中古車のネットショップCIA

自社登録よろ

>ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は、25日の決算発表会見で「シェアトップをとるため、自社登録などの手を使うなど、無駄なことは一切考えていない」と述べ、販売正常化を目指す考えを明らかにした。
ダイハツは06年度の軽自動車販売でシェアトップとなったものの、このために自社登録を急増させ、市場は乱れていると指摘されている。
箕浦社長は「軽自動車は各社強化しており、競争相手も多く激戦となっている。」と、乱売となっている市場に懸念を示した。
その上で、今後は「実販売を増やして収益を出すことを目標にする。あくまでシェアは後からついてくるもの。」とこれまでの姿勢から一転する構え。(レスポンス)

いや~、ビックリしました。

営業利益が11.8%増の543億円(販売台数132万台)とダイハツ過去最高だったのに、
絶不調のニッサンの営業利益(前期比10.9%減の7769億円、販売台数348万台)と比べると桁が違うということ。

やっぱり軽は儲からないのですね。

なのに、「今期を逃すと、もうないかもしれない。」と思ったのか思わなかったのか、
1位を獲らないと!とダイハツは自社登録乱発をしてシェア1位に何とかなれた
というのが読み取れます。

あ、一応解説をしておきますと、自社登録というのは販売店(ディーラー)でナンバーを付けて置いておくということです。
そうすると、お客さんに売ったのか、自社登録で試乗車にしたのかなど関係なくカウントはされるので、シェア争いの数字になる訳です。

そういう車が、販売店に何十台も置いていてもしょうがないので、世間で『新古車』といわれる中古車として出入り業者や、ディーラー系中古車販売店で売られるのです。

普通に考えるとメーカーとしては、中古車として売られるよりは新車として売ってもらうほうが儲かる
と思うのですが、そうではないところが裏の世界。(僕もよく分かりません。)

我々中古車業界としては、上質な中古車が沸いてくる訳ですから大歓迎なのですが、今後は減るのかなぁ。

ダイハツも、スズキも最近敏感ですからね~。
「軽自動車売れ過ぎ!」という、軽を作っていないメーカーの声に。
この声が大きくなるとどうなるか?

そう、軽の増税です。

自動車税が7,200円(リッターカー29,500円)など、比べると格安になっているから、軽にシェアを奪われているのだ
と元経団連の会長とかが言い出すと、あっという間に議員さんが動くことは間違いないでしょう。
そして数年で増税決定になれば軽のシェアはどれくらいになるか想像もつきません。

だから「今期を逃すと、もうないかもしれない。」という焦りに06年度ダイハツさんは駆られたのかも。

つまり、中古車業界としても、一般消費者としても、
目先を考えると新古車があふれるのはいいことなのだが、
長期的に考えると悪いことになる可能性が高いのだ。

とりあえず、自社登録を減らしましょうか 各ディーラーさん。

みなさま、ダイハツの新古車は台数あふれている=値崩れしているみたいですよ~!

検討されている方、うちでも買えますよ。
(保証もディーラーのが新車のように付いているし、遠方の方もぜひどうぞ)

HOME業界情報自社登録よろ

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「業界情報」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事