さてさて、今回も漏水調査の依頼が来ました。
前回(年末)の調査に続いての案件ですが、前回は外回りの水栓を調べてたら予想的中。
その日に漏水修理できました。
しかし、漏水は1日でわかるものではありません。
前回のようにすぐ見つかる保証はない。
今回は水道代が毎月1,000円ほど高くなっていて検針員から報告されてたようです。
また調べやすいところから探していきましょう。
今回もこの「聴診棒」を使って漏水音を調べていきます。
蛇口に聴診棒を当てて・・・。
漏水音は聞こえないようです。
ここではないようです。
他の屋外水栓を調べます。
聴診棒を当てて・・・
ここです!
一発でわかりました!(2か所目ですが)
漏水音がハッキリ聞こえます!
では早速根元をハツってみましょう!
あ!見にくいですが漏水しています!
ああ!糸状に水が噴いていますね!
ソケットを使って曲げるのではなくバーナーでパイプを焼いて曲げていた時代のもののようです。
曲げてたところから水が噴出しています。
劣化が原因でしょう。
今度は邪魔にならないところへ水栓柱を立てて配管完了。
メーターも止まったようです。
埋め戻してモルタルを打設。
一件落着です。
施主様が言うには親戚が漏水した時に掛かった調査及び修繕費用が100万ほど掛かったそうで、そういうことを耳にするとなかなか業者に言えなかったそうです。
その100万掛かった親戚の場合はどうしても漏水箇所がわからないのでガスを給水パイプに注入してガス探知機で調べたみたい。
色々な方法がありますね。
その方法としては皆が寝静まった頃に漏水調査機という高額の機械を使って音を聞く方法とか、空気をパイプに注入して漏れている音を聞くという方法もあります。
ですが空気圧が強すぎると水栓器具の蛇口等が破壊されてしまうので破壊しないように対応しないといけません。
だからガスを使った方法があるのでしょう。
今回は100万どころかその20分の1程度の費用で済みました。
聴診棒を使っても当てたところから半径1m程度ならわかります。
それも漏水の程度によりますが。
あまりにも漏水箇所が離れてしまってたら漏水音は聞こえません。
その日に見つけることが難しいのが漏水調査です。
信用ある業者に頼みましょう。