お気に入り探鳥地の一つ、飯田ダムでの探鳥会。
風は少し強かったけれど、ダウン着なくてもいいかな、という感じ。
※とはいえ他の参加者は完全冬装備の方も多かったです。私はメリノウールのニット帽とヒートテックミトンと無印のネックウォーマーで服1枚分減らせたと思う。
まずダム湖、なんだけど、カモたちが全然いない。どこもこんな感じなので、やっぱりここもか、と思ってしまった。
裏切らないカルガモ。
見守るアオサギ先輩。
それならそれで、おしゃべりしながら歩いたりして楽しい時間は過ごせる。
でもそうなると、小鳥の声が聞こえなくなっちゃうんだよね。あちらを立てればこちらが立たず。
アオジもあちこちで鳴いているのに、全然姿を見つけることができず。
まる見えの水鳥がありがたく思える。
ホシハジロの中になぜかカンムリカイツブリが1羽。あ、オオバンも入ってる。
トモエガモがいたそうなんだけど、タイミングを逃して見られなかった。
ここではとても珍しいということで、菅生沼もそうだけど、いろんなところに入っているのかな。
そりゃそうよね、だって印旛沼に6万羽もいるんだもの、散ったっておかしくないと思う。
キンクロハジロが3羽。さかんに潜っていた。
コース最終地点のダム手前で、ヤマガラ、エナガ、アオジ、シジュウカラ、ルリビタキの声がする。
姿を探したいんだけどもうみんなずっと先に行っちゃってる。いつもこうなっちゃうんだよな、私。
ということで、鳥合わせ→解散後にもう1周。
ルリビタキと、声もしなかったベニマシコを見つけたいなあ。
車道から降りて、水辺を通る歩道にアオジ。
さっきも鳴いてたんだけど立ち止まれなかった。
そしてさっそくルリビタキの声。
チラッと姿を見せてくれたけれど、竹やぶの中に飛んで行ってしまった。
声が遠くなったので諦める。
また車道へ戻り、いくつかある橋から水面を眺めていると、脇道からまたルリビタキの声。
ちょっと脇道へ入ってみたけれど、草が茂っていてちょっと怖かったので、これも諦める。
安全第一。
何回かベニマシコを見たことがある斜面は、枯れ草に覆われている。
ぱっと見はアオジとかカシラダカとかもたくさんいそうな環境っぽいんだけど、よく見ると表面はつる性の植物が覆っていてそれが枯れている。夏場に青々と葉が生い茂っていたやつらだ。
野鳥の会のベテランさんがおっしゃるには、この植物が繁殖してしまったために、小鳥が好きな実をつける植物が育つことができず、結果として冬鳥が来ないのでは、という話だった。
なるほどー。
結局2周目もベニマシコには会えなかった。残念。
4つ目の橋を渡り、前にルリビタキがいた場所をチェック。すると目の前を横切る小鳥。
あらら、ホントにルリビタキが出てきてくれた。しかも無言。青いオス。
結局薮の中から出ないまま遠くへ行ってしまったので写真は撮れなかったけど、しっかり見られてよかった。
車道近くまで来ると、またルリビタキの声がする。4カ所目だ。
声を追うと目の前に出てきたのはこちら。
え? なんで?? この声はジョウビタキじゃないはずなんだけど、目の前にいるのはどう見てもジョウビタキのオスだ。
混乱していると、すぐ出てきたのはこちら。
よかった、ちゃんといてくれたルリビタキのオス。
すると、なんとこの2羽がバトル開始。
結構激しくて、1羽が上から飛びかかって蹴りを入れたり、下から追いかけてつつくような行動を取ったり、林の中をしばらく飛び回りながら戦って、最終的にジョウビタキがいなくなってしまった。
勝ったルリビタキ。縄張り争いだったのかしら。
しばらくテンション高めでウロウロ飛び回る。
陽が当たるところにもちょっと出てきたりして。
しばらくしたら落ち着いたのか、水辺のほうへ飛んで行った。
いやー、なんかすごかったな。
対岸側は日陰でちょっと寒かったけれど、カラ類の混群がやってきた。
この混群シャワーを浴びたい派なんだけど、探鳥会ではあんまり立ち止まれないからね。
ヤマガラもちゃんと見ることができてよかった。
マヒワとかアトリとか見たかったけど、みなさんの話を聞くとやっぱりいろいろな鳥の到着が遅いらしい。のんびり待つしかないよね。また会えるでしょう。
●この日見た/声を聞いた鳥 ※鳥合わせの結果含む。自分で見聞きしていないものは★
- トモエガモ★
- カルガモ
- マガモ
- ホシハジロ
- キンクロハジロ
- カワラバト
- キジバト
- オオバン
- カイツブリ
- カンムリカイツブリ
- カワウ
- ダイサギ★
- アオサギ
- ハイタカSP★
- トビ
- ノスリ
- カワセミ
- コゲラ
- モズ★
- ハシブトガラス
- ヤマガラ
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ウグイス(声)
- エナガ
- メジロ
- シロハラ(声)
- ルリビタキ
- ジョウビタキ
- セグロセキレイ★
- カワラヒワ(声)
- アオジ