大きな川の河川敷は葦原だったり湿地だったりして、やれチュウヒが飛んだ、コミミズクが飛んだといって大騒ぎになったりする。それは知ってた。
住まいの周辺には利根川、鬼怒川、そして小貝川がある。当たり前の風景過ぎて全然結びつかず、鳥を探しに行こうと思わなかったのだ(笑)
お世話になっているグループの探鳥会、集合場所は小貝川沿いの福岡の堰さくら公園。
めっちゃ来たことあった、ただし子どもたちを遊具で遊ばせるため。夏は水が出てくる遊具もあったりして重宝していた遊び場だ。
冬晴れなのに風もなくて、見晴らしサイコー、筑波山もきれい!
公園と河川敷を区切っている木々のてっぺんに悠然ととまるアオサギ先輩。
河川敷に向かう途中でカワラヒワのなる木。この時期あちこちで見かける。
小貝川が見渡せる土手まで来ると、いきなりミサゴ、しかも2羽、そしてなんかシギチ飛んだし、背中側の林からは小鳥の声がするし、待って待って、どこを見ればいいの!?
と、とりあえずミサゴ見ておこう、うん。
イカルチドリ。
奥からハクセキレイ、手前がイソシギ?
一番前はなんだろう、イカルチドリの頭かしら。シギ・チドリの仲間は自分に全然引き出しがなくて見るだけで必死。
セグロカモメも飛んできて、おもむろに何かを食べ始めたんだけど、トビに横取りされる。
それを横取り使用とするカラスまで。
このあとおなかいっぱいになったトビはどこかへ飛んでいき、残りをセグロカモメがつついていた。
カラスは途中で諦めたみたい。
小貝川をせき止める福岡堰を向こう岸まで渡る。
並行するR354は数え切れないほど通っているのに、この堰は渡ったことがなかった。
もっとも普通乗用車が1台通れる幅しかないので、よほどじゃなければ通りたくはない。でもわりと頻繁に車やバイク、自転車も走っていた。
堰の上流側は水をせき止めると堤防までいっぱい水がたまって水没するけれど、それを抜いたあとは時期によっては湿地にシギ・チドリの仲間たちが来るとのこと。
そういえばすぐ近くの田んぼでムナグロの群れを見たことがあって、他のシギチは来ないのかしらと思ってたんだけど、ここには来てたのかー。
堰を往復して、小貝川に並行して流れる水路沿いを歩く。
春は桜並木がそれはそれは美しくて有名なところ。遊歩道になっているので散歩やランニングする人も多いようだった。
水路のカワセミ目当てだったけどそれは出ず、でもシロハラがチラッと姿を見せたり、ホオジロが囀ったり、コゲラも登場。
シメの声もしてみんなで探すと、1羽姿を見せてくれた。
鏡よ鏡…って感じですが。
これは国内で繁殖する亜種チュウダイサギではなくて、冬鳥として渡来してくる亜種ダイサギなんですって。ダイダイサギって呼ばれてるやつかしらね。確かにアオサギより大きかった。
移動距離は3.5km(5,000歩)程度なのに、いろんな環境といろんな鳥がいて、めちゃくちゃ楽しかった。風が強かったらツラかったとは思うけど、近場にこんなところがあったとは。
駐車場も自販機もお手洗いもあるし。また来ようっと!
●この日見た/声を聞いた鳥
- コガモ
- コジュケイ(声)
- カワラバト
- キジバト
- オオバン
- イカルチドリ
- タシギ
- イソシギ
- クサシギ
- ハマシギ
- セグロカモメ
- カイツブリ
- カワウ
- ダイサギ
- アオサギ
- ミサゴ
- ハイタカ
- トビ
- コゲラ
- モズ
- ハシボソガラス
- ハシブトガラス
- シジュウカラ
- ヒバリ(声)
- ヒヨドリ
- ウグイス
- エナガ
- ガビチョウ(声)
- ムクドリ
- シロハラ
- ジョウビタキ(声)
- スズメ
- セグロセキレイ
- ハクセキレイ
- タヒバリ
- シメ
- カワラヒワ
- ホオジロ(声)
- アオジ