は善光寺の別院に極楽往生できるお札が売っているという
前置きから始まった「お血脈」これはかなり笑わせてもらいました。
大泥棒石川五右衛門や閻魔様になりきって（笑）
二席目は「江戸の夢」宇野信夫という方の作品だそうで
演じるにあたり作者のご遺族に許可を得に行ったのだとか。
今はなかなか遣り手がいないネタのようです。

一席目がどかんどかんと笑わせる「動」なら二席目は「静」
笑う箇所は少なめで、人情噺ですね。思わずしんみり聞き入ってしまう。
数年前に「あかね空」という山本一力氏原作の映画も見ましたが
あの作品をほうふつとさせる所もある時代物でした。

う～ん、しかし携帯電話がやたら鳴ってたのが気になる～。
全部で10台は鳴りましたぜ。過去最悪だ・・

同じ会場で元オフコースの鈴木ヤスさんのライブがあるようですが
これもGW中5月2日なんすよね～皆重なるなぁ（苦笑）