七つの会議。原作:池井戸潤、主演:野村萬斎の映画。中堅電機メーカーの不祥事を描いた企業犯罪エンタテイメント。ミステリ要素もあって面白かった。ドーナツの絡み具合も絶妙でよかった。原島課長とドーナツの子の平凡コンビが好き。こってりとアクの強い登場人物たちのなかで、この普通っぽさがいい。
こういう偽装やら不祥事やらって世間ではきっと山のようにあるんでしょうね。明らかになるものもあれば、明らかにならずに終わるものもある。そして八角の言うとおり絶対になくならないものなんだろうな。子供のころは不祥事のニュースを見て「ひどい!」とか思ってたけど、社会人になってみると別に驚きもしなくなって…いろいろ見てきたからねぇ…。
東京建電の場合は親会社の横暴と過剰なノルマが元凶かな。偽装も隠蔽も誰かのせいというより体質なんだというのがわかる。それにしても親会社ってどこも横暴なものなんでしょうかね。うちも……おや、誰か来たようだ。