帰宅時、電車の中
ヤマンバの化粧を取ったらペコちゃん
見たいな女性が座っていた。
膝までの黒いレースの羽織物に
ちょっときたない金髪、きみどりのバイザー。
光る石のネックレス、金の縁取りの
透明なバッグ。
茶色い肌に妙にマッチ。
新しい人間を見た気分。
ホームに立っていると
虫の声が聞こえてくる。
夏は朝と夜から終わっていく。
そんな気がする。
夏の終わりに見る夢
それは
通り過ぎていった一つ一つの思い出
過ぎ去ることもなく、
よみがえって来る
目をつぶる。あの人が、あの景色が
鮮明に浮かんでくる
おだやかな笑顔が、
やさしい声が、
いっぱい花の咲いた小路を
歩いて来る
あれから何年経ったのだろう
遠い、遠い白いページに残された記憶
夏の終わりに見る夢
同じ夢を見る人が
同じ夢を見てくれる人が
いつもそばにいてくれるから・・・
ヤマンバの化粧を取ったらペコちゃん
見たいな女性が座っていた。
膝までの黒いレースの羽織物に
ちょっときたない金髪、きみどりのバイザー。
光る石のネックレス、金の縁取りの
透明なバッグ。
茶色い肌に妙にマッチ。
新しい人間を見た気分。
ホームに立っていると
虫の声が聞こえてくる。
夏は朝と夜から終わっていく。
そんな気がする。
夏の終わりに見る夢
それは
通り過ぎていった一つ一つの思い出
過ぎ去ることもなく、
よみがえって来る
目をつぶる。あの人が、あの景色が
鮮明に浮かんでくる
おだやかな笑顔が、
やさしい声が、
いっぱい花の咲いた小路を
歩いて来る
あれから何年経ったのだろう
遠い、遠い白いページに残された記憶
夏の終わりに見る夢
同じ夢を見る人が
同じ夢を見てくれる人が
いつもそばにいてくれるから・・・