ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

論文2【クォークの起源と相互作用のあらまし】(5)

2015年07月17日 | 究極理論
《ヒッグス粒子質量の計算をする・下準備》

 現在までのところ,ヒッグス粒子ではないかと噂された事象において,その質量は125.0~6.0Gevぐらいだとされているが,その特定はむしろ揺らいできており,本物のヒッグス粒子かどうかということについて結論は出されておらない.
 逆に,日本では超対称性ヒッグス粒子だとか余計な憶測が流されており,それは例の超対称性重力場構想の話でなければ意味がなく,また私がブログ上で宣言しておいたように新しい重力理論が造られてからの話であろう.今までのところ誰に著作権が帰属するとかいう話でもない.単なる昔ながらのSUSY粒子だとしたら混乱の元だから言わない方がよかったと思う.
 ユニバーサルフロンティア理論による予言ではヒッグス粒子質量は123.0Gevだ.
 ワインバーグ=サラム理論の真空期待値は246Gevだからちょうど半分であり,そこをこじつければフェルミオンにとって,右巻き用と左巻き用とでふたつ合わせて真空期待値になるという目論見になる.ところが,それでは有効数字が3ケタしかなく,理論から予言する値として意味を持つ4ケタには1ケタ足りない.だからユニバーサルフロンティア理論では他の導き方をしなければならないわけだ.
 私は小林=益川模型との調和に重点を置いた.
 理由は,一見したところ韓=南部模型と小林=益川模型とは折り合いがつかないようにも見えるから,その両者を結合させることができたら,ユニバーサルフロンティア理論が正しいという可能性が自己確認の上において増大するからである.そうなってきたら理論構築の上で一番大切なことは自己満足だと理解する.
 2008年のノーベル物理学賞は,対称性の破れという名目で,南部・益川・小林のお三方に来たが,ユニバーサルフロンティア理論の目標の一つとして,この年度の受賞に値した功績と矛盾させないという努力目標があった.このことは標準理論と比べて破天荒である理論構成を合理化する手段であり,無駄であることはわかり切っている妥協や迎合ではない.
 小林=益川模型はあくまでも標準模型に合わせた研究がなされていたのであって韓=南部模型は一切考慮されておらない.
 それでもユニバーサルフロンティア理論では,小林=益川模型に内在する神秘の重ね合わせについて,ひょっとしたら基礎的役割を果たすかもしれない.dクォークからsクォーク,あるいはその逆,sクォークからbクォーク,あるいはその逆,その他,などの変化に関して,標準模型では弱い相互作用では中性崩壊になってしまうので禁則だが,韓=南部模型では荷電崩壊が起こるので可能となる.
 そこから弱い相互作用によって小林=益川模型におけるクォーク成分の割合が解明される可能性が出てくる.そして,かようなことは大学院の諸君にピッタリの仕事として残しておいてもいいだろうと信じ,私はその先へ行くことにした.逆に言えば,標準理論と標準模型の枠内においてもクォーク荷電の整数性を信じて韓=南部模型を採用させることが可能であり,その際には小林=益川模型の基礎づけが主たる仕事になるだろう.
 弱い相互作用では中性崩壊ではクォークのフレーバーが変化しないという鉄則がある.
 また,このように見かけ上の分数荷電を証明できる整数荷電模型として韓=南部模型を活用することが許されたら,理論で扱われる反応の種類が増大し,ファインマン図の描き方もバリエーションが出てくるので,たとえばB中間子CP破れ実験の際にも出た稀事象の説明が新しい物理学によって可能だという形で展開させられるかも知れない.
 これは大国アメリカにおいて特徴的に存在するゲルマン信仰の呪縛から解き放たれて,日本の理論物理学としてのユニバーサルフロンティア理論に勝機をもたらせるものと信じている.学問に国境などないが,厳然と存在するこだわりの違いぐらいは,このように説明させてもらいたいものだ.
 韓=南部模型を採用して大統一を仕組んだら分かるようにかなり単純化される.
 そのような大らかな代物とは違ってユニバーサルフロンティア理論はきめ細やかに成立しており,もっとも違うのはクォーク起源となるユニバース粒子が非常に軽いことだ.非常に軽いといっても214.2Gevだが,この数値は大統一のX粒子あたりと比べたら破格の軽さである.大統一理論のストーリでは,X粒子の質量によって陽子質量が決まってくるから観測現実と見比べて十分に大きな質量を持ってくる必要があったが,ユニバーサルフロンティア理論のユニバース粒子には陽子を崩壊させないという特徴を持たせることができた.
 封じ込め内においてふたつのクォークに割れるユニバース粒子が,封じ込めの外ではZ粒子とヒッグス粒子に割れる.
 すると,ハドロン内においてふたつのクォークが異常接近をしてユニバース粒子を合成してしまったとしても,封じ込め内ではふたつのクォークに割れるほかにないので陽子は壊されないで済む.大統一理論とは違って物質起源粒子ユニバースに過大な質量を必要としないのはその為であった.
ここまでが必要な下準備である.


(注 じつはこの論文2の方が古い文章なのです。123.0Gevというのも古い予言値で、認識を厳格に推し進めるのと、W粒子質量の覚え間違いを正したところ125.2もしくは7Gevに、より実測値に近い数値になりました)

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