著者 : 西森まさし
歴史研究家 昭和28年高知県吾川郡仁淀川町生まれ 立命館大学経済学部卒業
戦いに敗れた国は武器を取り上げられる。日本も戦いに敗れ武器を取り上げられた。日本人は、占領軍の統治の下で、戦力も持たず戦うことも放棄するという憲法9条を与えられた。
さらに、日本人の安全と生存を「諸国民」にゆだねるという、奴隷宣言にも似た驚くべき決意表明を憲法の前文に入れてしまった。
何があったというのか。白人支配の世界秩序に異議を唱えた誇り高き日本人はいったいどこへ消えてしまったのか。
国土を焼き尽くされ全てを失った敗戦のショックは想像を絶するものであった。戦力を持たず自分を守る戦いすら放棄し、自分たちの安全と生存を「諸国民」にゆだねるというのだ。
この憲法を国民は平和憲法と呼んでいる。しかし、これは奴隷憲法と呼ぶべきものである。
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