これまでWEBデザインの概要や、WEBデザイナーの働き方について簡単に解説してきました。
今回からは、より実践的なお話をしていきたいと谷宜樹は考えています。
WEBデザインとはつまりこういうことをしているのだと、知っていただいたら嬉しいです。
今回は、WEBデザインの基本でもある文字の装飾について、谷宜樹が解説していきましょう。
■文字を装飾するとどうなる?
WEBデザインをするにあたって、文中や画像に入れる文字を装飾することはとても重要な意味を持ちます。
色やフォント、大きさによって人に与える印象が変わるというのは、初心者の方でも何となく分かっているでしょう。
最も伝えたいことをより効果的にアピールするため、多くの人の目に留まるため、より視覚的に分かりやすい説明にするために、文字の装飾が行われることがあります。
例えば、黒一色で書かれた文中に1つだけ赤い文字で書かれた単語があったら、その単語の方が目に留まりますよね。
重要なポイントだと分かったり、記憶に残りやすくなったりするでしょう。
他にも影を付ける、フォントを変える、輪郭を付けるなども、文字を目立たせる効果があります。
■どんなデザインがあるか見てみよう
画像編集ソフトなどを使っている人は、自分の持っているツールがどんな文字を作れるか試してみると良いでしょう。
今回は、一般的によく使われるものを谷宜樹が紹介します。
・文字の色を変える
タイトルや1つの単語を同じ色にする方法と、1つの文の中に色を混ぜる方法があります。
例えば「誕生日おめでとう」という文を装飾してみましょう。
一文全てを赤い色にした場合と、赤と白を交互に配色した場合では印象が違いますよね。
前者はメッセージを強調させるイメージに、後者はよりポップにおめでたいイメージになるでしょう。
・輪郭をつける
文字を囲んだ線をつけることです。
また、この線だけ残して内側の色を塗らない設定にすると「袋文字」になります。
白黒のページでも文字を強調することができ、カラーにするよりも統一感が出ます。
・影をつける
より立体的に見える装飾です。
影の向きや長さを変えることもできます。
ただし、影の位置はページ内で統一しないと違和感が生まれるので注意しましょう。
・先端にアクセントを持たせる
文字の「とめ」「はね」「はらい」などに丸い点をつけたり、うずまきのような模様をつけたりすると遊び心のある印象になります。
角が丸い「丸ゴシック体」というフォントの場合に使うと良いですね。
文字装飾は、他にもたくさんの種類があります。
お使いのツールを色々いじってみて、どんな印象を与えられそうか調べてみてくださいね。