震災により数十万台が被災し、電車やバスなどのインフラは寸断されている地域が多い。
=すぐにでも車が必要な人が突然、数十万人発生!
また、新車は1ヶ月生産されず、まだ50%の稼働率にもなっていない。
→需要と供給が大きく崩れる
→相場がどんどん上がる
特に維持費が抑えられる軽は、この先の仕事を含めた生活が読めない被災者の方に需要があります。
お乗りのあなた!売るなら今がチャンスですよ。
と、いつも書いていることに照らし合わせれば、想定済みのことですので、
読者のみなさまには、改めて記事にすることでもないのですが、
報道ステーションで取り上げられたら書かないとね。
>東日本大震災の被災地で、中古車の需要が急激に高まって品薄となり、値段も高騰している。
大津波で被災した車は、青森、岩手、宮城、福島の4県で合わせて41万台という試算もある。
そういった状況のなか、生活再建の一歩として、中古車を買い求める人々が殺到しているのだ。
特に軽自動車は、人口10万人未満の都市では保管場所の届けを出す必要がなく、車検付きであればすぐに乗れるため、人気が集まり、価格は軒並み高騰している。
住宅や車のローンを抱えたまま被災した人も多く、販売価格の上昇は重い負担となっていて、被災地では今、多くの人々が安定した車の供給を待ち望んでいる。
(4/19 報道ステーション)
>町の大半が津波で流された宮城県南三陸町のスズキ販売店の堀内孝広社長は「早く乗れるナンバーが付いている軽を買いたい人が増えている」と話す。中古車のネットオークション市場を開設するオークネットによると、「震災後から東北地方の会員業者の落札が前年の1・6倍に達し、軽が取り合いになっている」という。(読売新聞)
>津波で車を流された宮城県の被災者たちが県境を越え、山形県に中古車を買いに来ている。
仙台市若林区の運送業原田陽一さんは、従業員の通勤用の車を探しに来た。津波で会社のトラックや従業員の車が計20台以上流された。
従業員の通勤手段がなくなったため、宮城県で中古車を探したが、普段の相場より20~30万円高値だったため、山形に足を延ばしたという。「古くてもいい。とにかく動いて安い車がほしい」と会場を歩き回っていた。
売れ筋は30万円以下の軽で、すぐに乗れる車検付きが特に人気だ。
4月初めにこうした条件の在庫案内をインターネットに載せたところ、数日で売り切れ、いまでも1日5件ほど「同じような車はないか」と電話がある。多くは宮城県からで、「20台ほど用意できないか」という問い合わせもあったという。
一方で、特需に戸惑っている中古車店もある。業者向けのオークションでは軽が通常の倍近い価格になったり、これまでなら売れないような車に20万円近い値がついたりすることもあるという。ある業者は「高値で買うと、売れなかったときが怖い。仕入れに慎重にならざるをえず、客の注文に応えられない状態が続いている」と話す。(朝日新聞)
販売価格が上がっているのは、便乗ではないですよ。
仕入れが2割3割、5割UPになってたりするのです。
在庫のある車屋さんは、せっせと関東の業者向けオークションに出品するのさ。
(お客様に売るより、高く売れるもの)
=西日本も品薄、相場は高値に
=全国で、ユーザーからの買取りも高値を付けてでも買う状態に
(とにかく玉がないと商売にならない)
=いつも書いているように、間でぼったくっているわけではないのです
消費者のみなさま「価格上昇、品薄って、田舎で車がないと大変よね。」と思われたら、
相場安定の為に、被災者支援と思って、じゃんじゃん手放してくださいね~。
数ヶ月前に買ったばかりという方も、上のような状態ですから、
買った値段よりも高く売れるかもしれませんので、ぜひご検討ください。
4/22追記
>首都圏の中古車オークションでは、車検が1年残っている平成13年式のスズキ「ワゴンR」が、13万円で落札された。
震災以前なら約6万円で2倍以上の価格だ。「軽は買い取り価格が震災前の5割増しが当たり前の状況」(都内の中古車販売店)という。
こうした値上がりは、被災地の販売店や購入者に大きな負担を強いる。
港湾が被災して船便輸送が使えず、搬送費も約2割上昇している。
販売店としては、仕入れ価格の上昇分を価格に転嫁したいところだが、被災者の経済負担を考え、「震災前に30万だった軽を35万円に上げる程度にとどめざるを得ない」という中古車大手もある。(産経新聞)
中古車業界も、ぼったくっているどころか、支援の為に利益を削っております。
(パンやお菓子などの食品業界のように、タダにはできないのですが。)
皆様のご理解をお願いするとともに、ぜひぜひじゃんじゃん手放してください。