Cats & Caterpillar 9ページ目

　7ページ目にもあるように　
ここ数年で、猫を飼う環境が変わって来た過程で、
残念ながら主人公の元を去った猫達もいます。

　ハルマとシイの2匹が
それぞれいなくなった理由は、
話が進む中で明らかになるかもしれません。
ひょっとしたら行方さえも。

　しかし、人間に転職の権利あり、
ブラック企業を辞める権利あり、

　猫だって自ら飼ってもらいたい人を探す自由も、
ブラック家庭から逃げ出す自由もあるのでは？

　主人公については、
第1話で猫達の事を「正社員」と呼んでいるので、
この点について自らの経験とも照らし合わせ、
更に突っ込んだ意見が描かれる事もあるかもしれませんが、
それはまた別の機会に。
　

Cats & Caterpillar 8ページ目

さあ、寒い夜のお楽しみ。
何だかんだ言って、ここだけ見れば
主人公はとっても幸せ者に見えるのですが。

Cats & Caterpillar 7ページ目

　猫って、寒いのがイヤだと思われるのに、
その一方で、外は寒かろうが何が何でも
出て行きたがる事ってありませんか？

　まあ、現在は室内飼いのオススメレベルが
「奨励」から「ほぼ強制」になって来ているので、
現在0～5歳前後の猫ちゃん達がいる家では、
「最初っから家の中にしかいた事が無いから分からない」と
いう方が多いかもしれません。

　主人公の家はド田舎なので、
①「室内飼いは当たり前」（若い世代・猫嫌いの人）
②「外猫が（も）いる」（昭和前～中期に生まれた人）
③「外に出たがる時は、トイレは済ませてから、人目に付かない時間帯に出す事もある」（主人公）

など、様々な家庭・考えの人達がいるようです。

　主人公は②の時もありましたが、色々あって①も止む無しとなりつつあります。

Cats & Caterpillar 6ページ目

　2020年現在なら、
不倫は「やった者」が一方的にブッ叩かれますが、
（今日の時点で少なくとも2名はいますよね？）
主人公の頭の中の時代は20世紀末です。

　かの「失楽園ブーム」の少し後なので、
何も不倫相手同士で心中するまでの事は無いんじゃない？
ダメになっちゃった夫婦はササッとリコンして、
新しい相手と再婚した方が建設的なんじゃない？

…とかいう考えも出て来ていたのです。

　中には、積極的に既婚相手を奪い取り、
「結婚したらこっちの勝ち」
なーんて事もあった訳で。

「弾き出された者は潔く身を引け！」
「配偶者の地位に執着するのは誠もって見苦しい！！」

という、急進的意見もございました。

　現在おしどり夫婦だと思われていて、
いいお父さん・良妻賢母の印象がある
タレント・政治家夫婦の中にも
そーゆー経緯で結ばれ、
何食わぬ顔でいる人達がいるのです。

　結婚で上昇運に乗る人あり、
これ以上の転落が止まる人あり、
けれども主人公は
ここからが地獄の始まりなのでした。

　この事件の詳細は、また後に出て来るかもしれません。

Cats & Caterpillar 5ページ目

　ちょっと憧れて、軽ーく「お嫁さん になれたらいーな 」的な妄想してただけの相手なのに、
そんだけでこんな事件に巻き込まれるんじゃ、
割が合わんでナー！！！！
――とか思いません？！