春休みの長崎3泊の旅。
4日目、最終日。
九十九島の民宿・海の幸を後にして
本土最西端の神崎鼻公園に立ち寄り。
器好きとしては
以前から気になっていた焼き物の町・波佐見。
今回ぜひ行きたかった!
窯巡りをしたかったのですが
時間的に余裕がなく。
波佐見の器が一堂に揃う
と、その前に
陶芸の館のすぐお隣にある
波佐見やきもの公園へ。
小高い丘に。
古代から近世にかけての
世界の焼き窯が12基、再現されています。
原寸大なので迫力満点。
明治時代にヨーロッパから導入された
石炭を焚く窯。
昭和45年ごろまで
波佐見でもっとも多く
使用されていたよう。
5世紀に日本に伝わり
13世紀ころまで使われていた穴窯。
なんとも原始的なつくり。
赤レンガを焼く素朴な窯。
斜面を利用した窯。
窯の下に焚き口があり
草や木を燃やし800℃くらいで焼成。
トルコの代表的な焼き物
キタヒヤで現在使われている窯。
器の出し入れは
上部の穴からなされており
作業場の床にもなっている珍しいタイプ。
裏は階段になってます。
16世紀に日本に伝わった
連房式の登り窯。
各室が連なって傾面を登っている連続窯で
熱効率がよく、波佐見・有田・唐津など
肥前地区の焼成の主力となった
歴史的な窯。
愛知の常滑焼や
大分県の小鹿田焼を訪ねたときも
このような登り窯でした。
子供が産まれる前まで
陶芸を習っていたので
全国各地の窯巡りが趣味でした。
出産や引っ越しを重ね
多すぎる器に辟易とし
新しい器はもう買わない!と
自制していたのですが。
やっぱり楽しいな~。
そしてこのあと、陶芸の館で
おさえていた器欲が…。
それは別記事で。
波佐見町は長崎県のほぼ中央で
佐賀県との県境に位置しているので
陶芸の館から車を10分も走らせれば
もう佐賀。
せっかくなので佐賀の嬉野温泉にある
甲子苑というラーメン屋さんへ。
渋すぎ外観。
小さな小上がりとカウンターの
こじんまりとした店内。
おじいちゃんがせっせと
作っています。
地元のお客さんがひっきりなしで
常連さんに愛されているのが
伝わります。
ラーメン。今どき600円。安っ。
魚介が効いた豚骨スープに細麺。
控えめに言って超絶おいしかった!!!
皿うどんは、バリバリの太麺に
からむ具材たっぷりのあんかけ。
素晴らしい名店ですね~。
近所に欲しい、、。
そして、長崎空港に向かいます。