結局、ワインバーグ=サラム理論の初期設定をレプトンからクォークに差し替えるというのは、それだけのことであって大きな理論構築はしない訳で、ま、ぶっちゃけた話がヒラリーステップの要領の如く乗り越えて次に進まざるを得ないのが現実だ・・。
レプトンで初期設定すると、宇宙初期の真空では電子もニュートリノも質量を持っておらず、相互作用によってWボソンを交換して互いに入れ替わるから区別がつかなくて同一粒子だと観測されると言うんだが、その途中で区別がつかない訳じゃなくて例えばK⁰反K⁰振動やB⁰反B⁰振動がそうだけど、区別はつくままで入れ替わってそして崩壊からどちらだったかが言えるという寸法だ。その場合には初期条件が分かるわけじゃない、最初にどっちだったかなんて言葉は意味をなさないので、それで「区別がつかない」というんだ。
同じように「電子とニュートリノは電子ニュートリノ振動系だった」とする理論が、かのワインバーグ=サラム理論なのであった!
捕まえた粒子がどちらであるかは反応次第で分かるけれども最初にどちらだったかなんて言葉は意味をなさない・・。
それをクォークに差し替えたらぜーんぜん違ってきて、話はtクォークとbクォークになるし、それらはWボソンを交換して互いに入れ替わるなんてことはしないw)
そんなこんなでともかく同じくワインバーグ=サラム理論におけるAボソン三重項の元となる南部=ゴールドストンボソンがレプトン間ではなくてクォーク間でこそ生じるのだが、クォークどうしが相互作用を始めたとたんに相互作用による対称性の破れが生じてπ中間子三重項と類似の南部=ゴールドストン複合ボソンが生じてしまい、なかまはT・N+反N・反T・T反N・N反N・N反TとBボソンの元になるT反Tの7種類にまで増える。
複合ボソンのなかまではT反Tだけがクォークに向ける向きがあべこべになるので電磁力の元になる、よくできているだろw)
ここで一挙にワインバーグ=サラム理論を内包した大統一のストーリーになるかと思わせるが、話はむしろ逆にそんな大それた理論を急には構築できないというので思い切って乗り越えて先に進むという話になる、だからある意味でヒラリーステップらしいんだよ。さて、乗り越えた、乗り越えたら頂上までは歩いていけるようなモンだが、まー場所が場所だけに息苦しい、その息苦しさを超えて頂上では湯川ジャンプを決めるのが習わしとなったのはいつごろからだろう・・。
(完)
レプトンで初期設定すると、宇宙初期の真空では電子もニュートリノも質量を持っておらず、相互作用によってWボソンを交換して互いに入れ替わるから区別がつかなくて同一粒子だと観測されると言うんだが、その途中で区別がつかない訳じゃなくて例えばK⁰反K⁰振動やB⁰反B⁰振動がそうだけど、区別はつくままで入れ替わってそして崩壊からどちらだったかが言えるという寸法だ。その場合には初期条件が分かるわけじゃない、最初にどっちだったかなんて言葉は意味をなさないので、それで「区別がつかない」というんだ。
同じように「電子とニュートリノは電子ニュートリノ振動系だった」とする理論が、かのワインバーグ=サラム理論なのであった!
捕まえた粒子がどちらであるかは反応次第で分かるけれども最初にどちらだったかなんて言葉は意味をなさない・・。
それをクォークに差し替えたらぜーんぜん違ってきて、話はtクォークとbクォークになるし、それらはWボソンを交換して互いに入れ替わるなんてことはしないw)
そんなこんなでともかく同じくワインバーグ=サラム理論におけるAボソン三重項の元となる南部=ゴールドストンボソンがレプトン間ではなくてクォーク間でこそ生じるのだが、クォークどうしが相互作用を始めたとたんに相互作用による対称性の破れが生じてπ中間子三重項と類似の南部=ゴールドストン複合ボソンが生じてしまい、なかまはT・N+反N・反T・T反N・N反N・N反TとBボソンの元になるT反Tの7種類にまで増える。
複合ボソンのなかまではT反Tだけがクォークに向ける向きがあべこべになるので電磁力の元になる、よくできているだろw)
ここで一挙にワインバーグ=サラム理論を内包した大統一のストーリーになるかと思わせるが、話はむしろ逆にそんな大それた理論を急には構築できないというので思い切って乗り越えて先に進むという話になる、だからある意味でヒラリーステップらしいんだよ。さて、乗り越えた、乗り越えたら頂上までは歩いていけるようなモンだが、まー場所が場所だけに息苦しい、その息苦しさを超えて頂上では湯川ジャンプを決めるのが習わしとなったのはいつごろからだろう・・。
(完)