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「さよならドビュッシー」

2012-09-17 20:38:07 | 書籍レビュー
「さよならドビュッシー」
中山七里/宝島社文庫

『ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。
 ピアニストを目指す遥、16歳。祖父と従姉妹とともに家事に遭い、ひと
 りだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニ
 ストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励
 む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで
 発生する―。
                        (文庫裏表紙より)』


第8回「このミス」大賞受賞作品です。

おもしろくなくはなかった。

岬先生カッコイイw 新条先生も結構スキw


演奏シーンは確かに凄い緊迫感。
細かな描写で、音が聴こえてきそうっていうのは本当です。
ただ、長い。笑
例えばマンガののだめの演奏シーン内の、弾き方・指使い・表情・身体の動き・回想・観客の反応などなど
すべてを文章のみで伝えているのですから、長いのは当たり前なんですが、
この書き方が大きな場面2、3カ所にあるのならまだしも、練習時とか入れると、もう何度も出てくるのです。
3、4カ所目から斜め読み(=結構すっ飛ばした)でした。
まあ、それをとっちゃったらこの小説の味が無くなっちゃうんで、この点は多分いけないのは私。笑

ラストは私は推理できなかったし、驚きはしたけど、
「そっかー それかー」って感じでした。(それ思うと、穂信先生とかスゴイなあ。)
わからなくてくやしーw ヒントが0ってこともないけど、でもそんなに出してはくれていないかも。
コナンが臭いで気付く(読者にはわからない)、みたいな感じかな。笑


ちょっと細かい部分をつつくと

遥の考え方が、ごく普通の人よりも若干歪んでいます。
このミスだったか、受賞したときの作者さんのコメント見たけど、
結構嫌な奴だったので、そこが出たのかしら。笑
お医者さんや刑事さんに対してタメ口なのも気になる。
16歳でしょ?敬語ですよ普通。幼稚に感じてしまう。・・・と思ったけどそれも計画通りなのか?違うよなぁ。

新条先生が、遥が危険な目にあったのが事故じゃなかったと突然知っていて、違和感。
さらっと入れすぎ・・・「あれ?いつ知ったの!?」ってなる。
なんとなく解らなくもないし、説明してる場面を入れろってわけじゃないけど、もっとどうにかならなかったのか。

あと、会話の間が下手ですね。
台詞が続きすぎて、スピーチみたいになってる。
こちらも、あんまり細かく読まなくても大丈夫そうだっていうカ所はすっ飛ばし気味だたよー。


っていうか宝島社文庫,行間詰まりすぎだよ っていうか字が大きいのかな?
ビジネス書読んでるみたいな気分だったw



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>画像  のだめ 模写(「のだめカンタービレ」)
     PSE。

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