宮川の秘境度が今ひとつ物足りなかったので,更なる清流を求めて紀伊半島の奥へ。
2時間掛けて,熊野川にたどり着きました。
水量はやや少なめですが,広い河原と手付かずの雰囲気がgoodです。
水の色が, やたらと青くて神秘的です。
とりあえず,今晩の宿を求めて,奥熊野の木魂の里野営場に到着
清流沿いの,高規格とは反対のキャンプ場です。
昨日,タープが壊れたので,テントだけの簡単設営。(実はこのテントの骨組みも怪しい)
夕食も近くの食堂で済ませ,近くのわたらせ温泉の巨大露天風呂を堪能。
きれいな星空のもと,清流からの風が心地よく,チャココ父は椅子で爆睡。
キャンプ場の朝は早い。 シンプルな朝食も,河原で食べれば悪くない。
腹ごなしに清流をお散歩。 この流れは気持ちイイ。
[とっても気持ちがいいワン!]
顔を洗いたくなるほど,気持ちのいい流れです。
熊野といえば,世界遺産の熊野古道。
せっかくなので,熊野本宮大社を詣でましょう。
嬉しいことに,ペットOKとあるけど,抱っこしろって
チャココを抱えて,この階段はつらい!
でも,看板を良く見ると,神門内は抱っことあり,階段はそのままで良かったらしい。
[早く言ってよー]
これが,神門。 この先では撮影禁止でした。
ここのシンボルは,3本足のヤタガラス。
全日本サッカーのマークは,これが起源とのことでちょっとびっくり。
今日は,カヌーをしてから家に帰らないといけないので,先を急がないと。
熊野川も面白そうですが,もっと上流に向かいます。
崩れそうな細いウネウネ道を通って,やってきたのは,瀞峡(どろきょう).
和歌山県と三重県と奈良県の3県境らしい。
[こんなところで,カヌーができるでしゅか]
急な長い階段を降ります。
おお,これは凄い!
何と,SUP軍団が,お先に楽しんでいます。
瀞峡を望む瀞ホテル。
このあたりは,2011年の台風で壊滅的な被害にあったそうで,
このホテルも,やっと今年になって営業を再開したとのこと。
チャココ号,出航準備OKですが,どこに行きましょうか?
普通なら下流に下るのですが,自転車では戻って来れそうもないので,
SUPにならって上流に漕ぎ上がることにしました。
[出発だワン!]
名物の吊橋が見えてきました。
台風では,この吊橋まで水位が上がったそうで恐ろしい。。。
流れが緩いので,何とか漕ぎ上がって行けます。
流れに負けそうなところは,カヌーを降りて上流に向かいます。
秘境ムード,満点
なぜか,ココが仁王立ち。
奇岩もあれば,
滝もあり,見所満載。
さて,カヌーで漕ぎ上がるのも,そろそろ限界か?
流れが速いので,鬼漕ぎで何とか上陸。
これより先は,ホワイトウォーターの激流なので,ここが終点。
ここまで,約2kmを2時間ほどかかりました。
上流から,名物の筏下りもあるそうですが,一回も見なかったよ。
ランチタイム
青空も出てきて,キレイです。
徒歩で上がれるのも,ここまで。
激流をバックに,チャココのハイ,ポーズ
名残惜しいけど,そろそろ戻らないと。
実は,瀞峡の最大の難点は,このジェット船。
ずっと下流から,30分おきにやってきては,大波を立てていくので厄介です。
遠くに轟音が聞こえたら,急いで退避して通過するのをしのぎます。
これさえなければ,超オススメなんだけど。
ジェット船が過ぎたあとは,静寂が戻ります。
帰りは下りなので,30分ほどでホテルまで戻ってきました。
お疲れ様でした。
[楽しかったワン]
また,ジェット船がやってきました。
ここから下流は退避するところがなさそうなので,
下るならジェット船が来ない早朝を狙うしかないのかな。
いつか,下流をずっと下ってみたいものです。
帰りは,7時間掛かって無事到着。 さすがに疲れたよー。
もうすぐ,紀州自動車道が全線開通予定とのこと。
紀伊半島は奥が深そうなので,そうしたら,また訪れてみたいものです。