甘すぎる母

「ぶーちゃん、久しぶりー(＾o＾)／」

誰がぶーちゃんやねんっ

おちびが3日ぶりに帰ってきた
ヤツは教採に向けてお勉強中である（多分）

「うなぎ食べた？？」
ときくと

「おー(＾o＾)／」
と写真を見せてくれる

えっっ

でっかいお重だ

「卵焼きも酢の物もついててんでー(＾o＾)／」

う巻きとうざくな・・・
似たもん親子である

しかし、高そうである

「これ、いくら？」
ついきいてしまう

「えっとなあー　2,500円」

なんやとーーー（｀´メ）

母は、半額で1050円のうな重だったのに、
学生の分際で、2,500円やとーー

「ま、こっちも色々がんばっとんねん
　たまには息抜きしたってええやろ？」

いや、確か日曜日も、
プリンスホテルのビアガーデン4,500円に行くって
言うてたやん

息抜きし過ぎちゃうかー（｀´メ）

「で、お願いがあるんですよ・・・」
おちびの口調が変わる

これは・・・

「なんや？金か？？？」

「ぴんぽーーん∠(*￣∇￣)／」

軽い・・・(-_-;)
せんせ、軽すぎるわー

財布からっぽで帰ってきたら、自転車パンクしてて
バスで帰ろうにも、バス代がなく
とぼとぼ歩いて帰ってきたらしい

何があるかわからんから、せめてバス代は残しとこう・・・

せんせ、キリギリス過ぎ
まったく、誰に似たのやら・・・
（「似たもの親子」って声が聞こえる）

甘々の母、ついお金を渡してしまう

今度は計画的に使えよーー（人にはきびしい）


さて、かたおも帰ってくる

なんか荷物を持っている

「まるおーー
　ちょっと頼みがあるねんけど(＾o＾)／」

なんやねん、まるおって誰やねん

それが母に頼みごとをする態度か
まったく、親の顔が見てみたい（自分のことだと思う）

かたおは、袋からパンツを取り出す

ポタニカル柄？

かたおにしちゃ地味に見える（感覚がまひしてる）

「これなー、古着でサイズこれしかなくてな
　30（インチ）やねんけど、ちょっと小さいねん
　ボタンずらしてくれ(＾o＾)／」

え？あんた、細いから30でいけへんか？と思いつつ
ボタンをずらそうとして、悩む

「これ、ファスナーやん？
　上のボタンだけずらしたって、変になるだけやと思うけど？」
ときいてみる

「あ、かまへんかまへん
　ファスナー開けといたらいいし(＾o＾)」

えっっΣ( ￣ロ￣lll)

社会の窓、開けとくのかっっ

若者のおしゃれ感覚にはついてけん

とりあえず、ボタンをずらしてみる

どうしたって、布引きつれるし、
ちょー変なんですけど？？

シャワーを浴びて、かたおはまた出ていく
と、そのパンツを早速はいてきた

思い切り腰パンして、ファスナーちょいと開いてるのを
ベルトで隠してる

なるほどーーー

腰パンするから、小さかったんやー(・ロ・)ホーー！！！

ってか、もうちょい上げたら普通にはけるんちゃうんか？
パンツめっちゃ見えてるし

若者の感覚がよーわからん（かたおの感覚が　とも言う）

が、いかんせん、パンツが丸見えなので
ユニクロのじゃ、あれか？？と
ブランドのおパンツを買ってやったりする

ああ・・・・

息子にちょーあま過ぎちゃうやろかー

ま、二人とも一応来年から就職予定だしな・・・

学生最後の夏だし
楽しませとこうか・・・

なんて、あまあまの母は考える


さて、今日はだんなは出張である
日帰りだけど、多分遅い

ってことで、今日は母が楽しもう(^^)v

昨日GETした



これ、見ちゃうぜー∠(*￣∇￣)／

誰も、しばらく帰ってくんなよーー

オーダーに取り掛かった方がいいよな気もするが、
かくして、
お気楽な母の、ひとりの楽しい時間が始まるのである