デザイン制作の極意~谷宜樹~

デザイン制作の極意を紹介していきます。

無料ツールは本当にお得?正しくツールを選ぶ方法とは

2022年06月29日 | WEBデザイン
WEBデザインを作るためのツールとして、最も有名なのは「Photoshop」と「Illustrator」です。
この2つはサブスクリプション形式のツールであり、月額か年額の料金が掛かります。
操作方法もやや難しいため、「せっかく高い料金を払ったのに使えなかった・・・」ということもあるでしょう。
無料で使えるツールなら、気軽にWEBデザインの勉強ができますね。
今回は、谷宜樹が無料で使えるWEBデザインツールの選び方について解説しましょう。


■PhotoshopとIllustratorを無料で使う方法

PhotoshopとIllustratorを試してみたい場合は、7日間の無料体験版をダウンロードしてみましょう。
短い期間ですが、有料の製品版と同じ機能が使えます。
Adobe社の公式サイトからダウンロードしてくださいね。


■無料ツールをダウンロードする前に・・・

ずっと無料で使えるツールもありますが、ダウンロードするかどうかは慎重に判断しましょう。
「無料ツール」と書いてあったのに、実際はごく一部の機能しか使えなかったということもあります。
無料機能だけでは足りず、結局課金して使っている人もいるでしょう。
自分が使いたい機能が本当に無料なのか、しっかり調べておく必要があります。


■使い方は?公式サイトやネット情報があるかチェック

無料ツールの中には、海外製のものもあります。
ダウンロードしてみたら英語表記で分からなかったということがあるかもしれません。
また、どんなに便利な機能が備わっていても、使い方が分からなければ意味がないですね。
操作方法を調べることができるか、チェックしておきましょう。
ツールを提供している会社の公式サイトがあれば一番です。
多くの人が使っているツールなら、コミュニティSNSや情報ブログもあります。
そちらを参考にしても良いですね。


■ツールに求めることは?機能で選ぶ

WEBデザインに使うツールには、本当に様々な種類があります。
ツールはWEBページに利用する画像が作れるもの、デザインカンプなどWEBページを構成するためのもの、コーディング作業に使うものなどに大きく分けられるでしょう。
画像を作ることに特化したツールの中にも、自由なイラストが描きやすいタイプ、幾何学的な図形が描けるタイプがあります。
ただ人気だから、無料だからということで決めるのではなく、自分が何をしたいかによってツールを選びましょう。


今回は、無料ツールの選び方について解説しました。
具体的にどんなツールが谷宜樹のおすすめなのかは、また後日お話ししていこうと思います。

Illustratorの使い方を見てみよう!無料体験もおすすめ

2022年06月21日 | WEBデザイン
前回は、谷宜樹が画像編集ソフト「Photoshop」の使い方を簡単に解説しました。
基本的な機能のほんの一部でしたが、いかがでしたか?
ソフトを使ったことのない人でも、感覚的に操作できるところがあるでしょう。
しかし、マニュアルを見ないと分からないところも多いと思います。
詳しい内容はPhotoshopを提供するAdobe社の公式サイトをご確認ください。
今回は、同じAdobe社から出ている描画ツール「Illustrator」の機能についてお話ししていきましょう。


■図形を使ってみよう!組み合わせても面白い

Illustratorには、丸や四角形、星型などの図形から選んで描くことができます。
また、違う形の図形を組み合わせたり、図形から一部分をくり抜いたりしても良いでしょう。
単純な図形しか使っていなくても、組み合わせ次第で複雑なイラストも作れます。
WEBページに使う図形だけでなく、アイコンやロゴ、トップページ画像など様々なものを作ってみてくださいね。


■ペンで描いてみよう!図形にない形を描きたい時

図形以外の形を描きたい時は、どうしたら良いのでしょうか。
イラストなど、図形に頼らない描き方をしたい場合は、「ペンツール」を使ってみましょう。
直線を引くツール、曲線を引くツール、自由な線が描ける鉛筆ツールが用意されています。
ただし、Illustratorは「ドロー系グラフィックソフト」と言われており、操作がやや数学的です。
いわゆるお絵描きソフトとは違い、実物のペンと同じような線画ができるわけではありません。
点と線の考え方ができないと難しく、トレーニングが必要でしょう。


■自由に描くのが難しい…でもキレイに描ける

Illustratorは、フリーハンドで描くのとは違う感覚でしょう。
点を配置し、点と点をつなぐ線を引き、線を角度を調節しながら曲線を描きます。
思いつくまま絵が描けないので、不自由さを感じるかもしれません。
しかし、Illustratorでは非常に美しい図形を描くことができます。
手ブレや、描き方のクセによる線の太さの違いもないでしょう。
左右対称の形を作るのも簡単です。
また、拡大しても画質が荒れないため、多くのWEBデザインに使われています。


