日産は営業活動の平準化を推進するため、新しいシステムを開発した。
今年初めから全国の販売会社に、整備関連業務を平準化するためのシステム「i-PORT」を導入している。
平準化とは、毎月、月末に集中しがちだった整備の受注件数を、意識的に均等に振り向け、毎日の仕事量をほぼ一定にすること。
その方が工場の混雑も少なく、きっちりと仕事がこなせるし、急な依頼にも柔軟に対応できる。
決まった時間内に整備を完了できるから、約束した時間通りに車を引き渡せる。
東京日産では「i-PORTを使った整備入庫の平準化で、点検の車を顧客に引き渡すまでの日数が従来の3~4日から2~2.5日にまで早まるといった効果が出始めた。」と明かす。
従来は、毎月の営業目標を月の後半になってから焦って達成しようとしたため、月末に受注が集中していた。
営業担当者が工場の空き具合を確認せず、顧客に言われるまま整備を受注してきてしまうケースも。
その結果、月末は整備入庫が集中してしまい、時には店舗の駐車場に車を停め切れない日まであったという。
幹線道路に面し、もともと整備入庫の件数が多い谷○店は、駐車場の出入り口が1カ所しかなく、整備が立て込むと駐車場に車があふれかえって身動きが取れなくなり、車を駐車場の中で移動させるだけで時間がかかっていた。
当然、約束した日時までに整備が完了せず、顧客に迷惑をかけていた。
だって・・・。
「まだこんなことやってるの?」って、他業界の経営者に笑われますよ。
「これまでは、お客のことなんて何も考えてなかったんです。」ってことを暴露しちゃっていいんですかね?
お客さんの言いなりで仕事をするなんて三流なこと、他業界でやってたらほんと笑われますよ。
(さらに社員が、数字合わせで仕事を取ってきて、状況を悪化させ結果お客様に迷惑をかけるなんて、バカ。)
システムなんて要らない、
単に営業が月間通して、年間通して、数字追求していればいいのです。
点検や車検の入庫予定があれば、どんどん声を掛けて入庫促進すればいいだけ。
それを放っておくから、お客は自分の都合のいい週末や月末に予定を入れようとするのだ。
弊社ではさらに進んで、年間の平準化を試みている。
つまり、放っておけば2~3月に集中する乗換えを平準化しようということです。
業界の数字を見ると、3月の登録台数は2月の約1.5倍、毎年販売台数が伸びない8月の約2倍になります。
ということは、何も考えず店舗運営していると、8月は暇で、3月はめちゃ忙しくなるのは当たり前。
これを、8月を増やし、3月を減らし、平準化しようという試みです。
上の日産の整備事情でも分かるように、集中すると結局しわ寄せはお客様に行くのです。
ということは、平準化はお客様の為になるのです。
具体的には、年度末乗り換え予定のお客様を1ヶ月~1.5ヶ月前後にずらす。
6~12月の新車情報は積極的に告知する。
七夕など、業界で普通やっていない時期にキャンペーンを打つ。
などなどにより、平準化をしかけています。
そうすることで、経費削減になりお客様の車輌価格を下げることが可能になるのです。
(例えば、何も考えていないと工場のキャパも、営業のキャパも
ピークの3月に合わせなければならない為、8月は半分の経費、人員はムダになります。
平準化すれば、そのムダを省けるのです。零細企業でも、このコストは大きいですから。)
ましてや大企業のディーラーさんとなると、年間のムダはどれだけになるか。
(整備の月間単位の平準化だけで、こんな記事になるくらいなのだから。)
もうちょっと考えて仕事しましょうよ。
(お客様のこと、業界のこと)協力しますよ。