スタッフの一人が引越しをしたのですが、その子と話をしていたら、
「引越しって、結構お金がかかるのですね。それにしても保証金とか敷金ってほんとに返ってこないんですね。」
と言ったことがきっかけで、
「え、いくらかかったの?」
「20万ちょっとの半分くらいは返ってくるかな、と思っていたのですけど4万しか返ってこなかったんです。」
「まじで!?請求書見せてみな。」
見てみると、『室内クリーニング』となっている。
彼は2年弱しか住んでなかったし、結構綺麗にしていたのを知っていたので、これはありえない。
まだあるんですね。
約10年前に国がガイドラインを出して、マシになってきたのだと思っていたのですが、賃貸業界変わってないですね。
国土交通省のガイドライン
また、
第10条 民法、商法その他の法律の公の秩序に関しない規定の適用による場合に比し、消費者の権限を制限し、又は消費者の義務を加重する消費者契約の条項であって、民法第1条第2項に規定する基本原則に反して消費者の利益を一方的に害するものは無効とする。
のもあり、賃借契約書に書いてある借主に不利になるような細かいことも関係なくなるのだ。
ということで、スタッフに代わり家主と交渉開始。
「クリーニングってどういう内容ですか?」
家主「原状回復に必要なクリーニングです。」
「うちの知り合いに聞いたら、6万くらいでやるって言ってたのですが、高くないですか?」
家主「色々補修も必要なので」
キタ~!
「国交省の原状回復のガイドラインはご存知ですよね?補修は必要なかったはずですから、言われる補修、つまりクリーニング以外は家主さんの負担では?」
家主「では、クリーニング代だけで。これは、次入られる方の為に必要ですから。」
またキタ~!
「家主さん、次入られる方の為にするクリーニングは、原状回復の為のクリーニングじゃないですよね。それは家主さんの負担では?」
家主「わかりました。全額お返しします。」
一週間くらいのやりとりを超簡単にまとめるとこんな感じでした。
スタッフは大喜び
よかった、よかった。引越し予定の方は参考にしてくださいませ。
クルマ業界も一般の方からすると、こんな感じの不透明な部分ってあるのかな?
そんな時には、なんでも当社にご相談ください。C.I.A. お車情報局
この前も「新車をディーラーから買ったのですが、
トリップの電源が抜かれていたのです。何キロ走ったのか分かりません。こういうことってあるのでしょうか?」
というご質問がありました。
答えは「あります。」
走行距離を異常に気にされてしまうからでしょうか、
納車の時に20キロくらいまでになっているように、納車前まで抜いておくらしいです。
(工場内とか、ディーラーの敷地内とか、結構走るんですよね。
作った工場、メーカー系ディーラーならそれくらいの作業は簡単ですから。)
「新車、未使用とはっきりわかるくらいクルマがピカピカだったのなら、許してあげればいかがでしょうか」
と言うことでその方は納まりました。
でも、そうならない新車の相談はありますね。それはまたの機会に。