農協に注文しておいた稲の苗12箱(もち米:11箱、普通米:1箱)を受け取ってきました。
直ぐに植えられるほど長く成長してしまっている稲苗だったので、この田圃だけ代掻きを先に済ませました。他の2枚の田圃の代掻きが完了したらお田植えです。
注文しておいたのは、緑化苗(植付まで2週間ほど自分で育成してから植える苗)なので1箱の単価は572円ですが、直ぐに植えられる苗だと1箱900円程になります。
この12箱分のお米を育て、収穫したものを仮に全部(籾米12袋=玄米9袋)売ったとしても7万円程にしかなりません。農地の固定資産税(1.8)、水利費(4.2)(お米を作ってなくても地目が「田」の農地に対して請求される)、苗代(0.7)、肥料代(0.5) を合計しただけで 7.2万円ですから、機械代や人件費を入れたら大赤字という実にバカバカしい世界です。「農地を持っている人々は、本当にデッカイ穴の開いた財布を持っている」というだけのことなんですね。
田畑があるから羨ましいと思っている人は、農業の現実が分かっていない相当なオタンコナスということになります。
チャンちゃんチのお米の年間消費量は僅かに30kg(1袋)です。チャンちゃんチには、親が買っておいた田植え機や脱穀機があり、何も作らないと荒れ地になってしまうから、お米を作っているというだけのことです。
つまり、農業をすること自体が、そもそもからして完全ボランティアなんですね。そう割り切って自覚しているからこそ、give & give の「チャンちゃん農場」をやっているわけです。
以上
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