昔、ミモザの物語を読んで。
ある村に賢者がいました。
賢者はとても優しくもあり、村人の為に精一杯を尽くします。村人は賢者の行いを喜び、賢者はそれが嬉しくて。
いつからか、
村人は賢者の行いを責め始めました。
賢者の至らない点を改め、より良く村人に尽くして欲しかったので。
賢者は、
もう以前の様に、自分が村人を幸せにする事も、村人が自分を幸せにしてくれる事も無い。そう思い村を出ました。
残された村人は、
同じ過ちを繰り返さない様に、賢者の好きだったミモザの花を玄関に飾ります。
この気持ちが賢者に伝わる事を願って。
⬛︎ 感想
私は、賢者が去ってしまう事が、とても怖いです。
賢者はどうすれば喜んでくれるのか...。
賢者の幸せは何なのか...。
ただ、間違いなく言える事は、
私は村人としてこの物語を思い出せている事です。