去年、トヨタが新ブランドレクサスをスタートさせたのが8月末。
あらゆるコネを使ってメディアに報道させ、宣伝をしていたが、
「05年末までに2万台」の目標に対して、半分の1万293台という大惨敗。
そこで、異例の目標削減(3万台)で望んでいる今年なのですが、7月末までで1万台ちょっとと大惨敗です。
かろうじて助かっているのが、3月に発売されたGSのハイブリッド。
毎月コンスタントに500台くらい売れています。
(現ラインアップの中では一番高いのに一番売れています。
しかも、GS450hの目標台数は超控えめの月150台だから、すごく数字的に助けてるね。)
そんなこんなで1周年を過ぎたのですが、
1年前のオープン時と比べると、ほとんどメディアの報道がないですよね?
理由は簡単、来週発売開始のLSが予約だけで今年の生産台数1万台を越える台数を受注しているから。
つまり、このままのペースでGS、IS、SCが売れれば、
LSの1万台超を足すと今年のレクサスの目標(3万台)は達成することが確実になったのです。
だから、今メディアが叩くとトヨタのご機嫌をそこねることになってしまう訳だ。
(というか、1周年で取り上げる話題が、マイナス材料しかないのです。)
そんな1周年の現状を、あえて言うと危機的な状況は変わらない。
LSはセルシオだ。年に2万~3万台はコンスタントに売ってきた一つのブランドだ。
(年間1500億円を売り上げる、超優良顧客を持つセルシオブランドだ。)
その新型なのだから、半年で1万台、年2万台売るのは当然なのだ。
しかも、LSまでのつなぎでGSを買っているお客もいるし。(GSの中古車が出てきますよ。)
つまり、トヨタの中でぐるぐるお客を回しているだけで、「目標台数達成も何も。」って感じ・・・。
相変わらず、本当は来て欲しい輸入車からの乗り換えは数パーセント。
メーカーはいい。
トヨタ車から、100万上乗せしたレクサス車に乗り換えてくれるだけで、利益拡大だから。
(それに、値引き¥0だからそれだけで数十万円利益確保!)
お客はいつまで許してくれかな。
レクサス店の営業は、一番安いISを売ってボーナス15万、店舗には75万の儲けだって。ちょっと取りすぎ?
ま、日本自体が富裕層と平民に分かれてきているので、
富裕層狙いのディーラー、だから値引き¥0、おもてなし重視、というのは正解ですよね。
当社は、中流狙い、かな?