被害者が少なくなったようだ。そういう意味では「不況でよかった。」というべきか。
残念だったね、仕掛けた人たち。
去年ルマンに出て、メディアに取り上げてもらって、これからせっせと金集めだったのにね。
え?ここに出てこない金?!
>東海大工学部チームが、今年の挑戦を断念したことが20日、分かった。
車の改修費や渡仏費などで約1億1000万円必要だったが、約500万円しか集まらなかった。
世界的な景気悪化で、自動車メーカーなどが減産や人員削減を加速させる中、自動車関連企業などから資金援助を得られなかったためだという。
同チームは01年から、日産のルマン・チームを率いた林義正・工学部教授の指揮のもと、レース車「LC70 YGK」の製作に取り組んできた。昨年の初参戦では、スタートから約19時間後の186周目で無念のリタイア。
学生たちは、今年のルマンでの完走を目指して、車体の軽量化や空気抵抗を減らすため、夜遅くまで研究に励んでいた。林教授は「ルマンで走った時のデータも豊富にあり、今度は完走して20位以内に入る自信があった」という。
ルマン参戦のため、自動車関連企業や卒業生らから援助金を集めてきた「参戦援助金委員会」の委員長を務めた内田裕久・工学部長は「企業の経営状況が悪い中、ルマン挑戦に理解を得るのは厳しく、どうにもならなかった」と話す。
初出場後は、協力を申し出る企業もあったが、急激に景気が悪化した昨年末以降、支援企業が集まらなくなった。それでも年末に、2社から、それぞれ5000万円の資金援助の申し出があったが、先週になって、経営状況の悪化を理由に断られたという。
出場申し込み期限を3日後に控えた19日、林教授が「今年のルマンは断念せざるを得なくなった。レースはルマンだけではない」と説明すると、学生たちは「なんとかならないのか」と、涙を流したという。林教授は「ルマン挑戦は教育の一環でもあり、資金不足での断念は悔しい」と話す。(1/21 読売新聞)
>だが容赦ない自動車不況の波にのまれた。昨年得た約1億円のスポンサー料はメーンとなる3社で8割を占めた。うち、今年も協力の内諾を得ているのは1社のみ。残り2割は約40社からの支援を受けたが、その半数以上が自動車関連。状況は非常に厳しい。
「設計図も部品の見積もりも仕上がっている。だけど発注できるお金がない」と千應山(ちおやま)恵太マネジャー(大学院1年)。マシン自体の進展は昨年よりスムーズなだけに、「本当に歯がゆい」と悔しそうだ。
生きた工学を学ばせたいと言う林教授が、そのゴールと位置づけるル・マン。教授は「出られれば今年は完走だけでなく20位以内に入る自信がある」と言う。二十一日と目前に迫るエントリー期限に向け、「どうか学生の夢に協力してほしい」と訴える。(1/9 カナロコ)
【関連】東海大学 ル・マン参戦
一番下の7億円というのが生々しい。
1億円でいいんじゃねーか!「夢を語れば金が集まる!」のですね。