モンサンミッシェルの名物オムレツのレストラン「ラ メール プラール」が,丸の内にあるんだってー!!
あっちで行けなかったから,ぜひ行きたい!!!
「富嶽百景・走れメロス」太宰治/岩波文庫
『太宰治が短編の名手であることはひろく知られているが、ここに収めた作
品は、いずれも様々な題材を、それぞれ素材にふさわしい手法で描いてい
て、その手腕の確かさを今さらのように思い起こさせる。命を賭した友情
と信頼の美しさを力強いタッチで描いた「走れメロス」をはじめ、戦前の
作品10篇を集めた。
(文庫裏表紙より。)』
「晩年」に入ってる作品と2個かぶってた。
「女生徒」が一番読みたかったので、レビュータイトルはそちらにしました。
「女生徒」は、ある女の子の、起きてから寝るまでのある一日を描いています。
ごく普通の日常の中で、女の子は色々考えますが、
それももしかしたら毎日考えては忘れ考えては忘れしていることで、
昨日も考えてたことかもしれないよねっ。あはっ。
っていうテンションの小説。
女の子はお父さんを亡くしていてお母さんと二人で暮らしていますが、
別に暗い話ではなく、ほんとに普通に暮らしている様子の描写です。
お母さんのこと時々、嫌だな、って思っちゃうけど、ふとした時に、やっぱり大好き、って思う。
さっき、嫌だ、なんて思ってしまってごめんなさい。
っていうあたりが、すっと心に入りすぎて涙出そうになりました。(上記は写しではありません。)
太宰は自分のことをよく書くようですね。
最初から自分のことを書いたのだと分かるものも,途中まで来ないと気付かないものもありますので,おっとっとと戸惑いますw
「東京百景」もそうで,これは最初から自身のことであると分かるのですが,
無学なHという女性をもらって,それが無垢であると信じていたのに、
あるきっかけで問い詰めたらまるで違った,他人の手垢がすでにたくさんついていた,というくだりがあります。
その話は「晩年」の中の作品にも出てくるのですが・・・
この女性が,つまり「人間失格」の良子ちゃんに当たるわけですね!!?
と,やっと気付きました。
病院でずっと"私"に付き添っていると描写があって,は!っと思いました。
これが石原さとみかぁ~。
「人間失格」では良子ちゃんは純粋ではあるけど無学という描写はなく,
"手垢がつく"場面も彼女が悪いわけではないので気づきませんでした。
だから,「なんで彼女が悪くて葉蔵が可哀想な雰囲気になっちゃってんのかな~」と思ったら,
事実の方にはこういう背景があったのか!!
(でも、パッと見は単に襲われちゃっただけ,のような描写ですが違うのかも。
いや,でも映画では本よりもそんな感じだった気がするなー。)
とりあえず,なんかスッキリしました。
とかいって、違ってたりして。
そういう,いわゆる暗い部分も多い太宰ですが,
「女生徒」とか「お伽草紙」とか読んでると
太宰って,なんか可愛らしい人なんじゃないかと思うんですよねw
「走れメロス」だって,いいお話じゃないですか。
他の作品でもちらちらっとお茶目な部分が垣間見えますし。
それに,なんだか守ってあげたくなる感じがしますw
「女生徒」と一緒に収録されている「八十八夜」では,
"ああ馬鹿なことをやった"と後悔した主人公の笠井さんが呟いている,
「犬にも劣る。ウソつけ。犬と「同じ」だ。」
で,プッと笑ってしまいました。
「晩年」の記事で,"オースティンと太宰には共通点がありそう"という話をしましたが,
その話をメモした(いつも,言いたいことを忘れないように下書き作成して保存してます。)直後
開いた「」の「満顔」の文中に"ブリッジ(トランプ遊戯の一種)"と出てきて,にまにましてしまいました。
オースティン作品にも,数回だったか,確か出てくるんですよ。
それに,風景の細かな描写をするところも似ていますね。
「ビブリア」にオースティン作品出てこないかなぁ!
