こんにちは。今日は石窯の料理の紹介です。
以前にもコモンズは石窯焼き野菜をメニューにお出ししていましたが、その頃はご来店、オーダーが
あってから石窯で焼きに入るという工程でお出ししておりました。お客さまにとってあつあつを
お出しするのは当然のことですが、どうしても一定の時間がかかってしまいます。
それで、あらかじめ石窯で焼いておくという工程ができないかと考えていたある日の夜、
石窯を使ったあと、まだ熱のこもっている窯の中に、根菜を放り込んで帰ることにしたんです。
できていました!
低温長時間の加熱による新しいタイプの焼き野菜が!
石窯は翌日の朝でもまだ70℃程度の熱さを保っていました。じっくりごとごと、一晩ですね。
むしろ玉ねぎなどは熱しすぎでジュクジュクに崩れていました。石窯の威力は相当なものです。
ジャガイモ、ニンジンなどが焦げ茶色にやわらかく仕上がっており少しの塩とオリーブオイルだけで
とてもおいしく食べられるものに仕上がっていました
話はこれだけにとどまらず、コモンズの面々は遊び心がいっぱいになり、とうとうある日、
調理担当の人が「角煮を放り込んで帰りたい」と言い出したのです。
目がキラキラ輝いていたので任せることにしましたが、翌日見てみると
なんと
角煮が、強く箸で持てなくなっていました!
大きなお肉の塊が崩れ落ちるほどの柔らかさ。
全く知らなかったのですが、余熱の残っている石窯に一晩おくのは「すて窯」という、れっきとした手法だそうです。
シチューなどにも最適のようです。でも私たちは豚の角煮にも最適だということを知ってしまったのです。
本日の定食は、A、Bともに石窯料理がメインになっています。一つはこの石窯角煮と、もう一つは石窯のどて焼き。
どちらもトロトロのおいしさです。
あと寺川農園さんからの野菜を使った副菜としては「なすの田舎煮」、「ジャーマンポテト」などあります。
ランチタイムは14:30までとなっております。