「値引き!値引き!」「もっと安く!」と、消費者が声を大きくしているような空気があります。
(車業界に限りません。)
それを煽るかのような作戦に出ているスーパー、家電量販店などの小売業者。
いいんですか?
適正価格なのですか?
仕入れを叩いているのではないですか?
派遣切りとか言って、派遣会社ではなく派遣先の大企業をいじめていたマスコミ。いいんですか?
ほら、海外にどんどん逃げていくよ。
一度出て行ったらなかなか戻ってこないよ。
「へー、原価が3割も削減出来るんだ~!だったら、もっと早くタイに行ってたら良かったのに。
そしたらもっと安くマーチ買えたのに。」なんて恐ろしい事を言う人は居ないでしょう。
家電メーカーが怖いよね。
ビックカメラがあんな状態で、ヤマダの独壇場でしょ。
で、どんどん力を持って、メーカーに圧力かけたら・・・。
みなさん、ヤマダ以外で買いましょう。
携帯はドコモ以外で。
車はトヨタ、ダイハツ、スバル以外で。(ウソ。欲しいと思った車に乗ってください。)
>日産自動車は業績の悪化を受け、収益改善に向けたリストラに乗り出す。主力小型車「マーチ」の生産をタイに全面移管して原価を3割削減、円高を活用して日本に輸入する。
今後5年間の新型車開発件数も2割削減、来年度の役員報酬も大幅に減らす方針だ。
日本車メーカーで主力量販車の生産を海外に全面移管するのは初めて。
1ドル=90円前後の円高と世界的な販売不振を背景に、事業構造を抜本的に転換する。
日産は現在マーチを追浜工場で全量生産して国内専用車として年4万7000台程度販売している。10年の全面改良に合わせて国内生産を打ち切り、日本での販売分は全量タイから輸入する。
自動車業界では一部車種を海外から輸入するケースはあったが、主力量販車の全面移管は例がない。(09/1/16 日経ネット)>日産自動車は20日、平成21年度から22年度にかけて年13万台分の自動車生産と年12万基の基幹部品(エンジン、変速機など)の生産を国内から海外に移管する方針を明らかにした。
第1弾として小型乗用車の中東向け生産の一部をメキシコに移管する。
日産をはじめ国内の自動車メーカーは急激な円高で輸出による採算が急激に悪化。今後も現在の為替水準が続けば、各自動車メーカーに同様の動きが広がる可能性があり、国内製造業の空洞化も懸念される。
「金融危機、景気後退、円高の“三重苦”に直面しており、特に日系メーカーは円高に対応しなければならない」。カルロス・ゴーン社長も認めるように、日産は世界的な新車販売の急減に加え、急激な円高で収益が下ぶれ。対ドルで1円の円高が年125億円の営業利益押し下げにつながるだけに、昨年10月時点と比べた為替差損は609億円に上っている。
中東向け輸出も円高の影響を受ける。もともと利幅の薄い小型車を円高下で日本から輸出すると大幅なコスト高になり、「もうけがほとんど出ない」(関係者)。すでに小型車「ティーダ」などの日本からの供給を止めた。
生産移管が有力なティーダは国内では追浜工場(神奈川県)で、海外でもメキシコ、中国などで生産している。今回は追浜での生産分のうち、中東向けをメキシコ工場へ移管する。
国内外での新車販売の急減を受け、日産の今期の国内生産台数は前期比16%減の106万台にとどまる見通し。来期は生産移管で一段の減少も見込まれるが、将来的に追浜工場は電気自動車の生産拠点とする公算が大きい。
円高への「企業防衛」を進めるのは日産だけではない。ホンダも円高の影響を受けて寄居新工場(埼玉県)の稼働時期を当初計画から1年以上延期した。福井威夫社長は「1ドル=90円という為替水準が続けば、延期どころか将来投資の全面見直しも必要。そうなれば国内での生産量は大きく減り、やがて日本の輸出産業は滅びる」と危機感をあらわにしている。(2/20 産経新聞)