天気予報で強風なのはわかってたけど、このときはほぼ風がなくてぽかぽか暖かくてちょっと希望を持ってた。100m歩いた時点で吹き飛ばされたけども(笑)
もう冬はしかたないよね。
上沼にはオオハクチョウとコハクチョウ。オナガガモがより一層人間を怖がらなくなってしまって、水からスタスタあがってきた。スマホ撮影。
強風なのでみんな岸辺に寄って風をよけながら休んでいる。
ここのところよく見かけるホシハジロたち。
オオハクチョウの家族は、葦原の中までグイグイ待避していく。
探鳥会スタート後、土手を歩くものの、強風で鳥たちの声が全然聞こえなくて心が折れそうになる。
でもキジが5羽も飛んでビックリ!
探鳥会自体が初めてという方もいて、私も心折れてる場合じゃないぞ、と気を取り直して鳥を探す。
本日の救世主、あちこちで出てくれたモズ。
上空にノスリも出現。
強風なのでまるでホバリングして静止したような状態になり、背景は真っ青な空でみんなうっとり。
がんばって小鳥も探す。小さな声を追いかけてなんとかアオジ。
だけどこうやって草に隠れてしまうと、見つけても他の人に説明するのが難しいんだよな。雑になってしまって反省している。
中沼の白鳥まんじゅうは22コ。
やる気があるのは少数(笑)
上沼から下沼方面に鳴きながら移動するコハクチョウ4羽。
さっきとは別のノスリがお気に入りの枝にとまって待っててくれて、案内することができた。
中沼の水面を双眼鏡でのぞくと一見なにも見えなかったので「からっぽだ」とつぶやくと、フィールドスコープ持参の方がよく見てくれて、トモエガモを見つけてくれた。諦めちゃダメだ。もう一つ反省。
撮った写真を見てみると、葦の根元に隠れているカモたちがたくさん見える。一番右のはたぶんトモエガモのオスだ。
いつものチュウヒもちょいちょい飛んだり、カラ類中心の混群にはここではレアキャラのヤマガラも入っていたし、終わってみればまあまあの種類を見られた。寒かったけどね。
もう一度上沼をのぞき、遠くから白鳥を見に来たという方に下沼への行き方を案内し(定期)歩いて帰る。
モズがこっちを見ているので、本日はお世話になりました、ありがとう、と声をかけると、自慢げにブンブン尾羽を振っていた。
シジュウカラの鳴き声を研究している鈴木俊貴さんの著作「僕には鳥の言葉がわかる」(小学館・1,870円)を購入していたのに読んでなくて、ちょうどテレビ出演してSNSが賑わっていたときに一気読み。
これはいい、なんだろう、この方が日本人であることが誇らしくなるような研究への取り組み姿勢が胸を打った。きっとこの先、動物言語学という学問分野の確立のために更に研究を重ね、尽力されるんだろうと思う。
野鳥が好きな方だったら読んで損はないのでぜひ。
●この日見た/声を聞いた鳥 ※鳥合わせの結果リスト。自分で見聞きしていないものは★
- コハクチョウ
- オオハクチョウ
- トモエガモ
- ヒドリガモ
- カルガモ
- マガモ
- オナガガモ
- コガモ
- ホシハジロ
- キジ
- キジバト
- オオバン
- カイツブリ
- カワウ
- アオサギ
- チュウヒ
- トビ
- ノスリ
- コゲラ
- モズ
- ハシブトガラス
- ヤマガラ
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ウグイス
- エナガ
- メジロ
- ムクドリ
- シロハラ
- ツグミ★
- ジョウビタキ
- セグロセキレイ
- ベニマシコ(声)
- カワラヒワ★
- ホオジロ
- オオジュリン
- カシラダカ
- アオジ