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小鳥見日記

浮島湿原でセッカとの距離感を探る

野鳥の会主催の探鳥会で浮島湿原(妙岐ノ鼻)へ。
昨年のGWに来たときも晴天だったけれど、今日も雲一つない空。
着いたそばからオオヨシキリの鳴き声がする。

 
この日の目標は、オオセッカとコジュリンの声をおぼえてよく観察すること。
この場所では両方とも普通にいる鳥なんだけど、ピンポイントで繁殖するそうで、よそではめずらしいんだって。
 
結果、オオセッカは鳴きながら何度も飛んでいるところを見ることができたんだけど、葦の下の方に降りてしまうので、姿をしっかり観察するというのは難しかった。
逆にコジュリンはこの日はチラッとしか鳴かず、気合いで見つける! みたいな感じになった。
これがまた見つけるのが上手な方がいらっしゃるのよ。
こともなげにスコープにいれ、「入ってますよー!」と言うんだもん。
遠慮なく見せていただいたあと、自分でも撮ってみたけど遠かった。どうやって見つけたんだろう。
頭黒いんだよね。
 
葦原をぐるっと回ったあと、周辺のたんぼにシギ・チドリの仲間を探しにいったんだけど、気配もない。
この日のリーダーさんはシギチにとても詳しい方なので、お話が聞けずに残念。
1羽だけタシギが飛んで畑の畝の間に降りたはずなのに、3人で探しに行っても見つけられなかった。
保護色よ…。
 
こんなときでも裏切らないホオジロ。かわいいね。
 
鳥合わせをして解散後、もう一度葦原のほうへ歩いてみた。
上空でにぎやかにさえずっていたヒバリが、なぜか畑ではなくガードレールに降りてきた(笑)
くたびれちゃったのかな。
結構脚が長くてしっかりしてるのね。
 
葦原でも草原でも、ここではセッカが絶え間なく鳴いている。
とても小さい鳥なのに鳴き声は大きくて、いつもの菅生沼で聞こえてきても、距離感をうまくつかむことができない。
「こんな大きく聞こえるんだからすぐ近くでしょ。」と思っても、え? っていうくらい離れてたりして。
なのでこの日は鳴いているセッカを見つけては、声の聞こえ方と実際の距離を体験しながら歩いた。
 
葦の中にとまることが多いのに、いい具合なところにとまってくれた。
口の中が黒いんだよね。
蜘蛛の糸を使って裁縫のように葉っぱで巣の外側を作り、↑↑こういう感じのふわふわの巣材を中に入れるんだよね。
くわえて飛んでいる個体も見た。
 
オオセッカも見えるところにとまってくれないかなー、と、同じように待っている方と一緒に見ていたけど、ギリギリ双眼鏡で姿がチラッと見えるくらいで写真はとれないなー、って感じ。まあ観察できたのでよし。
 
帰り道にひょっこり出てきてくれたコジュリン。やっぱり鳴かない(笑)
 
締めはやっぱりオオヨシキリ。目が合った(笑)


天気も気温も鳥たちも、すっかり初夏の一日でした。立夏はまだなのにね。

●この日見た/声を聞いた鳥 ※鳥合わせの結果リスト。自分で見聞きしていないものは★

  • カルガモ
  • マガモ★
  • コガモ★
  • キジ
  • カイツブリ(声)
  • カワラバト
  • キジバト
  • オオバン
  • ヒクイナ(声)
  • チュウシャクシギ(飛翔・多分)
  • タシギ
  • カワウ
  • ダイサギ
  • ミサゴ
  • トビ
  • カワセミ
  • モズ
  • ハシボソガラス
  • ヒバリ
  • セッカ
  • オオヨシキリ
  • オオセッカ
  • ツバメ
  • ウグイス(声)
  • スズメ
  • ハクセキレイ★
  • ホオジロ
  • コジュリン

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