celtis

日々思うことを

Tide Pool

2022-06-20 21:34:00 | 日記
20代の頃に
高田敏子さんの講演を聞いたことがある
詩と生活のようなテーマだったと思うけれど
少しは詩心があるとチヤホヤされていた頃だったので
随分高い位置からものを言う人だと感じたものでした

それから数十年して
再び出会った詩を読んで
あれは強くて脆い彼女の鎧だったのか
と思うようになり
そのきっかけかな?
高田さんの言葉に

私たちの毎日は、心配ごとや疲れること、悲しい思い

をすることがずいぶん多い。でもなお生きつづけていられるのは何かしら、と思うのだ。それは日常の草むらにかくれている小さな歓び、自然の優しさ、そして、ひそやかな愛の息づきなのではないだろうか。私はそれらをテーマにしたいと思った
とあり


タイドプールを見ていて
(いくら見ていても飽きない)
ふと思ったのです
ここにも
小さな歓び、自然の優しさが
あるのだろう
満潮になれば隠れてしまうタイドプールは
やがて潮が引けば
また新たな営みが始まる
去るものもあれば
訪れるものもある
小さな宇宙
そこにはたしかにひそかな愛の息づかいがあります








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1 コメント

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Unknown (ゆら)
2022-06-22 23:44:43
悠久の
時が刻みし
岩礁に
寄する泡波
満ち満ちる生命

波ひきて
続く潮溜まり
ぴょんぴょんと
はしゃぐ心に
時を忘れて
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