鶴城夢芸帖

ゲームやらおもちゃやら日々の出来事やらを思いついたまま書く。その名は「鶴城夢芸帖(つるぎむげいちょう)」

劇場版 機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち

2005-12-03 23:35:25 | アニメ、特撮
観にいったのは11月の12日だったんですが
いまごろ書いてます、ネタがタイムリーでないのはいつものことですが。

私の感想としては充分面白かったと思います。
レビューなどをみるとよく展開が速すぎるとかいわれてますが、
それはちょっと違うんじゃないかと思います。その辺については後で書きますが。
公開前にちょっとした騒ぎになった声優交代もとくに問題なかったと思います、
そりゃ島津冴子さんのファンにとっては面白くないとは思いますけど、
作品の評価には影響しないでしょう。

で、実は私はこれをみて、TVのZガンダムをほとんど覚えていないことに気が付きました。
新作カットの部分で状況を整理してくれているので話はわかりやすいんですが、
こんな場面あったっけ?と思うような場面に限って旧作画が使われてたりして
単に自分が覚えてないだけなのだと気づかされました。
いやあ、Zガンダムってこんなに面白かったんですね。

とはいえ、前作のときのような迫力あるメカ描写はあまりありませんし、
インパクト、という面ではどうしても弱くならざるをえません
3部作の2作目なんだからつなぎを重視するのでそこのところはしょうがないですね。

やっぱりキャラクターが魅力的に描かれてるのがいいですねえ。
とりあえずノーマルスーツの前をはだけたエマさんとファがたまりません。
そりゃヘンケン艦長じゃなくっても覗き込みたくなりますよ(お
そのほか、会議中にノートPCを見ているブライトさんが何を熱心に見てるのかと思えば、
奥さんのミライからのビデオレターだったりするところとか。
見つかって消すんですが、ヘンケン(だったかな)が別に消すことはないだろ、というところとか。
ヘンケンがエマ中尉をラーディッシュに配属してくれというのに対して
クワトロ「脈があるとは限らんぞ?」
ヘンケン「なければ作ってみせる!それが男の甲斐性ってもんだろ?なあ」
とかなんとかおじさん連中の会話が楽しいです。


さて、そんなこんなで私はかなり気に入ったのですが、どうも世間の評判はぱっとしない様子。
そもそも公開前のTVCMなども前作「星を接ぐもの」に比べるとずいぶん少ないような気もしました。
実際、観にいったのは土曜の昼なのに席は半分ぐらいあいていましたし
満員で次の次の回のチケットを買う羽目になった前作が嘘のようです。
ひょっとしたら前作の内容を期待外れとして観る人が減ってしまったのかもしれません。
まあ、SEEDのファンあたりからすればやたらとおじさんががんばってるし
戦闘シーンも割と地味だし、退屈なのかもしれませんね。


で、前述の展開が速すぎるという意見についてですが、そういうレビューではたいてい

私はTV版を観ていたからいいが、展開が速すぎてTV版をみてないとついていけないんじゃないか

というような書きかたをしているようです。
ところが私はTVの内容をよく覚えていないのですが、速すぎるとは感じませんでした。
これはなぜかと考えるに、おそらくTV版をしっているとあの場面がない
あの場面とこの場面の間はもっと時間が経ってるはずなのに、
とこういうことが気になってしまうのではないでしょうか。
全然しらないで観てると案外問題ないのに、カットされた部分を知っているだけに
その部分を知らないとついていけないと勘違いしてしまっているのではないでしょうか。

ちょっと話がそれますが、
ARIAのアニメでは原作の複数のエピソードをひとつの話に再構成しています。
私はアニメを観てから原作を読んでわかったのですが、
しかしアニメだけ観ていたときには特に物足りないとは感じなかったのです。
ところが原作を読んだ後だと「あの場面がない」「あのせりふがない」とか
と、こんな風に感じてしまいました。
Zの場合もこれと同じで、原典を知っているばかりに
カットされた部分がやたらと目に付いてしまっているのではないかと思います。

ともあれ、次で完結。「誰も知らないラスト」とやらを観るためにまた劇場に行くと思います。
例によってラストで流れた予告編を観たので楽しみです。
ていうか勢いで前売り券買っちゃったしw

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