ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

論文2【クォークの起源と相互作用のあらまし】(2)

2015年07月14日 | 究極理論
《デジタルインフレーション宇宙の着想》

 そんなわけで私はインフレーション宇宙からの必然性を追い求めることになった.
 もちろん,そんなことは意図して始められたものではなくて,どこからか訪れた“天の声”に導かれるが如く,いわば運命的に非自覚的に始めたことであった.
 元をたどれば,ユニバース粒子仮説からの物理学だったユニバーサルフロンティア理論が,何を欲張ってか,宇宙の最初から始めるなどという大風呂敷を広げる羽目に陥ったのは,その理由なき理由による顛末だったのであるが,もちろん私自身が即座に自覚も理解もできぬ相談なのである.
 今にして思えば大統一宇宙に対抗する為だったのであろうか….
 そこで思いついたことは,大統一宇宙の初期とは似ても似つかぬインフレーション過程であり,大きさを持つ宇宙原子アトムが指数関数的に増加する,とすることによって,宇宙全体の大きさも指数関数的に膨張するという設定である.
 アイソスピンが+1/2のH軌道と,-1/2のL軌道が初めにあったと想定したが,基本的に言って「H軌道のエネルギーがL軌道のエネルギーよりも高くなくては成立しない」ことから,アイソスピンで表示されている通りのエネルギーを持つという意味を持つ“アイソエネルギー”という造語を発案したが,いずれにせよしっくりこない.宇宙初期だからと言ってそんな変な物があるだろうか,ということもあって,H軌道とL軌道の実態に関しての条件は保留したまま,とにかくH軌道は+φのエネルギーを持っていて,L軌道は-φのエネルギーを持っているとして,新しいインフレーション過程の初期条件とした.

① H軌道に1個,L軌道に1個の素領域{φ}が有った状態,を始状態とする.

② H軌道は+φ,L軌道は-φのエネルギーを持つ,と仮定する.

 この二つの仮定により,素領域{φ}(元の宇宙原子アトム)は,じつに急激に指数関数的に増加して,宇宙全体の領域をインフレーションさせる.
 つまり,H軌道の{φ}がL軌道に落ちる際に出る余剰エネルギーは,H軌道の{φ}2個分にあたるからなのだ.1個が2個を生むということは,2個が4個,4個が8個・・・and so on を生むことになって結果はネズミ算と同じことになる.もちろん,それだけでは宇宙全体が異様な高密度から始まらなくてはいけなくなるので,クォーク起源のユニバース粒子だけでなく,真空起源となるエンプティ-粒子をも持たなくてはならないかも知れない.
 そこで一工夫した.
 いかな不可思議なるインフレーション宇宙であろうと,アインシュタインの一般相対性理論は成立しているだろうとする,日本の佐藤勝彦の見解を引き継ぎたいと思う.
 つまり,一般相対性理論の帰結に沿った指数関数的膨張に足りぬ分は,ユニバーサルフロンティア軌道のL軌道だけを埋めていく素領域{φ}が出現する,と設定していく.すると,どこかで過冷却(負エネルギー過剰になることも過冷却とする)から相転移を来した時に,ディラックの海機構が働いて素領域と反素領域の対が非常にたくさんできて,高い素領域と低い素領域とから変化して出た物質起源粒子たるユニバースの10億~100億倍の数の真空起源粒子エンプティーが出現するだろう,と踏んでいる.
 これは「サハロフ定数の説明にCP破れに起因した粒子と反粒子の破れは不必要である」という意味のことになる.ユニバーサルフロンティア理論においては,物質起源となるクォークはudクォークではなくてtbクォークだと設定しているし,そうだとすればB中間子のCP破れの値はサハロフ定数の説明にはあまりにも大き過ぎる.
 それに,CP破れが粒子反粒子の対等性の破れを起こすという保証はCPT定理からT破れとCP破れとが対等と考える標準理論からは得られずに,むしろユニバーサルフロンティア理論においては強く主張される.CPTE恒等より,CP=TEであって,CPが大きく破れているということはTE変換が大きく破れているということを,CPT定理の場合よりもさらに速やかに保証する.定理からはCP=Tという等式は得られないと考えるからであり,もし,そうであるならばニュートリノはPが1破れているがCPは破れておらず,その理由でC=Pが可能だったらニュートリノに反粒子は存在させてはならないからである.
 これは,もちろん,その可能性もあり,そうであれば反ニュートリノとされている物まで左巻きになる.
 そんなことより,TE変換とは粒子を反粒子に(反粒子を粒子に)する変換であり,それが大きく破れているということだ.
例えば,B中間子の場合には,反bクォークだらけだと結論される.

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