■使えるか心配…無料体験で相性を確かめてみよう

谷宜樹は、どんなツールでもユーザーとの相性があると思います。
多機能・高機能なツールであっても、操作する人のタイプによっては全然使えないこともあるのです。
Illustratorが使いこなせるか心配だという人は、無料体験版を使ってみてはいかがでしょうか。
Adobe社の公式サイトからダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。


Photoshopに比べて、Illustratorは難しいという人が多い印象です。
サブスク料金も高いので、まずは7日間の無料体験で試してみましょう。

Photoshopで編集してみよう!基本的な機能をご紹介

2022年06月16日 | 編集
画像編集ソフト「Photoshop(フォトショップ)」は、谷宜樹もWEBデザインでよく使うツールです。
写真データやイラストを簡単に編集して、WEBページに使う画像を作ることができます。
以前、Photoshopではどんなことができるかお話ししましたよね。
今回は具体的にどのように編集していくのか、Photoshopにある機能の一部について紹介していきたいと思います。
詳しい操作方法については、Photoshopの公式サイトからチュートリアルを見てくださいね。



■画像を拡大・縮小してみよう!トリミングもできる

写真データが大きすぎる、小さすぎることがありますよね。
そのまま貼り付けても使えない場合は、サイズ変更をします。
画像サイズ設定から、幅や高さの指定、解像度の指定が可能です。
数値を変更したら、プレビューも確認しましょう。
画像な余分な部分を取り除くことを「トリミング」といいます。
拡大や縮小と併せて使ってみてくださいね。


■明るさを調整しよう!「トーンカーブ」って?

暗い所で撮った写真を使う場合、何が写っているかよく分からない時は画像を明るくすることがあります。
また、色にメリハリをつけるやり方もあります。
「明るさ」や「コントラスト」の設定を変更してみましょう。
さらに細かい調整が必要なら、「トーンカーブ」が谷宜樹のおすすめです。
明るさやコントラストを変更するのに比べ、トーンカーブでの補正は画像の質が低下しにくいというメリットがあります。
操作は少し複雑ですが、画像データのクオリティにこだわりたい時はトーンカーブを利用しましょう。


■色味を調整しよう!WEBページの統一化にも有効

色相や彩度を変更し、画像の色味を変えてみましょう。
天気や部屋の明るさの関係で、写真の色味が暗くなることがあります。
そういう場合は明るさやコントラストだけでなく、色味を変えて鮮やかにすることも可能です。


■余分な部分から切り抜き!トリミングとの違いは?

背景に余計なものが写っている場合、例えば人物だけを画像として使いたい時はどうしたら良いのでしょうか。
「切り抜き」という機能を使えば、人物だけを残して背景を削除することができます。
トリミングと違うのは、残す範囲が細かく設定できることです。
トリミングは四角形や円形の大きな範囲でしか残せませんが、切り抜きなら対象物だけをキレイに残せます。
大まかに設定した後は、マウスでなぞるようにしながら細かい編集をしましょう。


他にもたくさんの機能を持っているPhotoshop。
細かい編集ができるので、プロにも選ばれています。
ただし、初心者には少し難しいかもしれません。
実際に操作しながら、ゆっくり覚えていきましょう。

WEBデザイナーに必要な資格とは?無資格でも仕事ができる?

2022年06月08日 | WEBデザイナー
WEBデザイナーになるためには、どんな資格が必要でしょうか。
実は、WEBデザインをするのに必ず持っていなくてはならない資格はありません。
独学で学んだ人でも、未経験者でもWEBデザイナーになることは可能です。
ただし、資格を持っていた方がメリットが大きいと谷宜樹は思います。
今回は、WEBデザイナーになりたい人が持っていた方が良い資格について紹介しましょう。


■就職活動で有利に!採用試験ではスキルを見られる

まずWEBデザインの資格を持っていると、どのようなメリットがあるか考えてみましょう。
WEBデザイナーを募集する企業にとって、その人が持つスキルが気になるところです。
もちろん「やってみたい」という意欲も大事ですが、即戦力が欲しい企業は実力を重要視するでしょう。
WEBデザイナーに応募するにあたり、「全く勉強していませんが、やる気はあります!」とアピールしても効果的ではないと谷宜樹は思います。
もちろん、全くの未経験が欲しいという企業がないわけではありませんが・・・。
また、採用試験に実技がない場合もあります。
「すでにスキルを持っているから資格は必要ない」と言う人もいますが、選ばれるためには実力を見てもらわなくてはいけません。
資格は、実力を目に見える形にしてくれるでしょう。


