宇宙は枝分かれ進化をしてきた（３）

あー、クォーク反クォーク対から始まって回復は無理だねえ～・・。

　ＧＵＴではどうやっているかというと、たとえばＸ粒子はｕｄクォークに割れるがその反面で反ｕクォークと陽電子にも割れる電荷１/３のゲージボソンであるが、反Ｘ粒子は反ｕ反ｄクォークかまたはｕクォークと電子に割れるのだがその割合がＸ粒子と反Ｘ粒子とで対称ではないのだという。

ずい分とご都合主義の苦し紛れみたいなこじ付けっぷりなのである。

近代的見地からＧＵＴは基本的に願い下げにしてもらいたい！

そんなじゃ子供のおもちゃみたいな面白理論じゃないかっ・・。

　そもそもｕクォークとｄクォークに崩壊する素粒子が反ｕクォークと陽電子にも崩壊するといった時点で私としては承認したくない。それがクォークとレプトンを結ぶ大統一だというならどうしてそれだけで事が済まないのか大いに疑問である。そんなに大層なことだったらそれだけでスカッと一発で決めろよとサッカーファンの無い物ねだりみたいな気持ちになるし、その気持ちがそんなに間違っているとも思われない。
　ＵＦＴことユニバーサルフロンティア理論では、Ｍユニバース粒子はｔクォークとｂクォークをはじめとして２クォークに割れるのだが、それは古い真空中において、新しい真空中ではヒッグス粒子とＺ粒子に崩壊する。アイソスピンからハイパーチャージを受けて、電荷になるならば前者であるし、スピンになるならば後者である。

Ｘ粒子みたいな裏の崩壊をしないので陽子は無くならない・・。

　封じ込めの中で、ちなみにＵＦＴではハドロン内は古い真空である、２クォークが出会ってＭユニバース粒子が出現しても次の瞬間には２クォークに戻ってしまうから陽子崩壊は完璧に防がれている。場の統一のついでに物質を統一するなんて余計なことをしてないメリットが存分に発揮されているのである。

その意味においてＧＵＴはunification theoryであり、ＵＦＴはintegration theoryだと言えると思う。