「お持ち帰りで。」ファーストフード店で聞いたなら、記事に書くことではない。
なぜなら当たり前だから。
昨日この言葉を聞いたのは、違った。某ディーラー。
僕はお客様の車の定期点検のために、ディーラーに車を持ち込んで待っていた。
と、そこへおばさまが。
「いらっしゃいませ。」営業がすぐかけよる。
A「これください。」
営業「ありがとうございます。こちらのお車、人気があるんですよ。お客様、試乗はされましたか?」
A「別に何でもいいのよ。ちゃんと走るでしょ。」
営業「はぁ・・・もちろんですが。」
A「じゃ、いくら?」
営業「では、見積もりを出しますので、中でお待ちください。」
ここまでは、店頭の展示車のそばでの会話。商談テーブルに座るA様。
アンケートを渡されるが、書く気配がない。
営業マンは見積もりを出すために奥へ。
しばらくして、見積もりとカタログを手にA様のいる商談テーブルへ。
「お待たせしました。~で、総額○○円になります。」
A「はい。」(おもむろに、カバンから現金を出す。)
営業「お、お客様、お申し込み頂けるということでよろしいのでしょうか?」
(営業マン、明らかに動揺してるよ。)
A「ええ、お持ち帰りで。」
営業「お、お、お持ち帰りでございますか!?」
A「そう、早くして。」
営業「し、少々お待ちください。」(奥へ。)
どうする?どうすんのよ営業マン?!
つづく