celtis

日々思うことを

李白 静夜の思ひ

2023-01-05 23:08:00 | 日記
牀前月光を看る 

疑ふらくは是れ地上の霜かと 

頭を挙げて山月を望み 

頭を低れて故郷を思ふ


月を観ていてこの詩を思い出したのです
おそらく李白は流離の旅の途上
寄寓した知人の家からの心象風景を歌ったのでしょう

いま僕は新たな礎をこの地に定めつつあるけれど
それでもやはり
冴えざえとした月光は
人の心に銀の針を差し込んでくるようです

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆら)
2023-01-06 19:59:37
氷月
野歩きの果て
ここに立つ
返信する

コメントを投稿