バッグで毎日を楽しく   BUSY UEPY(びじー うえぴい)

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終の棲家?

2012-08-02 22:33:10 | 日々
母の認知症が進行している。
物の名前も人の名前も、全然出なくなってきた。
ものはほとんどあれ、人はほとんどヘルパーさん

「あれがどうしたらいいかよくわからなくて、
 ヘルパーさんに頼んだんだけど、わからないらしくて、
 あんたも知ってるあれなんだけど」

なんのこっちゃ、ちっともわからん(ーー;)

毎回連想ゲームのスタートだ・・・

あれって、食べ物?

違う。

あれって、機械?電化製品?

違う。

・・・・(色々きく) 

違う。あんたもわからへんの?

あんたもたいしたことないな・・・てきな上から目線で見られると、
かなりカチンとくる。

いやいや、真に受けたらあかん。

よくよくきくと、ヘルパーさんじゃない。
近くのヘルパーさんって誰?と思ってたら、隣の人だったりする。
遠くのヘルパーさんが親戚
訪問販売等で訪ねてくる人は、みんな男のヘルパーさんだ・・・

全然わからん・・・
毎回、脳みその鬼トレしてる感じ・・・

話もあれだが、やることもだいぶあれである。(私も、たいがい抽象的)

ある日訪ねると、何にも食べてないと言う。
??ヘルパーさん、お昼作ってくれたやろ?と言うと、
なぜか、父の写真の前に全部置いてあって、
「じいちゃん、全然食べないの」と言う。
あのなー、ヘルパーさんはばあちゃんのご飯作りに来てもらってるんだけど?と言うと、
「そうなの?だって、じいちゃんのがないし・・・」

なんで、写真のじいちゃんにあげて、自分食べてないねん。
なんか、力抜ける・・・

この暑さ、下手なことをすると命に関わるし(例えば、冷房切っちゃうとか)、
妹と、やはり施設を探した方がいいかもしれないと、重い腰を上げた。
いや、重い腰は私だけだった。
持つべきものは、しっかり者の妹である。

妹が探してくれた施設を、先日見学に行き、
私の住む北摂地域にするか、妹の住む河内長野近くにするか悩んだ。

北摂地域は、南茨木駅から徒歩3分
なにかあってもなんとか駆けつけられる距離で、運転できない私も通いやすい。
ただ、街中すぎて、外はマンションばかり。
河内長野の方は、富田林の小高い丘にできたばかり。
駅からは10分程度かかるが、環境は申し分ない。
何より、妹の家から車で5分の距離にある。

どうしようか・・・
二人で悩み、結局、妹の家の近くに入所することに決めた。

入所までには、書類を揃えて、本人の面談もしなくちゃならない。
しっかり者の妹が色々奔走してくれているが、
「やっぱり罪悪感あるね」と、メールが来る。
「ばあちゃんも施設の方が絶対安心するって」と返す。

でも、こっちも実家行って、様子見てると不安になる。
「これでいいのかな?」とメールする。
「やってみて、あかんかったらまた考えよう」と返事が来る。

何が一番母にとっていいのか、多分、正解なんてない。
一緒に住んだ方がいいのかな?と思うが、
はっきり言って日々ばたばただ。
おまけにだんなもかたお達も帰ってくるのは大体11時過ぎ。
そんな夜型のうちに入ってきても、
長い昼間をどうやって一人で待っててもらえばいいのか?
しかも勝手のわからない家だ。
隣近所の人も知らないし、まず無理だ。
妹のところだって、似たり寄ったりだろう。

日々のことや諸々で、お互い擦り減ってしまうよりは、
プロにお任せした方が、幸せじゃないだろうかと思った。
でも、どこかで、投げ出したんちゃうか?的な思いがひっかかる。
きっと妹もそうなんだろう。

母にとっては、終の棲家になるかもしれない。
それを子供が決めなくちゃいけないのは、ほんとにしんどい。

母は施設に入るということを理解してくれるのか
うまく溶け込んでくれるのか、
考えてみると、不安なことばかり。
どうやって切り出そう、どうやって用意させよう、、、やっぱり気が重い。

でも、妹の言う通り、やってみるしかない。
だめだったら、また次を考えよう。
とりあえず、前を向いて、がんばって行こう。

・・・・・
内村くんが金メダルを取った(^o^)/
よかったーー ほんと、よかったーー
単純だけど、私もがんばろうとか思う。前向くぞ、うん。