Sx’=SxcosΦ-SysinΦ
Sy’=SxsinΦ+SycosΦ
Sz’=Sz
であり、さらに
⊿Sx’=⊿SxcosΦ-⊿SysinΦ かつ ⊿Sy’=⊿SxsinΦ+⊿SycosΦ
この式では「x方向の誤差を0とする」は⊿Sx’=0を意味するので第一式に代入すると
⊿SxcosΦ=⊿SysinΦ ゆえに ⊿Sx=⊿SytanΦ
これを第二式に代入すると
⊿Sy’=⊿Sy(tanΦ+cosΦ)≧σSy(tanΦ+cosΦ)(∵ 誤差は揺らぎよりも小さくない)
ここで σSx=σSy=h/4π を使って整理すると、
⊿Sy’≧(tanΦ+cosΦ)h/4π
この式はΦ≒π/2において発散するけれども、それは「スピン1がπ回転だとしたらスピン1/2はπ/2回転」というファインマン物理によって成立するのだが、UFTでは「スピン1は孤度法にして1回転なのでスピン1/2は孤度法で1/2」となるので後者を代入してみれば
tan1/2≒0.54630 かつ cos1/2≒0.87758
なので
tanΦ+cosΦ=0.54630+0.87758=1.42388
であるから
⊿Sy’≧1.42388h/4π
これで「⊿Sx’=0であれば⊿Sy’の値はh/4πの1.5倍弱になる」という小澤チームの長谷川実験グラフが再現された。
⊿Sy’=0とすると、この仮定は「y方向の誤差を0にする」といったことを意味するが、第二式に代入すると
⊿SycosΦ=-⊿SxsinΦ ゆえに ⊿Sy=-⊿SxtanΦ
これを第一式に代入すると
⊿Sx’=⊿SxcosΦ+⊿SxtanΦ
⊿Sx’=⊿Sx(tanΦ+cosΦ)≧σSy(tanΦ+cosΦ)(∵ 誤差は揺らぎよりも小さくない)
ここで σSx=σSy=h/4π を使って整理すると、
⊿Sx’≧(tanΦ+cosΦ)h/4π
ゆえに
⊿Sy’≧1.42388h/4π
これで「⊿Sy’=0であれば⊿Sx’の値はh/4πの1.5倍弱になる」が再現できた!
合わせて「x方向の誤差が0ならばy方向の誤差がh/4πの1.5倍弱であり、y方向の誤差が0ならばx方向の誤差がh/4πである」となるので(確かに)『トレードオフ』の関係になっているらしいことが確認できました。
Sy’=SxsinΦ+SycosΦ
Sz’=Sz
であり、さらに
⊿Sx’=⊿SxcosΦ-⊿SysinΦ かつ ⊿Sy’=⊿SxsinΦ+⊿SycosΦ
この式では「x方向の誤差を0とする」は⊿Sx’=0を意味するので第一式に代入すると
⊿SxcosΦ=⊿SysinΦ ゆえに ⊿Sx=⊿SytanΦ
これを第二式に代入すると
⊿Sy’=⊿Sy(tanΦ+cosΦ)≧σSy(tanΦ+cosΦ)(∵ 誤差は揺らぎよりも小さくない)
ここで σSx=σSy=h/4π を使って整理すると、
⊿Sy’≧(tanΦ+cosΦ)h/4π
この式はΦ≒π/2において発散するけれども、それは「スピン1がπ回転だとしたらスピン1/2はπ/2回転」というファインマン物理によって成立するのだが、UFTでは「スピン1は孤度法にして1回転なのでスピン1/2は孤度法で1/2」となるので後者を代入してみれば
tan1/2≒0.54630 かつ cos1/2≒0.87758
なので
tanΦ+cosΦ=0.54630+0.87758=1.42388
であるから
⊿Sy’≧1.42388h/4π
これで「⊿Sx’=0であれば⊿Sy’の値はh/4πの1.5倍弱になる」という小澤チームの長谷川実験グラフが再現された。
⊿Sy’=0とすると、この仮定は「y方向の誤差を0にする」といったことを意味するが、第二式に代入すると
⊿SycosΦ=-⊿SxsinΦ ゆえに ⊿Sy=-⊿SxtanΦ
これを第一式に代入すると
⊿Sx’=⊿SxcosΦ+⊿SxtanΦ
⊿Sx’=⊿Sx(tanΦ+cosΦ)≧σSy(tanΦ+cosΦ)(∵ 誤差は揺らぎよりも小さくない)
ここで σSx=σSy=h/4π を使って整理すると、
⊿Sx’≧(tanΦ+cosΦ)h/4π
ゆえに
⊿Sy’≧1.42388h/4π
これで「⊿Sy’=0であれば⊿Sx’の値はh/4πの1.5倍弱になる」が再現できた!
合わせて「x方向の誤差が0ならばy方向の誤差がh/4πの1.5倍弱であり、y方向の誤差が0ならばx方向の誤差がh/4πである」となるので(確かに)『トレードオフ』の関係になっているらしいことが確認できました。