■どんな資格があると有利?ツール専用の資格も

WEBデザインに関連する資格は、次のようなものがあります。
PhotoshopやIllustratorが使えることを示す資格もあるので、ぜひ勉強してみましょう。

・ウェブデザイン技能検定
国家資格としてWEBデザイナーを認定するものです。
ただし、これを持っていなくてもWEBデザイナーを名乗れます。
難易度の低い3級は、気軽に受験しても良いでしょう。
筆記と実技があります。

・Webデザイナー検定
デザイナーとしての実力を示す内容です。
ベーシックとエキスパートのコースから選択できますが、受験資格は特にないのでご安心を。

・マルチメディア検定
デジタルコンテンツに関する知識を示すものです。
デザインだけでなく、情報技術も学べるでしょう。

・Webクリエイター能力認定試験
HTML、CSSなどの知識も出てきます。
コーディングを担当するデザイナーが取得しておきたい資格です。

・Photoshopクリエイター能力認定試験
ソフトを使った実技があり、制作のスキルや知識も問われます。
スタンダードコースは基礎的な内容が出題されますが、エキスパートコースは創造性が試されます。

・Illustratorクリエイター能力認定試験
ソフトを使いこなす技術と、制作のスキル・知識が試されます。
Photoshop試験と同じく、スタンダードとエキスパートの2つのコースがあります。


他にも様々な試験や検定があるでしょう。
これから勉強を始める人は、資格取得を目指すのも良いですね。
学びながら実力を示す認定がもらえ、就職にも有利になると谷宜樹は思います。

WEBデザインと「SDGs」の関係とは?WEBデザインでできること

2022年06月03日 | WEBデザイン
最近テレビで「SDGs」が盛んに取り上げられていますよね。 報道番組だけでなく、バラエティでもSDGsを意識した内容になっていることが多くなりました。 例えばクイズ番組では、SDGsについてどんな問題があるのか、どのような行動がSDGsにつながるのかが出題されています。 谷宜樹が属しているWEBデザイン業界でも、SDGsについて考えるべきだと提言され始めました。 今回は、WEBデザインにおけるSDGsのあり方について解説していきましょう。 ■「SDGs」とは?世界の目標 「今更人に聞けない・・・」と分かっているふりをしている人がいるかもしれませんが、「SDGs」とは何でしょうか。 これは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことをいいます。 持続可能な、を英語で言うと「Sustainable」です。 企業サイトでも、よく「サスティナブルな活動」とか「サスティナブルな材料を使った製品」などと言っていますよね。 「今後も私たちの世界が続いていくために、今地球上にある様々な問題を、世界中の国が一緒に解決していきましょう」というテーマのもと、私たち人間一人ひとりが持つべき目標を「SDGs」としているのです。 ■どんな目標があるの? SDGsには、17の目標が設定されています。 貧困や飢餓をなくし、適切な医療や教育を全ての人に届けること。 また、ジェンダーによる差別がないこと、人種や国によって不平等がないことなどが挙げられています。 他にも、企業や先進国が自然環境の保全に責任を持つことなども目標になっているでしょう。 これまで各分野で問題提起されていたことを、世界の目標としてまとめたのが「SDGs」です。 ■WEBデザインでできることは? 谷宜樹のWEBデザイン業界も、SDGsについて考えなければならないことがあります。 例えば、ネットの使用によって排出されるCO2は全体の約3.8%といわれています。 また、国によってコンテンツを自由に使えなかったり、安心のためのサービスが利用できなかったりするでしょう。 これらの問題を解決するために、WEBデザイナーもやれることがあるはずです。 ■「サステナブルWEBデザイン」とは? SDGsに取り組み始めたWEBデザイン業界。 次のようなものが目標達成に貢献できると考えられています。 ・デザインの少ない設計 WEBページに使うデザインが少ない方が、SO2の排出量も少なくなります。 必要最低限のデザインにすることがSDGsになるでしょう。 ・必要な情報のみを選択する ユーザーにとって無駄な情報は、世界全体にとっても無駄なものだと思います。 役に立たないコンテンツであふれないように、マーケティングを意識したWEBデザインをするべきです。 他にも様々なことが考えられています。 興味がある人は調べてみてくださいね。 WEBデザインもSDGsを意識する時代です。 これから勉強を始める人は、新しい世界に合わせたWEBデザインを学んでいってくださいね。