そしたら・・・そしたら,すごい嬉しい!!!笑
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>画像 海ちゃん 模写(「コクリコ坂から」)
PSE。
あっちで行けなかったから,ぜひ行きたい!!!
「富嶽百景・走れメロス」太宰治/岩波文庫
『太宰治が短編の名手であることはひろく知られているが、ここに収めた作
品は、いずれも様々な題材を、それぞれ素材にふさわしい手法で描いてい
て、その手腕の確かさを今さらのように思い起こさせる。命を賭した友情
と信頼の美しさを力強いタッチで描いた「走れメロス」をはじめ、戦前の
作品10篇を集めた。
(文庫裏表紙より。)』
「晩年」に入ってる作品と2個かぶってた。
「女生徒」が一番読みたかったので、レビュータイトルはそちらにしました。
「女生徒」は、ある女の子の、起きてから寝るまでのある一日を描いています。
ごく普通の日常の中で、女の子は色々考えますが、
それももしかしたら毎日考えては忘れ考えては忘れしていることで、
昨日も考えてたことかもしれないよねっ。あはっ。
っていうテンションの小説。
女の子はお父さんを亡くしていてお母さんと二人で暮らしていますが、
別に暗い話ではなく、ほんとに普通に暮らしている様子の描写です。
お母さんのこと時々、嫌だな、って思っちゃうけど、ふとした時に、やっぱり大好き、って思う。
さっき、嫌だ、なんて思ってしまってごめんなさい。
っていうあたりが、すっと心に入りすぎて涙出そうになりました。(上記は写しではありません。)
太宰は自分のことをよく書くようですね。
最初から自分のことを書いたのだと分かるものも,途中まで来ないと気付かないものもありますので,おっとっとと戸惑いますw
「東京百景」もそうで,これは最初から自身のことであると分かるのですが,
無学なHという女性をもらって,それが無垢であると信じていたのに、
あるきっかけで問い詰めたらまるで違った,他人の手垢がすでにたくさんついていた,というくだりがあります。
その話は「晩年」の中の作品にも出てくるのですが・・・
この女性が,つまり「人間失格」の良子ちゃんに当たるわけですね!!?
と,やっと気付きました。
病院でずっと"私"に付き添っていると描写があって,は!っと思いました。
これが石原さとみかぁ~。
「人間失格」では良子ちゃんは純粋ではあるけど無学という描写はなく,
"手垢がつく"場面も彼女が悪いわけではないので気づきませんでした。
だから,「なんで彼女が悪くて葉蔵が可哀想な雰囲気になっちゃってんのかな~」と思ったら,
事実の方にはこういう背景があったのか!!
(でも、パッと見は単に襲われちゃっただけ,のような描写ですが違うのかも。
いや,でも映画では本よりもそんな感じだった気がするなー。)
とりあえず,なんかスッキリしました。
とかいって、違ってたりして。
そういう,いわゆる暗い部分も多い太宰ですが,
「女生徒」とか「お伽草紙」とか読んでると
太宰って,なんか可愛らしい人なんじゃないかと思うんですよねw
「走れメロス」だって,いいお話じゃないですか。
他の作品でもちらちらっとお茶目な部分が垣間見えますし。
それに,なんだか守ってあげたくなる感じがしますw
「女生徒」と一緒に収録されている「八十八夜」では,
"ああ馬鹿なことをやった"と後悔した主人公の笠井さんが呟いている,
「犬にも劣る。ウソつけ。犬と「同じ」だ。」
で,プッと笑ってしまいました。
「晩年」の記事で,"オースティンと太宰には共通点がありそう"という話をしましたが,
その話をメモした(いつも,言いたいことを忘れないように下書き作成して保存してます。)直後
開いた「」の「満顔」の文中に"ブリッジ(トランプ遊戯の一種)"と出てきて,にまにましてしまいました。
オースティン作品にも,数回だったか,確か出てくるんですよ。
それに,風景の細かな描写をするところも似ていますね。
「ビブリア」にオースティン作品出てこないかなぁ!
そしたら・・・そしたら,すごい嬉しい!!!笑
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